とあるオタク女の受難(ハイスクールD×D編)。   作:SUN'S

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第3話

☆月¥日

 

いつものように玄関のアラームを鳴らす兵藤さんを部屋の中へと招き入れる。なんだか年下の彼氏が出来たみたいだな。はあ、自分で言ったくせに泣きたくなってきた。

 

私の溜め息に首を傾げる兵藤さんにジュースとお菓子を渡し、今日は寝ずに夜通しの映画鑑賞すると伝えたら興奮していた。

 

それと、えっちぃやつじゃないわよ。

 

そこまで悔しがったり、涙を流すほどガッカリするものなのかしら?なんて考えつつ、兵藤さんを抱えて座椅子に凭れる。

 

なんか思ってたより兵藤さんの髪の毛ってチクチクしてるのね。私の胸を楽しもうと谷間に頭を埋める兵藤さんの逞しさにクスクスと笑ってしまう。

 

なんだったら次もしてあげようか?

 

そう耳元でボソッと呟いたら「是非、お願いします!」と清々しい顔で返された。ここまで来ると一種の才能とも思えてくるわね。

 

とりあえず、私もビールを飲もう。

 

☆月℃日

 

早朝、なぜか裸で倒れている兵藤さんを見ながら水を飲んで気持ちを落ち着かせる。しかし、ダメだな。昨日のことが思い出せない。とりあえず、私は人と一緒にお酒を飲むのは止めておこう。

 

そんな情けない決意を決めつつ、のっそりと起き上がった兵藤さんに話し掛けたら苗字ではなく名前で呼ばれた。う゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛っ、私は兵藤さんと不純異性交遊してしまったのか。

 

ちょっと自分のアホさを嘆きつつ、兵藤さんに謝ったら「あっ、えと、俺は大丈夫っす。ほら、俺って悪魔なんですから!」とフォローされる。

 

その悪魔だからって理由でなかったことには出来ない過ちだ。まあ、うん、よし、私の貯金の七割をあげるから許してほしい。

 

☆月<日

 

とりあえず、昨日のあれは兵藤さん曰く未遂らしいのだが頬を赤らめたり、チラチラと私を見てくるようになった。しかし、あの日の出来事を私は覚えていない。

 

だから兵藤さんはお酒を薦めたりしないで、私は君たちと楽しく話したいだけなんだ。そんな期待に満ちた瞳を向けないで、お姉さんだって思い出すと恥ずかしいのよ。

 

私の言葉に渋々ながら納得してくれた兵藤さんをジムに連れていき、塔城さんと同じように本格的なアニメの拳法もしくは剣法の再現を目指す。

 

むしろ私は兵藤さんなら絶対に超破壊拳を使えると思っているのだけれど。そのセイクリッド・ギアっていう武器を使えばイケるはずだ。

 

そんなことを話していると兵藤さんは赤い手甲を出現させ、身体能力を二倍にするとサンドバッグを思いっきり殴った。

 

私はもっと兵藤さんは強いと思うのだけれど。なにか身体か精神に引っ掛かりでもあるのかしら?等と考えつつ規則的に揺れるサンドバッグを見る。

 

やっぱり、どうにも違和感がある。

 

私の予想だと兵藤さんのパンチで壁まで吹っ飛ぶか、拳が貫通すると思っていたのに、ひょっとして手加減しているのだろうか。

 

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