転生した人類の最終兵器は魔物の国を楽しむ   作:白花 遥

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どーも久しぶりの作者です
今回は転スラのストーリーを進めず、少しだけステラのストーリーを進めようと思います。まあ、ストーリーと言ってもほんと補完的なものなんで楽しんでもらえる嬉しいです。
あと、少しずつ書く量を増やしていけるよう頑張ります。



第17話「映す鏡は白と黒」

「…………」

 

誰かに呼ばれているような気がする

 

「…………!」

 

リムルやベニマル、ましてやミリムでもない

 

「………ト!」

 

でも私はこの声に聞き覚えがある、それもこの世界ではない場所だ。

 

「ホワイト!」

 

「!」

 

目を開けると辺りは真っ暗であった。何も無くただその空間を支配するのは闇だけであった。しかしそれはおかしいはずだ。私はミリムに負けて、森へと落ちたはず…であれば森で気がつくはずだ…

そんな事を考えていると

 

「やっと起きたか…全くいくら手酷くやられたとはいえ、ここまで起きぬとはな」

 

そんな事を言われ、音の方向を振り向くとそこには…

"私"がいた、しかし髪や目、などほとんどの色が私と正反対となっていた。

私はその姿に見覚えがあった、それはかつて地球上の人類を絶滅させたエイリアンの総督…そして私、というよりはこのブラックロックシューターというクローンを生み出した存在…

 

「ホワイト、ロックシューター…」

 

「ふむ、やはり知っているのだな…お前は」

 

ホワイトロックシューター、その人が居た

 

「さて、ここに居るのもなんだ…場所を変えよう、着いてこい」

 

そう言われ私はその言葉に従い、彼女に着いていった。しかし着いていきながらも私は考えていた。

 

(どうして、何故ここに彼女がいるの…そもそもここはなんなのだろうか、ジュラではないことは確かだけど…)

 

そんな事を考えていると

 

「さて、着いたぞ」

 

どうやら長く考えていたようだ、景色は先程の黒一色から変わり何処かの展望台のような部屋であった。白いタイルが敷き詰められていて、中心の台座のような場所には1つのテーブルと2つの椅子があり、空には夜空が広がっていた。

中央へと行き、お互いに椅子に座る

 

「さて、ホワイトよ。お前は私に聞きたいことが山ほどあるだろう?何が聞きたい」

 

そんな事を彼女言われ、私は少しずつ質問をしていく

 

「ここは何処なの?」

 

「ここは精神の狭間、言うなれば心の中だ。この世界はホワイト、お前の心の中ということだ」

 

「じゃあ、なんで私はここに」

 

「それに関しては私が招いたんだ。今ホワイト自身の体はあの魔王との戦闘で気絶している状態だ。その間何もしないより、ここで話している方がマシであろう?」

 

確かにずっと寝て経験を得ないより動いて経験を得る方がいい事なのは確かなんだが、こう呼ばれると緊張しかねない…

そんなことを思いながらも私は一番聞きたい事を聞くことにした

 

「じゃあ、なんで貴方がここ…というより、この世界に居るの?」

 

「ふむ…確かに、ホワイトの疑問も確かだ。私は本来死んでいる存在、この場に居ること自体イレギュラーに近いのだ。ただ…そんな私を引き寄せたのはホワイトの内に秘めているその力だ」

 

「力…?」

 

「そう、確かこの世界ではスキルと呼ばれていたな。ただそこら辺にあるスキルではこの様な芸当は出来ない…そうなるともっと強力なスキルであることが確かなのだが…」

 

(普通のスキルじゃない…か、そうなると必然的にエクストラ、ユニーク、アルティメットになるけど…エクストラには心当たりがあってもなあ…ユニークとかアルティメットはなぁ…うーん)

 

など考えていると

 

「確か、名前が歌唱者…とか言うらしい」

 

「歌唱者…あっ」

 

「え?」

 

「……」(目逸らし)

 

「ホワイト…まさかとは思うが、忘れていたとか言わないだろうな?」

 

「ア、アノデスネ…」(滝汗)

 

「…はあ、まさか本当に忘れていたとはな…私はショックだ、ホワイト…折角私の名前を冠するものに呼ばれてさぞかし使われているのだろうと思っていたが…蓋を開けてみたらこの有り様だ。全く、困ったものだよ…」

