空に憧れた少年とバンド少女達   作:凌介

19 / 42
暁斗はポピパと1日行動を共にし夏空を描く


第19話ポピパと夏空

夏休みも後半に差し掛かる中俺のやる事は変わらない

空を見上げ空を描く俺の見ている空を誰かに知って欲しいと

思いながら空を描く

「日常の空を描くのは簡単だけど、それをどう届けるかだよね」

そう呟き家の窓から空を見上げる

ただそうしていても始まらないので俺は街に繰り出す

そして街の色んな場所から空を写す

街を回っていると香澄に会った

「暁斗先輩!こんにちは」

「こんにちは、香澄今日はどうしたの?」

「これから皆とまた海に行こうと思って!」

「日帰りでまた海に行くの?」

「夏休みの間にもう1回行こうねって話してて、今日なら大丈夫だって皆が!」

「そっかそっか俺は今日も変わらず空を描くための物語を探してるとこ」

「先輩の空はいつもキラキラしてますから楽しみです。

先輩にまた私たちの空を描いて欲しいですね」

「どうせ予定ないし日帰りなら付き合おうか?皆がいいって言えばだけどね」

「聞いてみます!」

香澄が皆に連絡したところあっさりOKが出たので俺も最低限の荷物を持って香澄達と一緒に出かける

俺は電車の窓越しに過ぎ行く景色を見ていた

「いい景色ですよね、私も好きなんです電車とか乗り物から見える景色」

話しかけてきたのは沙綾だった。

「限られた世界にどう思いを馳せるかだね」

「たとえばどんな感じですか?」

「そうだな〜例えば入道雲が見えたとするよね、そこから想像してみて夏のよく晴れた高い空に大きな入道雲が浮かびそれを眺めている自分がいて陽炎がゆらゆらと揺れている中に響く蝉の声そしてその声が止むと雲が広がってきてポツリポツリと雨が降るって感じ」

「何となくイメージがつきました。凄いですね雲ひとつからそこまで想像が膨らむなんて」

「そうしないと空を描く物語は作れないからね」

「2人で何話してるんですか?」

香澄達が話に入ってきた。

「暁人先輩はすごいって話だよ」

「凄くないよ、自分の世界って言うのかな?そう言うのを持ってるってだけ」

「でも、だからこそキラキラドキドキする様な空を描くことが出来るんじゃないですか?」

「先輩の空は綺麗だなって思います」

「ありがとう。俺は自分が見ている世界を皆にも知って欲しくて空を描いてるから、気に入ってくれて嬉しいよ」

皆で話していると目的地に到着した。

「海綺麗!」

「砂底が透けるくらいに透明だね」

「とりあえず行くぞ!遊ぶなら着替えてから」

「待って有咲〜」

「先輩ちょっと待っててください」

「海でも見て待ってるよ」

そうして俺は1人海を眺めている

「この水平線の向こうにも空は広がってるんだよな」

そうして1人海を眺めているとポピパの皆が戻ってきた

「おかえり」

「戻りました!先輩!水着どうですか?」

「皆んなにあってるよ」

「褒められたね!」

「うん!」

「先輩は海見てたんですか?」

「まぁね、夏空と海ってさ定番だから、その定番を上手く描けないかなって」

「さっき私と話してた内容をそのまま曲に出来たりしませんか?」

「出来なくはないけど、少しだけ内容いじらなきゃだね」

「じゃあ、遊びながら考えましょう!」

「て言っても何するんだよ?」

「またビーチバレーしようよ!ビーチフラッグとか泳ぎで競走とか!」

「砂の城作るとか!」

「子供かよ!」

「いや、今の自分達が作ったらどこまでのクオリティ出せるんだろうとか思わない?」

「確かに、今よりも子供の頃に比べたら凄いやつが出来るだろうしね、やってみるのも面白いんじゃない?」

「まぁ、一理あるとは思いますけど…」

「とりあえず、1つずつやっていこう!」

まずはビーチバレーで勝負する

有咲とりみちゃんに審判をお願いし俺と香澄、おたえと沙綾でチームを組みビーチバレーに興じる

そしてメンバーを変えつつ3回勝負した後休憩を挟み競泳とビーチフラッグで遊んだ後お昼を挟み砂の城を作っていく

そしてなかなかのクオリティの城が出来上がったので

その場に並んで写真を撮った

そして夕方、ポピパの皆は海辺のステージで数曲演奏し

俺はその姿を写真に収めていく

「いい曲が出来そう」

俺は写真を見てそう呟いた。

 

 

そして帰り道

行きと同じく電車での移動中

「先輩!今日はどんな曲になりそうですか?」

「晴れた空が雨に変わる瞬間を描くよ夏の雨と空をね」

「楽しみにしてますね!」

「また楽しみが増える!」

「期待してて」

そうして電車は駅に到着しそこからそれぞれの方向に皆帰って行った

俺も家路を急ぎ自宅に着くとさっそく曲作りを開始する

「空と海の青さをそして雨を伝えられるようになってるといいな」

歌詞を書きつつ俺は呟く

そして出来上がった曲をSkyとしてupする

「さぁ、空を見上げる時間だよ!」

 

 

ポピパ視点

スマホのグループ通話で皆と話しながら今か今かと待っていると通知が来た

「待ってました!」

「来たきた!」

「楽しみだね」

「すげー楽しみ」

「さっそく聞こう!」

私達は曲を聴いていく

 

『真夏の海が太陽の光を反射し眩しさに目を細め空を見上げれば広がるのは青空そして空を覆うように雲が広がり

雨が降る

雨に濡れながらさっきまでの青空を思い浮かべて

皆で笑い合えたら素敵だろう』

 

曲が終わると感想を伝え合う

「今日も良かったね」

「最高だった!震えた」

「綺麗な空だった!」

「あの人程空を描ける人他にいないかもな」

「あの人の空は特別だからね」

私はあの人がSkyなのを知ってるし、他の皆も気付いているだろう。

でも、あの人ほど空が似合う人なんていないだろう

あの時の事を思い出しながら私は笑っていた。

 

 

 




19話目ポピパと夏空いかがでしたか?
主人公の言葉や曲(イメージ)から自分なりの空を思い浮かべて貰えたらと思います。
次回はハロハピの話を書いていきますのでお楽しみに

次回「雨空と太陽のような笑顔」

投稿頻度に着いてのアンケートです

  • とりあえず現状維持で!
  • 最低でも月に2回くらいは投稿を!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。