魔法少女リリカルなのはー少女たちが見た流星ー 作:嵐の中輝きたい
ヒイロは自分の目の前に座っているエプロンを着けている男を注視して見ていた、対する男も穏やかな表情でヒイロを見ていたが視線は何処か鋭かった。
しばらく睨みあっていた二人であったが。
「そういえばまだ自己紹介がまだだったね、私は高町士郎。君はヒイロ君だったかな?」
「・・・ああ。」
「早速で悪いけれど・・・君は何者だい?君の先程の雰囲気は普通の家庭で育ったとは思えないんだが?」
「・・・。」
士郎の質問にヒイロは言い淀む、今自分の置かれている状況ははっきりと言ってしまうと荒唐無稽の話である。自分がこことは違う地球の生まれ(コロニー)あることをそう安安と信じるわけが無い。
しかし、ここで下手な嘘をついて相手に不信感を与えるのはこちらとしても本意では無いならば・・・。
「高町士郎」
「ん、なんだいヒイロ君?」
ヒイロが名前を呼ぶと士郎はヒイロを見る、その目は先程とは違い少し雰囲気が柔らかく落ち着いていた。
「これから俺が話すことは信じられないかも知れないが全て事実だ。」
そう言ってヒイロは自分のことを話すことにした、自分の生い立ちや自分が今まで学んで来たこと、そして自分がこことは違う地球でたった五人でコロニーの為に戦っていたことを、そして自分たちと同じ様な兵士を作り出さない為に戦っていたことを。
ヒイロが全て話し終えたときには既に夕方になっていた、話し終えたヒイロは一息つく、そして話を聞いていた士郎は只々無言でいた。
いや、正確に言えば言葉を発することが出来ないでいた。
ヒイロの見た目は恐らく自分の娘の一人と変わらないであろう、そんな子供が故郷のコロニーのために戦い、孤立しそれでも戦い続けた。
(なんて、壮絶なんだ。いや、彼の人生はそんな一言で片付けられない程のものだ。)
士郎はヒイロを見る、そしてヒイロは士郎の視線に気付いてかヒイロも士郎を見る。そして。
「ヒイロ君、君はこれからどうするんだい?」
「これから・・・か。」
ヒイロがこの世界にやって来ることとなった原因の青い宝石は今手元にはない為先ずはそれを探すことから始めなければならない、しかし、すぐに見つかる保証もない。探している間の生活費や寝床が問題である。
どうしたものかと考えているヒイロに士郎は。
「ヒイロ君、少しいいかな?」
「なんだ?」
「君が良ければ家に住まないかい?」
「・・・何故だ?」
ヒイロは士郎の突然の申し出に疑問をぶつける、士郎にとっては自分を家に住まわすのはなんのメリットもない筈、なのに何故?と疑問を抱くヒイロに士郎は語りかける。
「ヒイロ君なら一人でもこの勝手の違う世界でも生きて行けると思う、けど僕は君のことを知ってしまった。だから放って置くことが出来ないんだ。」
「・・・そうか。」
「君の目的が達せられるまででいいんだ・・・駄目かい?」
「・・・わかった、世話になる。」
ヒイロは静かにだがハッキリとそう答えた。
ところ変わり、そんなヒイロと士郎の会話を終始聞いていたものがいた。
(彼の話を整理すると彼は次元世界じゃなくて並行世界から来たってことになるけど・・・。)
昨晩ヒイロを発見した女の子と一緒にいた喋るフェレットユーノが扉の前にいた、実はちょくちょく様子を見に来ていたユーノは偶然話を聞いてしまったのだ。
(うーん、なんで彼のいた世界にジュエルシードがあったのか分からないけどやっぱりジュエルシードを使って元の世界に戻してあげたほうがいいかな?)
デバイスと魔力を保持者であったため自分と同じ何処かの管理世界の出身者かと思ったがまさか並行世界の人間だったとは。
(なのはにこのことを話して一時的にジュエルシードの封印を解いてあの人を元の世界に返してあげよう。)
そう決めたユーノは早速なのはに連絡を取るのであった。
短い上にグダグダな内容になってしまった、オリジナルの話しは難しいですね。