とあるオタク女の受難(ハイスクールD×D編)。   作:SUN'S

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第30話

□月▼日

 

ソッとリビングにいるミルたんとゼノヴィアさんに「ホントに出来ちゃった☆」と言ったらミルたんが気絶してしまった。そりゃか、まさかのできちゃった婚になるとは思わなかったわよね。

 

腕の中で寝ている赤ちゃんにゼノヴィアさんは興味津々らしく、人差し指でツンツンしながら「お、おぉっ、これが私の……どっちだ?」と性別が分からず首を傾げている。

 

私はミルたんの揺すって起こし、あなたの子供よと言ったらまた気絶した。普段は頼りになるのに突然のことや有り得ないことには弱いのね。

 

そんなことを考えながら「うむむ、どっちなのだ?」と未だに悩んでいるゼノヴィアさんに「妹よ、お姉ちゃん」と微笑んで赤ちゃんを見せる。

 

その後はゼノヴィアさんの「私に妹が産まれたぞ!」という電話を受けて、魔王様や天使さま、それとアザゼルがやって来た。グレモリーさんたちも赤ちゃんを見てキャーキャーしている。

 

しかし、アザゼルの呟いた「こいつの名前はなんつぅーんだ?」の一言で命名の権利を巡ってゲーム大会が開催されてしまった。

 

□月ε日

 

我が娘の命名の権利を勝ち取ったゼノヴィアさんの命名によって娘の名前はカリンに決定し、アザゼルの考えたアザゼル二世は最初から省かれていた。

 

しかし、ゼノヴィアさんはカリンに読み聞かせるのは良いのだけれど。天使さまに貰った聖書やアザゼルから押し付けられた玩具を見せるのは、ああ魔王さまからのチェスの駒を渡そうとしないで…。

 

私のマイエンジェルが二人になったのは嬉しいのだが、ミルたんが抱っこすると高確率でゼノヴィアさんがズルいと言い出す。

 

確かに私達もミルたんに抱っこされない。

 

そんなことを考えているとカリンさんが泣き出し、私のところに戻ってきた。うむむ、カリンさんも可愛いけど、ゼノヴィアさんもかわいい。

 

そろそろ新しい本棚を買おうか。

 

□月⊂日

 

我が家に騎士ガンダムが加わった。

 

スペリオルカイザーZからの出産祝いだろうかと神棚を見たら蚊に向かってラストシューティングしていた。それは過剰攻撃なのではないだろうか。

 

あと私は僧侶ガンタンクじゃないわよ。ゼノヴィアさんは騎士ガンダムと剣を交わし、ミルたんはマジの魔法を習っている。

 

カリンさんに私達も早く混ざれるようになろうねと喋りかけながらステッキに跨がり、とうとう空を飛べるようになったミルたんを見上げる。

 

あなたのお父さんは、どこへいくのかしらね?と言いつつハイテンションで騒いでいるミルたんにお玉を投げ、ご近所迷惑だから静かにしなさいと怒る。

 

私だって飛んでみたいのにズルいわ。

 

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