とあるオタク女の受難(ハイスクールD×D編)。   作:SUN'S

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第26話

┗月∬日

 

ゼノヴィアさんが出掛けてしまった。ウジウジと家の中で拗ねていると猫耳さんが小猫さんを迎えに行くから着いてきてほしいと頼んできた。

 

そういうのは姉妹の蟠りを解消しなさいな。迎えに行くんじゃなくて話し合いに行くんだって考えるのよ、小猫さんも会いたかったに「迎えに来た」だけで説明するなんて無理だもの。

 

私の持ってる業鏡を貸してあげるから互いの悪いところを互いに見せ合って、その後で一緒に暮らせるのかを問いなさい。

 

そうじゃないと小猫さんの気持ちの整理が出来ないし、なにより危ないことに自分の妹を巻き込みたくないでしょう?

 

あなたの言いたいことも分かる。

 

それでもグレモリーさんがあなたの代わりに小猫さんを育ててくれた。あなたが悪魔にされたことは許せないかもしれない。だけど、少しだけでもいいの、彼女を信じてあげられない?

 

┗月×日

 

早朝、ゼノヴィアさんとミルたんが竹を切っているのが見えた。なにしてるの?と問いかけると「ナガシソーメンというものをやりたい!」とキラキラした瞳でゼノヴィアさんが話してくれた。

 

そういえば何年もやってないわね。

 

いつからだろうか、ソーメンを流さずに食べるようになったのわ。私の知り合いが子供と流しているのを見て、悲しくなってからだな。

 

この話はやめよう。

 

┗月》日

 

ゼノヴィアさんはソーメンばっかり食べてるけど、市販のめんつゆ、アレンジを加えためんつゆ、どちらが好きなのかはイマイチ謎だ。

 

あと蚊取り線香にも興味があるらしく、ミルたんと一緒にライターで火を点けたりしている。そんなゼノヴィアさんが可愛くて写メっていたら本棚の二つがゼノヴィアさんのアルバムで埋まってしまった。

 

ただ、教会での習慣なのか。

 

ときおり聖歌や讃美歌を口ずさんではグレモリーさん家のコウモリを落としている。私が歌っても特に落ちてこないのは純粋に音痴だからだろうか。

 

そんなことを考えたりしながら私の使っていた浴衣を着たり、ミルたん製の寛平を着たり、いろいろなことを試しているゼノヴィアさんが天使すぎて、祈るのがやめられない。

 

ミルたんも私の感動に共感してくれるけど、そこまで取り乱したりしていない。むしろ私のせいで心配ばかりさせてしまって申し訳ない。だが、しかし、ミルたんに貰った指輪を外すつもりは絶対にない。

 

ふふん、真夏に結婚っていうのもありだな。

 

私のにやけ顔が変だったのか。クスクスと面白そうに楽しそうにた笑いながらゼノヴィアさんは「だらーんとしているな」と言ってくるけど。

 

そんな言葉もへっちゃらなぐらい私は幸せに包まれているのだよ、ミルたんとゼノヴィアさんのおかげで私は幸せいっぱいの女になれたよ。

 

ふたりとも、ありがとう。

 

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