とあるオタク女の受難(ハイスクールD×D編)。 作:SUN'S
□月₩日
久しぶりに我が家にやって来た兵藤さんと教会の修繕のため、私の家のお風呂を借りているアルジェントさんは知り合いだったらしい。
なんという偶然なのだろうかと驚きつつ、楽しそうに兵藤さんと話すアルジェントさんはかわいい。なるほど、これが天使というものか。
私の言葉に首を傾げるアルジェントさん。なんとも言えないような、それでも同意できると頷く兵藤さん。二人とも仲良しで羨ましい。
うぅ、なんで私には出会いがないのよぉ…。
そう涙ながらにキッチンに立つミルたんに聞けば「それは分からないにょ、でもミルたんは貴女が優しいって知ってるにょ…!」と励ましてくれた。
えぇ、そうね、そうよね。
少しでも早く結婚できるように女子力を磨きあげ、素敵な旦那さんを捕まえてみせる。ミルたん、結婚式でのスピーチはあなたに任せるわね。
□月%日
アルジェントさんと兵藤さんを見送って三日ほど経った頃の事だ。なぜか私とミルたんが直した教会が半壊し、アルジェントさんが悪魔(仮)になっていた。
まあ、アルジェントさんみたいな癒し系な小悪魔もありだ。塔城さんも癒し系だけれど、こうジャンルが違っているのだ。
私の言葉に同意する兵藤さんと握手を交わす。
しかし、アルジェントさんが悪魔になるなんて人生なにが有るか分からないものだ。そんなことを思いながら今後ともご贔屓に笑うグレモリーさんに手を振って見送る。
それにしても残りの二人は紹介してもらえなかったけど、レアキャラ的なものなのかな?とミルたんに聞けば知らないと言われた。
ただ、あの教会が半壊している理由だけは突き止めないといけない。折角、私たちが頑張って建て直したのに壊すなんて許せない。
□月↓日
最近は悪魔もジョギングする。
私は休日を利用しているけど、兵藤さんって毎朝走っているのだろうか?それだったら彼はすごい努力家でがんばり屋さんだ。
よく見たら後ろの方でアルジェントさんも走ってるのかな?なんか今にも倒れそうなくらいフラフラしてように見えるけど。
ああ、普通に倒れちゃった。兵藤さんが気付いておんぶしてる。いいなぁ、私も若かったら、今でも若いから別に問題ないわね。
私はまだ若い。
まだ、私は二十代だもん。
私はボロボロ涙を流しながら公園のベンチに座っているとグレモリーさんが話し掛けてきた。なんでもアルジェントさんのために簡易的な防御アイテムが欲しいそうだ。
まあ、それくらい探せばあるけど。
アルジェントさんって戦えるの?と聞いたら「もしものため、それにアーシアはまだ人間なのよ?私たち悪魔の戦いに巻き込んだりしないわ」と私の疑問に答えてくれた。
確かにアルジェントさんを守るために必要なものではある。私の秘蔵品を使ってアルジェントさんを絶対無敵の要塞に作り替えてあげようじゃないか。