魔法少女リリカルなのはー少女たちが見た流星ー 作:嵐の中輝きたい
夜の公園、辺りは静まりかえり風が吹く音だけが唯一であった。そんな真夜中に一人公園に佇む人物がいた、ヒイロである。
「始めるぞ」
『了解しましたマスター』
ヒイロがデバイスを手に持ちたった一人公園に佇むヒイロ、彼がこんな夜遅くに一人で公園にやって来たのには理由があった。
なのはや美由希はヒイロの働く姿に驚きつつも高評価であった、恭也もヒイロの仕事姿には驚きを隠せずにいた。
それはさておき、ヒイロはユーノにジュエルジード集めに協力すると言った。しかし、まだヒイロは自身が持っているデバイスを起動させたことがないのだ。
さしものヒイロも今まで扱ったことの無い物をぶっつけ本番で使用するような愚行はしない、故にヒイロは一度デバイスをキチンと起動させることにしたのだ。
常に万全の状態でいることも一流の兵士というものである、しかし、昼間は店の手伝いをしたことにより士郎や桃子。果ては美由希にもこれからも店の手伝いを頼まれてしまい流されるがまま受けてしまったのだ。
なのでデバイスを起動させての訓練は夜遅くとなってしまうのだ、なのでこうやって夜遅くに高町家をこっそりと出て誰もいない夜の公園へとやって来たのだ。
『マスター、周囲に結界の展開完了しました。いつでもどうぞ。』
デバイスの言葉を聞き、ヒイロはその言葉を口にする。
「セットアップ」
『了解、セットアップ』
その言葉を紡いだ瞬間、ヒイロの身体が光に包まれる。そしてしばらくして光が収まるとバリアジャケットを纏ったヒイロが立っていた。
「これは・・・」
ヒイロのバリアジャケットは紺色のジャケットに膝が少し隠れるくらいの短パン、紺のジャケットの下にはいつも着ていた濃い緑色のタンプトップ。
そして右手にはウイングガンダムの主兵装のバスターライフルが握られており左腕にはジャケットには不釣り合いなウイングガンダムのシールドが装備されていた。
『私の独断で生成したバリアジャケットですが・・・如何でしょうか?』
「問題ない、充分だ。兵装はバスターライフルのみか?」
『いえ、シールド内にビームサーベルが内蔵されております。』
「そうか、なら始めるぞ」
『マスター、始める前に幾つかよろしいでしょうか?』
デバイスの試運転を開始しようとしたヒイロにデバイスが待ったをかける。
「なんだ?」
『はい、実は私と通常のデバイスの違いについてのご説明をと。』
「違いだと?」
デバイスの言葉にヒイロはデバイスの言葉に耳を傾ける。
『はい、管理世界では拳銃などは質量兵器とカテゴライズされています。』
『そしてデバイスには非殺傷設定というものが常設されています、これを使えば相手を殺すことなく捕縛することが可能になります。』
「便利なものだな」
そんな機能があの時、マリーメイアの軍勢と戦う時にガンダムにあればデュオ達は苦労しなかっただろうと思うヒイロであった。
『さて、前置きが長くなってしまいましたがこれからが本題です。』
今までよりもデバイスの声がどこか真剣味を帯びた言い方にヒイロの表情も自然と険しくなる。
『マスター、私は本来はガンダムという兵器です。それがデバイスとなったからと言って兵器であることは変わりありません。』
「・・・つまりは」
『はい、私はデバイスでありながらも質量兵器でもあるのです。』
デバイスの言葉にヒイロの表情に若干だが驚きの表情を露わにする、しかし、そこはヒイロ。直ぐに表情を改める。
「詳しく説明してくれ。」
『はい、通常デバイスはマスターの魔力で攻撃や防御にバインドによる拘束などを行います。それは私も同じですが。私はMSとしての機能を有しています。』
『なので、たとえマスターの魔力が無くなろうともMSの機能を使用すれば飛行も攻撃に防御を問題なく行うことが出来ますが、それは魔力よる運用ではなくMSの機能で運用しているために武装の非殺傷設定が機能しません。』
「魔力を使えばお前はデバイスとして機能するが魔力を使わなければお前は質量兵器となる・・・か。」
『はい、ちなみにマスター私が質量兵器と扱われる際のみに装備される物が一つあります。』
「自爆装置か?」
『・・・はい。』
ガンダム各機に必ず搭載されていた自爆装置、主にガンダムの機密保持のために搭載されていたが自爆装置を使用したのはヒイロとカトルの2名だけであった。デュオは使用したが装置の故障によりで不発に終わっている。
「バリアジャケットを着たままで自爆したら俺はどうなる?」
ヒイロの問いにデバイスは。
『以前と同じで重症は免れません、下手をすれば死んでしまいます。なので使用はなるべくお控えください。』
デバイスの忠告を聴き、しっかりと頷くヒイロ。今回はジュエルシードの回収が目的だ。ユーノが言っていた暴走思念体などとの戦闘はあるだろうが自爆を使用することは流石に無いだろう。
「わかっている、話は終わりだな。始めるぞ」
『了解しましたマスター。』
その後ヒイロは朝日が昇り始める前まで公園で試運転を続けるのであった。
相変わらずな雑な締め方、どうにかしないとですね。タイトルも良いのが浮かびませんね。