リミットワンフェスをやってみたが、ぶっちゃけいうもの遊戯王じゃね?
真面目なデュエル要素が皆無に等しいけど頑張るぜ!
目が覚めたら路地裏に倒れていた件について。
「…いやなんでやねん」
思わずそう呟いてしまうほどに龍機は困惑していた。本人からしたら、トラブルでの次元移動に関しては経験済みなので問題はないのだ。どちらかといえば周りから感じる気配や、天空まで聳え立つ妙な塔に困惑していた。
ここは何処だ?荒れてはいないからハートランドの様な事は起きていない。もしかしたらアカデミアの様な世界かもしれないがそんな気配も空気もしない。遠くからは賑やかな声が聞こえてきているのでそこまで治安は悪くない様だ。
ネオドミノシティみたくホームレスも居ない、パッと見は良い町だろう。"至るところから弱々しくも神の気配を感じなければ"
『大変大変たぁいへぇぇぇん!!』
空を見上げながらそう考えていると、腰に着けていたデッキケースの一つから"二つの光"が飛び出した。そして光は龍機の真横に浮かび上がり形を変えた。
形を変えた光があったところには、二人の少年少女が片や大慌てで、片や無表情で地面に寝転がる龍機の隣に座っていた。
「どうしたエクレシア、残念ながらお菓子は持って無いぞ」
『えぇ!?そんなぁ…じゃなくてぇ!!?』
『エクレシア、これ食べて落ち着いて。この前ドリス達と一緒に作ったクッキーの残り』
『頂きます!』
本題を話す前に勝手にイチャ付きだした二人に苦笑いが込み上げるが、正直微笑ましいのでもっとやれ。龍機の隣で笑顔でクッキーを食べているのは『
そしてその隣でもくもくとお菓子を何処からか取り出すのが『アルバスの
良くアル×エクやエク×アルで争いが起きそうになるが(主に姉なる者)その度にバイト先の店長が止めに入ってくれている(効果発動)のだ。ぶっちゃけいつも騒がしいけどいつも賑やかなので龍機的にはシリアスより全然良いのである。
『ふぇ、ほうはっは!ふぁいふぇんふぁんふぁよまふふぁー!』
「行儀が悪いぞエクレシア。アル、何があった?」
リスの様に口を膨らませたエクレシアが何かを伝えようとしているので、代わりにアルに要件を聞こうとすると、アルは少し寂しそうに顔を伏せながら言った。
『…皆、何処か行っちゃったんだ』
「ーー何だって?」
アルの言葉にすぐに龍機は精神を己の中に集中させた。するとどうだろう、いつもの心地よい騒がしさが感じられないのだ。
しかし腰に着けている幾つかのデッキケースからは意思を感じられた。だが、カード化の応用でカード化していたデッキからは意思を感じられなかった。いや、感じることは出来るが意志疎通が出来ない。
「…誰が無事だ?」
『もぐ…咄嗟にクリフォートの皆とその場に来ていた方達が庇ってくれましたが、それでも無事だったのは偶然此方に来てた
エクレシアは表情を暗くさせながらそう言う。
そして、その時の話を纏めると鉄獣戦線の皆が遊びに来ている時に、突如として謎の光が現れ強く発光。
その光に何かを感じ取ったクリフォート達は直ぐ様システムを展開し全員を守ろうとした。他にも結界等を張り光を防ごうとしたが、健闘空しく全員が光に呑まれた。
次にエクレシアが目を覚ますと、そこには疲れ果てた様子の
動ける者達は現状の把握や仲間達の看病をしており、二人はその事を伝えるために龍機の前に現れたのだ。
『今、自由に動けるのはサイバー・ドラゴン達と聖杯の戦士のアウラム、そして私達だけです』
「…そうか。兎に角、二人とも…いや、皆が無事で良かった」
その龍機の言葉に二人は顔を挙げて龍機を見た。その顔は本当に安心した様な表情で、彼がどれだけ皆の事を想っているのかが分かる表情だった。二人はその顔を見て、顔を見合せるとお互いに笑みを浮かべた。
『それと、フルル…お姉ちゃんから伝言です。"精霊界との境界が薄い、精霊の具現化に注意されたし"とのことだそうです』
「そうか…二人はなんともないか?」
『…実は外に出てから不思議と力が出ます。全力には遠いですけど、それでも半分以上の力を発揮出来ますね』
『マスター。風と匂いを感じる、石も摘まめた。それに…』
そう言うと、エクレシアはその身に光を纏わせ、光が晴れるとそこには聖騎士の鎧を着た少女が立っていた。そしてアルは地面に落ちていた小さな石ころを摘まんだりしており、その石ころを握る為に腕に力を入れると、今まで半透明だったアルの腕だけが実体化した。
『ちょっとの時間だけ実体化出来る、龍化すると多分完全に実体化出来ると思う』
「成る程…なら、俺も気を付けないと不味いか」
そう言いながら、龍機は腕に着けていたデュエルディスクを外して懐に入れる。
本当ならば腕に着けていても電源をオフにすれば大幅にコンパクトになり一種のアクセサリーに見えなくもないのだが、彼にとっては着けているだけでも危ない危険物に変わるのだ。
詳しい理由は後々分かるであろう、何故なら彼は主人公がラスボスになる世界から来たのだ。そしてそんなラスボスとも戦ったのだ、果たしてそんな彼が普通のデュエリストであるだろうか?
ーーもちろん、そんなわけがない。
『…ん、人の気配』
お互いに状況を把握していると、アルはふと路地裏の曲がり角を見た。彼は元々ドラゴン族のモンスターなので気配等には敏感なのだ。直ぐに二人は光の玉になり龍機の中へ戻り姿を消した。
一方の龍機は近付いてくる足音を聞きながら少し空を見上げ、何を思ったのかうつ伏せとなり倒れたフリをした。
無論、こうする理由もしっかりとある。大抵の時空でもそうだったが、このように路地裏で倒れたフリをしていると何も知らないアホはしめしめと物を漁ろうとするのだ。
そういう輩には制裁を下し、純粋に助けてくれる人だったらそのまま助けて貰う算段なのだ。因みに今までの時空で試した結果は助けてくれた人が九割、物を漁ろうとしてきた愚か者は一割を締めていた。
決して立ち上がるのが面倒だった訳ではない。こういう風にしていると自然と情報を集めることが出来るのでやっているのだ。まぁ善人に当たる程、心が痛むのだが自身の危険性を考えれば致し方無いことであると龍機は割り切っていた。
「はぁ……って、人が倒れてる!?」
暫くすると、足音の主が声を驚きの声を上げながら走ってくる音が聞こえた。どうやら声の主は若い少年の様だ、その事実に少し罪悪感を覚えるが目を閉じることにより抑える…
ーー心の奥底に眠るワクワクと期待に心を踊らせながら。
Q.なんでアウラムだけ動けるの?兄さんは?
A.可愛い妹の看病は俺の仕事だッッ!!(マジ顔)
因みにデッキは投稿者の気分で増えます。何故ならダンまち世界に登場させたいモンスターが一杯いるからです。でも出すのは回し方を把握してからなので基本的に目次のデッキが出ます。
でも一部は滅多に出ません。何故かって?ハートランドの悲劇(答え)
ではまた次回。