魔法少女リリカルなのはー少女たちが見た流星ー 作:嵐の中輝きたい
「サッカーの試合?」
休日の朝、何時ものように喫茶店翠屋の手伝いをしていたヒイロ。しかし、店長である士郎の姿が無く不思議に思ったヒイロが桃子に尋ねると。
「士郎さんなら今日士郎さんが監督をしてる少年サッカーの試合だから今日は朝早くから出てるのよ」
とのことだった、ヒイロ自身サッカーのことはよく知らないが差し当たって興味も無い。知りたい情報を知ったのでヒイロは話を切り上げ作業に戻った。
開店作業を済ませ、後はお客が来るのを待つのみとなり若干時間を持て余していたヒイロが店内を見渡していると。
「ヒイロ君、ちょっといいかしら〜?」
厨房から桃子の呼び声にヒイロは厨房に向かう、厨房に入り桃子を見つけるとその足元に見覚えのないクーラーボックスがそこにあった。
「それは?」
桃子の足元にあるクーラーボックスがを見ながらヒイロは尋ねる。
「実はね、このクーラーボックス今日のサッカーの試合に持って行くはずのスポーツドリンクが入ってるのよ。でも士郎さんたら置いて行ってしまってるのよ」
普段見かけないクーラーボックスの正体は士郎の忘れ物であった、そして。
「ヒイロ君、お願いなんだけどこのクーラーボックス士郎さんのいるグランドに届けてもらえないかしら?私はここから離れられないし、なのはももうグランドに行っちゃったし頼める子がいないのよ。」
「・・・わかった。」
特にやることが無かったのでヒイロはこの申し出を断る理由が無かったので受ける事にした。ヒイロの返答に桃子は。
「ありがとう〜、助かるわヒイロ君。あ、これグランドまでの道筋を書いた地図よ。」
そう言って付けていたエプロンのポケットから一枚の紙を取り出してヒイロに差し出した、いつのまに用意していたのか疑問に思うヒイロであったが地図があるのは助かるので深く考えないことにした。
ヒイロはクーラーボックスの紐を肩から掛け、地図を片手に目的地であるグランドを目指した。
地図を頼りに歩くこと十数分、ヒイロの耳にボールの蹴る音や子供の叫び声や歓声などが届いてきた。
『近くまで来たようですね』
「そうだな」
デバイスの言葉に頷きながら進むと見知った後ろ姿が視界に捉えた、なのはと士郎である。なのはの両隣にはなのはと同じ歳くらいの女の子がいた。
一人は金髪で三人の中では一番声をあげながら夢中に応援していた、反対側に座っている紫色の髪をの子は金髪の子とは違い落ち着いた雰囲気である。
まぁ、そんなことはさて置き早々に用事を済ませ帰るためヒイロは士郎に近づく。
「士郎」
「む、ああ。ヒイロ君じゃないか、っとそのクーラーボックスは!」
「桃子に頼まれた」
「いや〜すまないね、朝急いでいたからついウッカリしていたよ。」
士郎は頭を掻きながら申し訳なさそうにヒイロに言ってきた、只ヒイロにとってはせんなきことなので別段気にする様子もなかった。
要件も済ましたのでお店に戻ろうとするヒイロ、そこに。
「ヒイロさん!!」
なのはがユーノを肩に乗せながらやって来た、その少し後ろからなのはの両隣に座っていた二人が様子を伺いながらやって来た。
「なのはか」
「ヒイロさんもサッカーを見に来たんですか?」
「いや、桃子に頼まれてこれを士郎に届けに来ただけだ。」
そう言ってヒイロは足元に置いてあるクーラーボックスに視線を移す。
「あっ、そうだったんですか。」
なのはと会話を交わしているとなのはの後ろにいた金髪の少女が。
「なのは!!ちょっとこっちに来なさい!!」
「えっ、ちょ、ちょっとアリサちゃんーーーー!?」
物凄い勢いで襟を掴まれ引っ張られて行った、その様子に紫色の髪の少女も慌てて後を追って行った。目の前で起きた出来事に士郎は困った笑みを浮かべヒイロは興味なさげにその場を立ち去る。
その後いなくなったことになのはから念話で文句を言われながら仕事をすることなるのだが。
その後お昼過ぎに士郎のサッカーチームの祝勝会でヒイロも駆り出されることとなる、その際なのはから念話で呼び出されたのでテラスに行くと。
「あっ、ヒイロさん〜こっちです。」
なのはの呼び声に反応しその場所に行ってみると。
「来たわね!!」
「ア、アリサちゃん落ちついて。」
先程サッカーの試合でなのはと一緒にいた二人がそこにいた、ちらりとなのはのほうに視線を向ける。
「にやははは、あ、あの時自己紹介しようとしたんだけどヒイロさん直ぐに帰っちゃったから・・・」
「そうか」
あの時引っ張られて行ったのは自分のことをなのはに聞くためだったと理解したヒイロ、何故自分のことを聞きたかったのかはわからないが。
「アリサ・バニングスよ!よろしく」
「ア、アリサちゃん相手は歳上なんだから、えっと、月村すずかです。なのはちゃんとアリサちゃんとはお友達です仲良くさせて貰ってます。」
挨拶をとっても真逆の性格である、しかし、ヒイロは似た様な二人を知っているため特に違和感を感じることはなかった。
(デュオとカトルのような二人だな)
「ヒイロ・ユイだ。訳あって高町家に世話になっている。」
自己紹介を済ました後軽く二人(主にアリサ)からの質問攻めに合うが仕事に戻るといって、難なく交わしたヒイロであった。
そして事件は祝勝会が終わって間もない頃に起こった。
「ヒイロ君、交代よ休憩してきてね」
「了解した」
夕方に差しかかろうとした頃、ヒイロはいつも通りに翠屋の手伝いをしていた。
『お疲れ様ですマスター』
『このくらいどうという事はない』
『流石ですね、それはそうと実はマスターに伝えなくてはいけないことがありまして』
『なんだ?』
デバイスが要件を言おうとしたその時。
『はい、実は・・・!!マスター!!』
『わかっている、これはまさか』
『はい、ジュエルシードの反応です!』
ヒイロの戦いの幕が上がる。
ゼスティリアクリアしました、けど物足りなさが半端なかった。酷評を受けてる訳がわかりました。けどデゼルはカッコイイこれは譲れない。