 

「ごめんなさい…」

 

「まあ、確かに扱いにくいスキルではあるのは認めよう。このスキルは支援に特化している、それ故に後衛の者が使えばよいのだが…ホワイトは近接特化であるために…正直このユニークスキルはミスマッチに近いだろう…それに、歌うには必ずに酸素がいる。いくら機械人形の身であったとしても酸素を吸って吐き出す時に音を奏でるというのは邪魔でしかないだろうな…」

 

全て彼女の言う通りである…本来は後方支援のためのスキルとなっている歌唱者はアタッカーのステラにとっては弱点を晒すようなものであり、宝の持ち腐れと言える。

 

「しょうがない、あまりこれには干渉し過ぎるべきではないのだが…今回は大目に見よう…」

 

そんな事を彼女は言うと、手を前へと突き出し、目を閉じる。意識を集中させているような感じがしており、そのまましばらく待つと異変が起きた。

 

『確認しました。《ユニークスキル:歌唱者》を《ユニークスキル:WRS(ホワイトロックシューター)》へと変更させます』

 

そんな事を世界の言葉より伝えられた

 

「…何を、したの?」

 

「何をした…か、そうだな…少々説明するのは難しいのだが、簡単に言って部屋の改装をした」

 

「部屋?」

 

「そう、ほらホワイトだってたまには部屋を少し変えてみたいと思うことがあるであろう?同じようなことだ。とは言っても、少々危ない橋だったんだがな…これはこのスキルに私が宿っていたから出来たものだ。他のスキルを同じように変えてくれということも出来ないし、一歩間違えれば修正力のようなもので私たちが消えている可能性だってあった。まあ、成功した故別に気にする必要はないが…」

 

私はこの話を聞いて驚いていた。まさか彼女がしていた事がそこまで危険な事だったとは…しかし、私が消えるという事は元に戻るだけなのだとも思っていた

 

「さて、スキルの説明する時間くらいは欲しかった所だが…どうやら時間切れみたいだな」

 

「どういうこと?」

 

「そのままの意味だ。ホワイトの意識が覚醒しようとしてるのだろう、ホワイトの体が透けているのがいい証拠だ」

 

そう言われ、自分の手を見てみると確かに少しずつ透け始めていた。

 

「さて、とは言っても説明しないままで終わってしまうのは良くないな…よし、私もついていくよ」

 

「え、ついてこれるの?」

 

「もちろんだとも。スキルを私に近いものに変えたのだ、それを介して私も向こうに行けるさ」

 

「そっか、じゃあ向こうでもよろしくね。えっと…」

 

「なんだ?名前のことか?ふむ…ラブとでも呼んどいてくれ」

 

「分かった…ラブ」

 

「うむ、よろしく頼むぞ」

 

その言葉を聞き取ったのを皮切りに私も段々と眠くなっていく感覚が出始め、そして消えた

 

 

 

 

一人残ったラブは笑いながら

 

「精々、私を飽きさせるなよ?ホワイトよ」

 

そう言うと、彼女は暗闇へと戻っていった




はい、作者です…(しおしお)
ほんとにね、あのユニークスキルはね…作者自分で入れといてなんだけどラブの召喚媒体としか考えてなかったから、折角って事でスキルを丸ごと変えました。
ちなみにですけど、スキルを進化させるのは知ってますけど…今回のスキルを変えるというのは作者知りません。もしかしたらあるかもしれないけど、ほんとに知りません。一応オリジナルだと思います
まあ、そんなわけでなんですけどラブちゃん出すことにしました。前からステラとフー以外に一体くらい出したいと考えてたんですけど、ストレングスとデッドマスターのコンビを出すことになると作者がもれなく破裂しそうなのでステラと対をなしているラブちゃんにしました。まあ、スキルで出てた時点で何人か期待してる人もいたかもしれないんですけどね。まあ、ほんと影薄かったんで忘れてる可能性あったんですけど…ほんとすいません。
これからも頑張っていこうと思うんで、楽しく読んでくれると幸いです。
ではでは、また次回に

魔王の進化(ハーヴェストフェスティバル)にて主人公はどうするか

  • 種族進化、能力値の上昇、究極能力追加
  • 能力値の上昇、究極能力追加
  • 究極能力だけ追加
  • 作者の好きなようにしな
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