空に憧れた少年とバンド少女達   作:凌介

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夏休みの終わりに暁人は太陽のような笑顔を知る


第20話雨空と太陽のような笑顔

夏休みの最終日だと言うのに空はあいにくの雨空だ

それでも暁人は笑っている

「雨が降るのは久しぶりだな!雨空の写真を増やすチャンスだ!もしかしたら虹も見られるかも!」

暁斗は防水対策をしてカメラを持って家を出る

俺は色んな所を周り雨空を写真に収めていく

そしてあちこち見て回っているとこころに会った

「あら!暁人!久しぶりね!夏休みは全然会うことが出来なかったけれど、元気そうね!」

「まぁね、こころも元気そうだね」

「もちろんよ!雨でも全然大丈夫なくらいに元気よ!」

「みたいだね、こころは何してるの?」

「雨だからこそできる楽しい事を探してるのよ!暁人は雨空を撮っていたの?」

「そうだよ!いい写真が沢山撮れたところ」

「見せて!」

「どうぞ」

俺はこころに写真を見せる

「どの写真も素敵ね!そうだわ!暁人!暁人について行ってもいいかしら?」

「構わないよ!一緒に行こうか!」

「是非ともお願いするわ!」

そうしてこころと一緒に行動する事になり

こころの気の向くままに着いていきその場で写真を撮る

「暁人、さっきから難しい顔してるわよ!何をするにも笑顔じゃなくちゃ!」

「ちょっとね、考え事してたんだ」

「何を考えていたの?」

「雨空をどう描こうかなって」

「暁人の物語としてはどう描きたいの?」

「そうだな〜どんなに辛いことがあっても雨に濡れて全部流しちゃおうみたいな感じか逆に笑顔が曇る時に涙を隠すように雨が降るとかそんな感じ、こころはどう?」

「よく分からないわ!だって笑顔でいたらそれだけでハッピーだもの!私達はハローハッピーワールド!世界を幸せな笑顔でいっぱいにするバンドだもの!」

「なるほどね、世界を笑顔にか…」

「何か気になることでもあるの?」

「いや、かなり昔本当に今よりもっと子供だった頃にさ

形や色がテーマの子供向けの曲があったなって」

「どんな曲なの?」

「形だけでも、色だけでも、動かないしわからない一緒に作るから意味があるよって曲だったかな」

「それよ!暁人!ただ空を描くだけじゃなくて、空にあるのは雲や太陽!それに風だって吹くわ!こうして雨だって降るけれど、いつかは晴れて陽の光が暖かくて自然と笑顔になれるのよ!」

「虹の橋がかかったりね」

「それは素敵ね!きっと皆笑顔になれるわ!」

雨は小降りになり少しづつ止んでいき晴れ間が指した

「こころ!飛び跳ねて!虹を掴むみたいに」

「わかったわ!」

こころは飛び跳ね虹を掴む仕草をし俺はその姿を写真に収めた

「最高の写真が撮れたよ!」

「私にも見せて!」

「もちろん!」

俺はさっき撮った写真をこころに見せる

「素敵ねまさに虹を掴んでいるわ!」

「そう見えるように撮ったからね」

「暁人の写真はいつも素敵ね!」

「ありがとう。こころはなんだか太陽みたいだね!」

「それは良いわね!皆を照らす太陽は私なのね!」

「太陽のような笑顔って心のためにある言葉なんだろうね」

「だとしたら暁人はイメージの空や翼って言葉がピッタリかもしれないわね!」

「そうだね、俺が見てる空を曲を通してイメージして貰えたらなって思うからね」

「今回はどうかしら?」

「まだ分からないね、でも、きっといい空が描ける気がしてる」

「今日の事をそのまま曲にしたらいいのよ!」

「そうしてみるよ!」

そうしてこころと分かれて俺は帰宅し写真を現像する

「こころが写ったやつは後でこころに渡すとして

雨空の写真が増えたのはありがたいな」

そして写真を乾かしている間に曲を作っていく

「曲のテーマは雨と虹だな」

そうして歌詞を紡いでいく

「雨空?いや雨降る街?ん〜あえて曇り空かな?

あ!土砂降りの中だ!これだ!土砂降りの雨の中見上げた空からは雨の雫が落ちてくるこんな感じだな」

そうしてひとつまたひとつと歌詞を紡いでいき出来上がった曲をSkyのチャンネルにupする

「今回はいつもより時間が掛かったな」

俺は楽しみにしているであろうユーザーに向けて空を届ける

 

 

こころ視点

 

暁人が曲を動画サイトにupした。

「待っていたわ!」

私はさっそく曲を聴いていく

 

『土砂降りの雨の中見上げた空から雨の雫が落ちてくる

陽のあたる場所を探して雨の中を歩き回る

太陽は今の空にはなく雲が広がっている

それでも空は晴れると信じ歩いていれば

雨は止み空は晴れ渡り虹の橋が掛かる』

 

 

「今回も素敵だったわ暁人!」

空はまだ少し雲が残るが月が輝いている

空は晴れて自然と笑顔になれた

 

次の日

学校が始まる前に暁人から昨日の写真が届いていた。

「まぁ素敵!昨日の写真がこんなにたくさん!

どれもこれも素敵だわ!」

貰った写真1枚1枚を眺めながらウキウキした気持ちで学校へと向かうのだった。

 

 

 

 

 




20話目です。今までよりもちょっと短いかもしれませんが
それについてはご勘弁を
とはいえまだまだこの作品は続きますのでお楽しみに


次回「新学期と青空」

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