とあるオタク女の受難(ハイスクールD×D編)。 作:SUN'S
◇月∪日
早朝、金髪と柔らかな微笑みの可憐なシスターに出会ってしまった。なんでも教会の掃除に使えるものを探しているらしい。
もしもの時のためにイタリア語は習っておいて良かったと思いながらホームセンターや雑貨店にあると教えつつお店まで道案内する。
どうにも来日したばかりで日本語は難しいそうだ。確かに外国と比べると言葉は同じでも意味が違ったりと日本人でも間違う人はいるわね。
そんなことを話しながら坂道を登り、ようやく見えた教会は汚かった。薄汚れた窓は勿論のこと、雑草は生えまくり、屋根は穴だらけだ。
とりあえず、私の友人のミルたんを呼んでおこう。いつもの素敵な魔法でなんとかしてくれるはずだ。あわよくば教会の修繕に協力してもらおう。
それにしても悪魔と契約しているのに、私は何で教会の修繕を手伝っているのだろうか。なんだか訳が分からなくなってきた。
まあ、すぐ終わらせればいいか。
◇月ゐ日
塔城さんと兵藤さんの仕えるリアス・グレモリーに会った。私の持っている沢山のコレクションに興味があるらしく、こうやって兵藤さんと一緒にやって来たとのことだ。
ふとグレモリーさんは足を止めて、私のコレクションの一つを手に取った。すごく興味深そうに眺めながらチラリとこっちを見てくる。
ああ、なるほど、それを貸してほしいのね。
それくらいなら探せば見つかるし、いっそのことあげましょうか?と聞けば「いいえ、その必要はないわ、第一私じゃあ扱えないものを貰っても仕方がないわ」と断られた。
まあ、確かに魔剣エピオンを使える人がいるとは思えないけれど。そこまでハッキリと断られると悲しくなるわ。
他にも魔剣教団の使っているレッドクイーンやデュランダル、それとカリバーンとかあるけれど。
そうグレモリーさんに伝えると「あなた、本当に一般人なのよね?」なんて言われたが、私のコレクションは勝手にやって来きものだよ。
ああ、それと我が家の御神体は触らないでね。
そこの神棚に鎮座してるでしょ?そのでかくてかっこいい黄金神スペリオルカイザーZのことよ。あとはヴァトラスの剣とかどうかしら?
◇月※日
早朝、私はミルたんと一緒にアーシア・アルジェントの待っている教会にトラックで向かう。
張り替え用の窓ガラスやコンクリートを用意し、最初はアルジェントさんも混じって雑草を抜いて、邪魔にならないように一塊にまとめる。
私の投げた木材を片手で受け取り、雨漏りしそうな場所の屋根の板を剥がすミルたん。私はアルジェントさんと一緒に教会の外壁をコンクリートやコーティング材で補強する。
ミルたんとアルジェントさんは瓦を重ねるように並べている間、私は窓ガラスを張り替えつつ長椅子や燭台を綺麗に掃除し、カーペット類は強力な洗剤を丸ごと使ってもみ洗いする。
そろそろアルジェントさんとミルたんを呼んでお昼ご飯にしようかな?なんて考えていると私に襲い掛かってきた神父がいたけど。
とりあえず、みんなでお昼ご飯を食べよう。