魔法少女リリカルなのはー少女たちが見た流星ー   作:嵐の中輝きたい

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ヒイロの午後

ここは喫茶店翠屋、海鳴り市に住む人ならば一度は聞いた事のあるであろう有名喫茶店である。

 

 

時刻は午後3時、帰宅途中の学生たちが多く訪れる時間帯であり、店は学生で溢れていた。

 

 

やって来る学生の殆どが女子学生であり、翠屋の名物スイーツをたんのうしていた。しかし、今日の翠屋はどこか雰囲気が違っていた。

 

 

店長の士郎は勿論翠屋のパティシエールである桃子もホールの様子を注意深く観察していた、その二人の視線の先にいるのは。

 

 

「すいませーん、注文いいですか?」

 

 

そのとき一人のお客さんが声を上げる、二人が観察していた人物がその声に反応しそのお客さんの席に向かう。それを見ていた二人の表情が固まる。

 

 

そしてその人物がお客さんの席に辿り着く。

 

 

「注文を確認する」

 

 

二人が見ていた人物、翠屋の制服を着たヒイロが右手にボールペン左手に伝票を持ちお客さんの前に立っていた。

 

 

何故ヒイロが翠屋のスタッフとして働いているのかと言うと時は朝までに遡る。

 

 

なのはたちが学校に行ったのちヒイロはリビングにてユーノと、念話で会話をしていた。

 

 

『これが魔力を使った初歩的な魔法です、けど、驚きました念話は初歩的な魔法ですけど慣れるのに少し時間がかかるのに。』

 

 

『ユーノ。お前のアドバイスは的確だった、お前でなければここまで早く習得は出来なかっただろう。』

 

 

『そ、そうでしょうか。改めて言われると照れますね。』

 

 

ユーノたちにジュエルシードの回収の協力するためにヒイロは魔力の使用方法をユーノから学んでいた、まだヒイロが持っていたデバイスを起動させてはいないので実戦はまだであるためまずは魔力の使用方法から学ぶこととなったようだ。

 

 

魔力の基礎を学んでいると桃子と士郎が慌ただしくしているのが目にはいりヒイロは何事かあったのかと二人に聞くと。

 

 

「ああ、実はね僕たちは喫茶店を経営していてね。その開店の準備を・・・」

 

 

「ああ、士郎さん。さっき電話があったのだけれど翼さん、急用があって今日来れないらしいのよ。」

 

 

「えっ、そうなのかい?困ったなぁ〜今日は新人さんが多い日だからベテランさんが居てくれたほうが僕らも安心出来るんだけど・・・。」

 

 

二人が困った表情で話し合う、それを他所にヒイロはユーノとの念話に戻ろうとした。だが。

 

 

『手助けをしてしてはいかがでしょうかマスター?』

 

 

ヒイロに話しかけてきたのはヒイロのデバイスであった。

 

 

『何故だ?』

 

 

『マスター、士郎さんや桃子さんはマスターの事情を理解した上でここ住まわせてもらっているのですよ。』

 

 

『ああ、そうだな。』

 

 

ちなみにヒイロはこの世界の戸籍をもっていなかったためデバイスを使用して戸籍を製作している。

 

 

『住まわしているのに何もしないのは少し虫が良すぎるのではないでしょうか?御二人はお優しい方なので何も言わないですが、借りは返さなければならないのではないでしょうか?』

 

 

『・・・』

 

 

『聞いてる僕にも刺さる言葉ですね。』

 

 

デバイスの言葉に少し考え込むヒイロ、若干一名にも飛び火しているのは気にしないでおこう。昔ヒイロはデュオのガンダムのパーツを勝手に使い自身のガンダムを修理したことがある。

 

 

その後そのことが原因でデュオと一戦交えることになったがその時にデュオのガンダムを後ろから襲って来たリーオーをヒイロが撃墜し助けた際に借りは返したと言ってたことがある、ヒイロもヒイロで思うところがあったのだろう。

 

 

そしてしばらくしてヒイロが動く。

 

 

「士郎」

 

 

「ん、ああ、どうしたんだいヒイロ君?」

 

 

「先程言っていた人手不足のことだが」

 

 

「うん、今日は新人の子が多くから経験者が居てくれた方が助かるんだけど・・・それがどうかしたのかい?」

 

 

「俺が手伝おう」

 

 

「えっ・・・?」

 

 

士郎曰くこの時が一番ヒイロと出会って一番ヒイロに驚からせた瞬間だと語っている。

 

 

そして時間は冒頭に戻る。午前中はスタッフ達の役割や大まかな仕事の流れを学んだヒイロは昼からホールスタッフとして働き始めた。

 

 

商品の値段や仕上がり時間までも直ぐさま記憶しすぐさま戦力となり、ベテラン顔負けの仕事振りであった。だが、そんなヒイロにも問題があった。

 

 

一つは無表情であること、接客業であるにも関わらずヒイロは常に無表情で接客している。接客業には欠かせない笑顔がヒイロには全くない。

 

 

接客されたお客さんはヒイロの無表情に少しびびっていたのは記憶に新しい。

 

 

二つ目は話し方である、丁寧な言葉使いなど全くせずに普段どうりの口調でお客さんと話すので士郎と桃子はクレームを受けるのではとハラハラしながらヒイロを見ていた。

 

 

しかし、何故が不思議とそんな態度のヒイロの不満を言ってくるお客さんはいなく、逆に評判が良いことに士郎は首を傾げるのであった。

 

 

結局この日はヒイロの独壇場になってしまっていた、この働きぶりを見た士郎はヒイロを本格的にお店のスタッフとしてヒイロを誘うことにするのだった。

 

 

その後ヒイロの噂は口コミで広がって行き、その影響で頻繁に翠屋の手伝いをするはめになることにヒイロはまだ気付かずいた。




駆け足気味になってしまった、もうちょっと内容のある文にしたいですね。
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