FAIRY TAIL〜Reverse Of Demon〜   作:暁桃源郷

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もっと長くした方がいいのかな?
進みが遅くなるのは嫌なような。


とある居候の妖精女王(ティターニア)

「聞いたぜ、ルーシィ。傭兵ギルドの南の狼のブタゴリラ二人やったんだって?」

「それ全部ナツだし、尾ひれ付きすぎだし・・・・。レイだってミラさんにジュースぶっかけちゃったんでしょ?」

「思い出させんな・・・・。ありゃ、地獄だ」

 

レイは身震いをしながら依頼板(リクエストボード)を眺める。

本日のお仕事候補の内容。

『魔法の腕輪探しに』

『呪われた杖の魔法解除(ディスペル)

『占星術で恋占い希望』

『火山の悪魔退治』

結果、本日のお仕事の内容は無いようです。

魔法の使えないレイに取ってはどれも受けることが出来ない。

レイはため息を付き席に戻る。

ルーシィも着いてきてレイのとなりに座る。

 

「・・・・・あれ?そう言えばマスターは?」

「定例会」

「定例会?」

 

マカロフが居ないことに気付いたルーシィの疑問に机に突っ伏していたレイが気怠げに起き上がりミラジェーンを見る。

そのまままた机に突っ伏しミラジェーンを指差す。

 

「面倒くさい説明はミラの所行ってください。レイさんはんなめんどいことは嫌いです」

 

レイは立ち上がり何処かに向かっていく。

一体何なのだろうか?と思いながらレイを見ているとうしろからミラジェーンがジュースを渡す。

不思議そうに見ていると「レイの奢り♪」と言って笑顔を見せる。

 

「レイのことだから私に何か丸投げしたんじゃない?例えば・・・定例会のこととか」

 

まるで最初から聞いていたかのように当てるミラジェーン。

レイがミラジェーンの事を苦手とするのはこんな所にあるわけなのだが、新人であるルーシィからすれば流石はミラジェーンとしか思わない。

ミラジェーンが光筆(ヒカリペン)(現在七十二色発売中)を『リーダス』に借り空中に文字を書き始める。

 

「まずね、魔法界で一番偉いのは政府との繋がりもある評議員の十人。魔法界における全ての秩序を守るために存在するの。犯罪を犯した魔導士をこの機関で裁く事も出来るのよ。その下に居るのがギルドマスター。評議会での決定事項などを通達したり、各地方ギルド同士の意思伝達(コミュニケーション)を円滑にしたり私たちをまとめたり・・・・。」

 

ほんとうにこんなメンバーをまとめられるのだろうか?

いや、あのマスターならできるのか、等と思いながらまた、ギルド同士の繋がりがあったことに感心しているルーシィを見ながらミラジェーンに説明を丸投げしためんどくさがりな少年は『彼氏にしたい魔導士』上位ランカーのロキと話をしていた。

 

「なぁ、ロキ」

「どうしたんだい?いつも以上に真剣な顔してるけど」

「どうやったらロキみたいにモテるかな?」

 

ロキが少し困った笑顔を見せながらうーん、と考える素振りを見せる。

しばらくして何かを思いついたのか何故かロキは相談相手のレイでなく、ミラジェーンといつの間にかいたナツとハッピーと話しているルーシィを見る。

それを見てレイも同じく四人を見る。

 

「新人のルーシィがいるね。彼女を僕が口説き落として見せるから君はその技を盗むんだ」

「わ、わかった」

 

ロキが歩き始めルーシィに一直線に向かっていく。

一切の迷いが無いロキにレイがお~、と感嘆の声をあげる。

 

「ルーシィ・・・・・。僕と愛のチームを結成しないかい?今夜二人で」

「イヤ・・・・・」

 

爽やかな笑顔を見せるロキ。

困った顔を見せるルーシィ。

端から見ればロキが無理やりルーシィをナンパしているようにしか見えないがモテたい欲がうわまっているレイにはロキに言い寄られて恥ずかしく赤面しているルーシィの幻覚でも見えているのだろうなるほどなるほど、と真剣にメモを取っている。

横でナツとグレイがゴロゴロと転がりながら殴り合っているにもかかわらずロキは更にルーシィに迫る。

 

「君って本当にキレイだよね。サングラスを通してもその美しさだ・・・・。肉眼でみたらきっと目が潰れちゃうな・・・・・。ははっ」

「潰せば」

 

ルーシィ攻略に四苦八苦するロキ。

どうしたらルーシィを口説き落とせるか考えているとジャラっという音が耳に入る。

音の正体はルーシィのベルトの腰に着いた星霊門の鍵。

それを見たロキは先ほどまでとうってかわってルーシィから距離を置く

 

「うおおっ!き、君は星霊魔導士!?」

「ウシとかカニとかいるよ」

「は、なんたる運命のいたずらだ・・・・!」

 

ハッピーの言葉にロキが踵を返して走り出す。

 

「ゴメン!僕たちここまでにしよう!」

「何か始まってたのかしら・・・・」

 

ルーシィがロキの突然の様変わりに不審がっていると次は先ほど何処かに行ってしまったレイがズカズカと足音を鳴らしながらルーシィに向かってくる。

 

「ルーシィ!!」

 

ガシッとルーシィの肩を掴みじっとルーシィの顔を見る。

ルーシィも次第に顔が赤くなり熱くなっていくのをルーシィ自身が感じていた。

レイ何も言わずにルーシィの顔に自分の顔を近付ける。

だんだんと距離がなくなりもうすぐ互いの唇が重なりあう直前だった。

しかし・・・・・。

 

「ナツ!グレイ!レイ!マズイぞっ!」

「「あ?」」

 

何故か戻ってきたロキの大声でレイが止まり、ロキの方を見る。

残念そうにレイを見るルーシィをロキは見るが、よほど焦っていたのだろう。

いつもならほっておかないロキが、ルーシィを気にせず言いはなった。

 

「エルザが帰ってきた!」

「「あ゛!!!!????」」

 

次の瞬間先ほどのレイの足音よりも大きな足音がギルド内に響き渡る。

それだけではない。

先ほどからギルド全体がまるで怪物が歩いているかのように揺れているのだ。

しかし皆、そんなことは気にしない。

気にならないわけではない。

しかし、皆知っていたのだ。

この足音と揺れの正体が・・・・・。

ざわざわとざわめく皆の視線の的となる男でも五人でやっと持ち上がりそうな巨大な物を、その華奢な腕一本で持ちキレイな緋色(スカーレット)の髪をなびかせる銀色の鎧を纏う女性なのだと。

彼女こそ、妖精の尻尾(フェアリーテイル)で最強と名高い女性魔導士であり、先ほど金髪の少女にキスをしかけた少年の居候の妖精女王、ティターニアのエルザ。

エルザ・スカーレット』である。

 




エルザって居候しそうなキャラではない。
あったとしたら家主の方。
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