とあるオタク女の受難(ハイスクールD×D編)。   作:SUN'S

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第32話(塔城小猫)

私はリアス部長の夫であるライザー・フェニックスさまの用意してくれたVIP席にてパーティーを楽しんでいるとスタッフに変装していた姉様の登場によって会場は大混乱───。

 

しかも自分の潔白を証明するためにやって来たのだから余計に会場は混乱し、姉様は『業鏡』と呼ばれる所持者の過去を俯瞰して見せる道具を使った。

 

そのアイテムを使えば悪魔の不始末や危険分子を排除できると魔王さまは言っていましたが、なぜか鏡は姉様から離れず、ゆっくりと体内にめり込んでしまったのです。

 

それに私の寂しさを味わってもらうため、姉様は魔王さまの用意した部屋に監禁されている。もっとも脱け出そうと思えば抜けられる程度の監禁だ。

 

「白音ぇ~っ、あったかいにゃあぁ…♪」

 

とても私を置いていった姉様とは思えない。ここまで、だらけるということは鏡に映っていたものは真実なのだろうか、それとも姉様の妄想か都合よく書き換えたのかも分からない。 

 

そう分からないけれども私は姉様と一緒にいれるのなら幸せです。本人には言いませんけど、私はお姉さんのおかげで姉様よりも強くなっています。

 

もしも逃げたら手足をへし折って、私の家から出られないようにしちゃいます♡とイッセー先輩に言ったらアーシア先輩に泣きついていました。

 

〈駒王町"マンション"〉

 

私は姉様と暮らせるようになった。

 

そのことをお姉さんに報告しようと家を訪ねたら新しく住人が増えていた。ミルたんとお姉さん、ゼノヴィア先輩は家族が増えたと言っていますが、たった一ヶ月ほどで人は産まれるものなのだろうか。

 

そんなことを考えながら姉様を紹介したら普通に知り合いだったらしく、姉様から「あたしのマブダチにゃっ!」と逆に紹介されて何も言えなくなった。

 

ただ、調子に乗ってお姉さんにチューした姉様に怒りが爆発してしまい、私は気が付いたら玉璽の新しい力を、神獣虎燐魄を纏った轟大帝となっていた。

 

お姉さん曰く「真の担い手として認められた」ということらしく、私はイッセー先輩よりも先に玉璽に認められたのです。

 

それは、すごく嬉しいですけど。

 

いきなり重々しい鎧に包むのは勘弁してほしい。私は悪魔の駒のおかげで力持ちですが、地力は普通の女の子と変わらないぐらいか、ほとんど同じ程度しかないんです。

 

私はまだまだ強くなれる。それを知れただけで満足ですが、姉様は子供のように私と同じものが欲しいと騒ぎ、お姉さんに子供のものを欲しがるなと怒られていました。

 

むう、まだ子供扱いなんですね。

 

それでも良いですが、私だって高校生なんですからね?と言ったらゼノヴィア先輩も「私も高校生だぞ?」と話に加わり、ミルたんは赤ちゃんにミルキーを見せながら「喧嘩するなら外でするにょ」と言っています。

 

姉様は野良猫なので外へどうぞ。

 

「…まったく、やれやれです……」

 




このお話で終わりです。

ほんの少し予定より長くなりましたが、見てくれてありがとうございました。
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