空に憧れた少年とバンド少女達   作:凌介

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空を見上げた先にあるものはどんなものなのか


第2話空を見上げて

空が好きだ、手を伸ばしても届かない俺の永遠の憧れ

空を飛びたいと思うか?否だ、翼は望まない願うなら空の先の先を見てみたい自分が描く世界で

「よし、こんなもんかな!」

暁人は普段よりも早くに起床し朝の風景を写真に収めそして学校に行く前にと曲を作り動画サイトに投稿すると

制服に着替える俺がこれから通う学校は花咲川学園

今年共学になったばかりで2年男子は俺だけらしい

俺は着替えと朝食を済ませると俺はバックにファイルを入れて家を出る

「さて、行きますか!」

空を見上げて呟やきマウンテンバイクに跨り学校に向かう

自転車で10分学校に到着する

俺はマウンテンバイクを自転車置き場に置いて

改めて職員室に向かいノックして職員室に入り挨拶する

「おはようございます。今日から通わせて貰います黒崎暁人

です。春休みに伺った際に始業式の時に改めて職員室に伺うようにと言われたので伺いました」

俺がそう言うと校長先生が俺のところにやってきて話し出す

「やぁ、よく来たね!改めて我が校にようこそ!少し待っててくれ、もうすぐ君のクラスの担任が来るはずだ」

そう言ってすぐに1人の先生が1人の生徒を伴ってやってきた

「君のクラス担任の相沢です。担当教科は科学、よろしく

こちらは風紀委員の氷川さん」

そうして氷川と呼ばれた女子が1歩前に出て自己紹介してくれた

「氷川紗夜と申します。風紀委員長です。そしてあなたのクラスメイトになります。よろしくお願いします」

「丁寧にありがとうございます。黒崎暁人です。よろしくお願いします」

「よろしくお願いします黒崎さん」

「暁人で良いよ!」

「では、もう少し打ち解けてからということで」

「ん〜まぁ、それでいいや!じゃあこれからよろしく氷川さん!」

「私の事は紗夜で構いませんよ、学校は違いますが妹がいますので、もし会う機会があった場合紛らわしいのでよほどのことがない限りそう呼んで貰っています」

「じゃあ、紗夜さんで!もう少し打ち解けたら呼び捨て!それでいい?」

「わかりました、とりあえずクラスに案内しますので着いてきてください」

「お願いします」

そうして俺は紗夜さんの後ろを着いてクラスに案内してもらう

そして教室前で待機し連絡事項等を伝えた後

編入生として俺の事を紹介してもらう

先生から入って来てと声が掛かったので俺は教室に入り自己紹介する

「黒崎暁人です!よろしくお願いします!趣味は写真と音楽です!自己紹介ついでに良かったらどうぞ!1人1枚好きなの取ってください」

そう言ってファイルを1番前にいた女子に渡す

そして全員に行き渡ったのを確認し最後に先生にもファイルを見せる

「先生も良かったらどうぞ」

「これは全部あなたが撮った写真?」

「はい、風景ばっかなんですけどね」

「いいじゃない!じゃあコレを貰うわね」

先生が選んだのは桜並木と青空を写した写真だった

そうして写真を配り終えた後今度は俺への質問タイムとなった

「音楽が趣味って言ってたけど、バンドはやってるの?」

「バンドはやってないね!1人で自分だけの音楽をやってるかな、動画サイトに投稿してるんだ」

「もしかして話題になってるSKY?」

「あそこまでじゃないよ!歌ってみたとかを投稿してる暁の空ってチャンネルだよ」

俺はSKYである事は秘密のためもう1つの方をあえて口にした

「写真は人物は撮らないの?」

「人を写すのは苦手なんだ」

「じゃあ運動は?」

「あんまり得意じゃないかな」

「最後に1つ良いですか?」

そう言って紗夜さんが手を挙げる

「どうぞ」

「音楽についての質問ですが、楽器は何ができるんですか?」「バンドでやる楽器は全部できるよ!後はフルートが少しだけできるかな」

「器用なんですね」

「一通り出来ないと動画投稿もなかなかね」

「じゃあ、質問はここまで!始業式始まるから整列して!」

俺は整列する振りをしてすぐに列から抜け出し始業式をサボる事にした

始業式をサボるために俺は屋上に来て空を眺めていた

そして手を伸ばし掴むような動作をして呟く

「届かないよな〜」

届かないのをもどかしく思ったりはしない、この届かない空にどんな物語があるのか、その物語を音楽でどう描くのかを想像するのが楽しい

そんな事を考えていると屋上の扉が開き紗夜さんが少し怒った表情でこちらにやってきて話し出す

「始業式終わりましたよ!黒崎さん!」

「もう終わったんだ!そんなに長い時間考え事にふけってたつもりはなかったけど」

