こいしという名のさとり妖怪少女IF伝奇   作:神木龍夜

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龍夜「ただいまー。…あれ?」

紫「龍なら紅魔館に向かったわよ?」

龍夜「やっぱり興味あるんじゃないか。」

紫「あなたも向かえば?」

龍夜「ま、しばらくその世界を観察かな?面白くなりそうだ!」


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幻想郷の一角に位置する紅魔館

ここには吸血鬼の姉妹が統治する館がある。

こんなところに来るような奴は普通いない。…………人間は…だけどね。

 

レミリア「招かれざる客かしら?」

 

「妹の遊び相手になるって言ったら?」

 


美鈴「お久しぶりですね。」

 

さとり「お茶会に招かれたので通してもらえます?」

 

こいし「私はフランちゃんと遊びに!」

 

そうして二人は紅魔館の門を通ったのだが…いきなり時計塔の一角が吹き飛んだ。

 

美鈴「何事ですか?!?!」

 

美鈴が困惑していると、反対側の部屋の一角も吹き飛んだ

 

さとり「どうやら侵入者と間違われたのでしょうか?」

 

美鈴「誰も通していないはずなのですが?」

 

龍夜「あっちはあっちで何してんだ?」

 

部屋のほうから出てきたのは昨日会った変なお兄さんだった。外に飛ばされたのはフランドール・スカーレットこと、フランだった。

 

こいし「フランちゃん?!」

 

フラン「こいしちゃん?このお兄さん強すぎなんだけど?」

 

龍夜「その割には無傷じゃねーかよ。」

 

その瞬間龍夜の周辺にナイフが出て来た。

 

龍夜「おっと…ご挨拶だな…こりゃ兄さんやられても不思議じゃないな…でも…」

 

龍夜はそのナイフに当たることも触れることもなく避けた。

 

龍夜「捕まえた。」

 

いつの間にか空中に飛び上がり、ナイフを投げていたメイド、十六夜咲夜を捕まえていた。

事の始まりは館の中に直接来たこの兄弟に原因があるのだが、そこから戦闘が始まり、咲夜は龍と、龍夜は自分からフランの相手を申し出たという。

 

龍夜「にしてもなんで戦ってたんだ?」

 

龍「侵入者と勘違いされたからだろ?」

 

さとり「バカなのですね。実際侵入者なんですよ…」

 

こいし「変なお兄さんのお兄さん…」

 

こいしから見たらそういう認識でしかないのだろう。しかし、わからないのはなぜここに居るのかということだった。

 

龍夜「あー、能力の使用はオススメしないぞ。壊されたくないならな。」

 

それを聞いたさとりは能力を使いそうになったのをこらえ、対話で解決しようとした。

 

さとり「どうして能力を使ってはいけないのです?」

 

龍夜「まぁ、かなり強い力が作用するから。俺がここに来たのは遊びに。兄さんは?」

 

龍「観察ついでのお茶会の準備だ。」

 

レミリア「そんなことは必要ないわ。」

 

テラスから紅魔館の当主、レミリア・スカーレットが下りながらそう告げた。

 

レミリア「そもそもあなた達を招待したつもりはないのよ。」

 

まあそうだ…明らかに龍と龍夜はこの世界からすると流れ者なのだから。

しかし、レミリアは次の瞬間驚く発言をした。

 

レミリア「咲夜、招かれざる客用のカップを用意しなさい。」

 

龍夜「あ、俺アールグレイのアイスで。」

 

…図々しいやつである……

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