とあるオタク女の受難(ハイスクールD×D編)。 作:SUN'S
θ月Ω日
元カレが会長さんを脅してオカルト研究部の顧問になったらしく、グレモリーさんは困ったように溜め息をこぼしている。
なんか、ごめんね。
あの人って自分の趣味のためなら、なんでもする人だからと代わりに謝ったら「そんな、お姉さんのせいじゃないわよ、全部あのプリン頭が悪いんだから!」と言ってくれた。
私に出来ることなら手伝うつもりだと伝えるも近々実家に帰るらしく、私とは一ヶ月ほど会えなくなるそうだ。すごく悲しいけれど、グレモリーさんもお母さんやお父さんに甘えたいものね。
アルジェントさんと話しているゼノヴィアさんに私達も旅行に行こっか?と相談すると「そ、それなら、あれだ、えと遊園地に行ってみたい!」なんて言うのだ。
もう、私はハートはゼノヴィアさんのせいでキュンキュンしちゃってる。もちろんミルたんも一緒よ?と言ったら兵オッケーしてくれた。
最近は毎日のようにミルキーを兵藤さんや塔城さんと見ているけど、あんまり画面に近づきすぎると目が痛くなっちゃうよ?
θ月£日
たぶん、ストーカーらしき人物を捕まえた。
彼の話を聞けば人間の到達点にいる私に教示を貰いたいそうなのだが、私ってそういう認識なの?と少しだけショックを受けた。
まあ、そんなことよりも彼の相談だ。
彼は人間として人外の者達と戦いたいと、私は化け物に勝てるようになるだろうか?と苦しそうに呟き、私の言葉を待っている。
私の尊敬する人の言葉を借りるとすれば「世の中に不満があるなら自分を変えろ、それが嫌なら耳と目を閉じ口をつぐんで孤独に暮らしなさい」と言う。
少し私の言葉に困惑する彼に続けるように「それに貴方の願いを無駄だとは言わない。この世に不可能という事は何一つないもの」と告げる。
それに貴方は迷ってるのよね?と問えば頷いた。
それなら私は、この言葉を貴方に贈る。
どうしても無理だって、もうだめって苦しくて、今にも諦めそうな時は「俺がやらなきゃ、誰がやる!!」って叫びなさい。
θ月〇日
いやあ、昨日はいいことをしちゃったわね。
ああいうのを迷える子羊って言うのかしら?なんて思いながらアニメの名言を贈ったら曹操は嬉しそうに笑っていた。
まだまだ、若いのに頑張る男の子はかっこいいもんね。ミルたんに同意を求めたら「ストーカーと話すのは危ないからやめるにょ」と怒られた。
それは、うぅ、ごめんよねえぇ…。
お願いだから別れるなんて言わないで、もう独り身は寂しいんだ。みんな可哀想な人を見る目なんだ、あれに耐えるのは苦しいんだよぉ……。
こんなところゼノヴィアさんには見せられないけど、ミルたんになら見せられるよ。そう言ったらデコピンされて、溜め息を吐かれた。
う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ、ミルたんが私に呆れる。どうせ、私は鬱陶しい女だって嫌われてミルたんにも捨てられるんだああぁ……。