「あのですね!仮にも我が校の生徒になった以上風紀を乱すような真似は止して下さい!」

「大丈夫だって始業式や朝会をサボるくらいなんでもないって!」

「そういう問題ではありません!」

「まぁまぁ、そんな怒んないでよ!」

「誰のせいですか!」

「悪かったって!」

「反省してください!」

「はいはい、ところで、呼びに来ただけ?」

「どういう事ですか?」

「いや、深い意味はないけど、それだけかなって例えば空を見に来たとか」

「見上げて何かなるんですか?」

「想像してみて、どんな時に空を見上げたくなる?」

俺の問に紗夜さんは少し考えて返答する

「そうですね、例えば落ち込んだ時とかでしょうか?後は友人とケンカして仲直りしたい時なども、ふと見上げたりするかもしれません」

「じゃあさ、そんな時どんな空だったら気持ちが晴れやかになる?」

「えっと、夕方…ですかね?」

「例えば夕日が沈む瞬間とか、少し薄暗くなり始めた空とか?」

「そうですね、本当にふとした瞬間に見上げると、とても

気分は晴れやかなものになりますね」

俺は制服の胸ポケットから1枚の写真を取り出し紗夜さんに渡す

「あげる、いい話聞かせてくれたお礼」

「青い夕日?」

「ブルーフラッシュって言うらしいよ、詳しくは知らないけど、たまたま撮れた1枚で俺のお気に入りの1つなんだ」

「よろしいのですか?」

「よろしいです!なんてね!」

そう言って笑いながら教室に戻って行き授業日程等を聞いたあと午前中で解散となった

俺はすぐに家に帰り作曲を始める

「コンセプトは思い出と仲直りかな」

そう言って俺はギターやキーボード等の楽器を演奏しながら曲を作っていき完成した曲を投稿すると夕方まで仮眠をとることにしベッドに寝そべり眠りに着いた

 

Roselia視点

 

練習の休憩中に私達全員のスマホが一斉に鳴った

「みんな一斉にって事はSKYだよね!」

「それしかないでしょうね」

「今日はどんな曲でしょうか」

「きっと素敵な曲ですよ!」

「だよね!」

私達はそれぞれイヤホンをして聴き始める

 

『とても落ち込んだ時、君ならどうする?

自分なら空を見上げてみる

どこまでも広く広がり続ける空を見ていると落ち込んだり悩んだりしていた自分が馬鹿馬鹿しく思えてきて

クスリと笑ってしまうそして気分を切り替えた自分を夕日がやさしく照らしてくれていたそしてその夕日は少しずつ青くなっていき沈んで行った』

 

曲が終わると私はポケットに入れていた写真を取り出した

「紗夜、それ何?」

「写真です、今日編入してきた方からいただきました」

「私もです!クラスの皆は1枚は必ず貰っていますよ」

「へぇ〜見せて見せて!」

「どうぞ」

そう言って私は写真を手渡す

「2枚とも凄い綺麗に撮れてるよね!良いな〜アタシも欲しいかも!」

「そういえば紗夜さんはどうして2枚持っているんですか?」

「始業式をサボった彼にお灸を据えようと思ったのですが話を逸らされて、その流れで話した時にいただいたんです」

「そうなんですね」

「えぇ、まぁ」

「ねぇ、紗夜か燐子さ、この写真の彼紹介してよ!アタシも話してみたい!」

「ちょうど良いわもうすぐLIVEの予定があるのだし、呼んだら良いわ」

「一応声はかけてみますが期待はしないでくださいね」

「あこも会ってみたいし頑張って誘ってみてよ!」

「えぇ、明日声はかけてみますので」

「話は纏まった事だし練習を再開するわよ」

そうして私達は時間いっぱい練習し解散する

そしてその夜SKYが今日3曲目となる曲が投稿された

「タイトルは夜空と街明かりですか、とりあえず聞いてみましょう」

そう言って私は曲を聴き始める

『日が暮れて街に明かりが灯り夜空が広がる

街の明かりで星は見えないけれど街明かりが月明かりすらない空だからこそ輝きまるで人工の星空のように輝いていた

綺麗と思えたら素敵だ、自分だけの楽しみを1つ見つけられたのだから』

「こういう捉え方も出来るのね」

私はもう1枚の月明かりで輝く桜並木の写真を眺めながらそう呟いた

そして曲が終わると少し名残惜しさを感じながら私は窓越しに空を見上げたのだった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 




お久しぶりです。空に憧れた少年とバンド少女達の2話目になります。主人公が花咲川にいるメンバー以外と出会うのはもう少し先になりますが花咲川のメンバーとの出会いイベントは構想自体は出来ているのでお楽しみに
次回「雨空と雨に濡れて」

投稿頻度に着いてのアンケートです

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