とあるオタク女の受難(ハイスクールD×D編)。 作:SUN'S
△月¢日
今日は珍しく兵藤さんが金髪の男の子と一緒にやって来た。なんでも私の持っている刀剣類に興味があるらしく、兵藤さんに着いてきたそうだ。
私の家にあるのは聖剣や魔剣ばかりだけど、兵藤さんの友達の木場祐斗が気に入るものはあるのだろうか。
ちょっとしたナレーションを呟きつつ、木場さんを見ていると眉間に皺を寄せながら「この聖剣を何処で?」と問い掛けてきた。その聖剣は洞窟の奥だったかな?わりとウザいけど。
それは自称エクスカリバーだ。
そう私が木場さんに言った瞬間、木場さんが目にも留まらぬ速さで聖剣を叩き折った。私のコレクションは貸したり、あげたりするけど、壊していいとは一言も言っていない。
ただ、すごくやり遂げた感じの木場さんを怒れず、兵藤さんに頼んで帰って貰うことにした。しかし、よく聖剣を砕けたものだ。
いっそのこと珍獣も斬ってくれて良かったのに、そう呟いたら「ヴァカめっ、この私がなまくらなんぞに壊されるものか!」と怒鳴られた。
△月←日
早朝、私は休日とはいえ塔城さんたちの通う学校に来ている。なぜかと言えばグレモリーさんに「あなたのコレクションを少し買い取りたいの、これなら良いと思えるものを持ってきてもらえるかしら?」と言われたからだ。
とりあえず、私のところで余っている武具やお守りは持ってきた。それに刀剣類や銃火器を運んだりしてるとき、私はドキドキが止まらなかった。
あと、私のお気に入りは聖衣かしらね。
こういう防具を備えてあれば悪いことはないだろうけれど、あまり過信するのも良くないものだってある。例えば妖刀や邪剣の類いは下手したら命を吸い取ろうとする。
とくにムラマサは危険なものばかり。私も何振りか持ってはいるけど、一つを除いて使おうとは絶対に思わない。
まあ、ここにあるのは誰でも使えるものばかりよ。そう警戒しなくていいし、なんなら私が使ってみてあげてもいいわよ?
△月≠日
今日は塔城さんが来た。
私のお腹や胸の辺りにグリグリと頭を押し付けたり、私に近づいたまま動かなかったりと可笑しなところが多かったが、これはこれで可愛いので彼女が飽きるまで受け入れた。
もしかして、最近は兵藤さんばかり呼んでいたから拗ねて、いや、これは悩んでないるのかしら?と考える。しかし、いつもクールな塔城さんがここまで悩むなんて……。
いったい、なにがあったのだろうか。
それとなく聞けば最近のグレモリーさんは不機嫌で憂いを帯びたりしているそうだ。
確かに、それは一大事だ。あのタイプの女の子は、人に弱みや悩みを相談するのが苦手で、自分を追い詰めてしまうこともある。
それでも兵藤さんや塔城さん、他の部員さん達も彼女に寄り添ってあげればいい。ただし過度に近づきすぎると彼女を困らせるので適度にするのよ?