空に憧れた少年とバンド少女達   作:凌介

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暁人はいつも通りを大切にする仲間達と出会う


第7話暁人といつも通りの夕焼け

RoseliaのLIVEから数日経ち俺は友希那が他のバンドの子達を紹介してくれることをたのしみにしながら日常生活の空を描いていた。

そして今日も学校での一日が終わり帰宅しようとした時紗夜さんが俺を呼び止めた

「黒崎君、少しよろしいですか?」

「何?またLIVEのお誘い?」

「残念ですがそれはもう少し先になるかと思います。今回は湊さんから伝言を預かってます」

「友希那から?」

「えぇ、週末は予定を空けておくよにだそうです」

「てことは、Afterglowってバンドの子達に会えるのかな?」

「まだわかりませんが、おそらくはそうなるかと」

「そっか、じゃあ週末は空けておくって紗夜さんから伝えてくれる?俺もメッセージは送っておくから」

「わかりました。後、たまには練習を見に来て欲しいと言っていました」

「じゃあ近いうちに呼んでよ!そしたら行くよ!」

「わかりました」

「OK!じゃあまたね!」

そうして俺は帰宅した。

帰宅すると俺は今日撮った写真を現像する

そして出来上がった写真を乾かしている間に写真の整理をしてからさっきの写真もファイルに納める

そして日常の空を描いたあと夕飯等を済ませて少しの間夜空を眺めたあと眠りに着いた

 

次の日羽丘side

暁人にAfterglowの皆を引き会わせるためにAfterglowと皆を探していたがタイミングが合わず昨日は会う事は出来ず今日こそはと思い一年のクラスを訪れていた

「美竹さんはいるかしら?」

「後、ひまりやモカも!」

「美竹さんはまだですけどモカちゃんとひまりちゃんは来てますよ!呼んできますね!」

そう言うと話しかけた子は2人を呼んできてくれた

「おはようございます友希那先輩、リサ先輩!」

「おはよう!2人とも」

「さっそく本題に入るけれど、週末の予定は空いているかしら?」

「私達2人は今のところ予定は無いですかね」

「バイトもないから平気〜!」

「モカはアタシとバイト先一緒だしね!」

「そうで〜す!」

「他の皆にも確認して週末circleに来れないかしら?紹介したい人がいるのよ!」

「誰ですか?」

「物凄く空が好きな人とだけ言っておくよ!後は会ってのお楽しみ!ねぇ友希那!」

「彼については直接会って話すのをオススメするわ」

「わかりました。皆と話してみます」

「仲介役としてアタシ達も行くからさ!」

「助かります!後は予定を確認してモカからリサ先輩に連絡入れますね!」

「よろしく!」

そうして私達は教室に戻りホームルームと授業を受けて迎えた昼休み

Afterglowの皆が尋ねてきた

「こんにちは、友希那先輩!リサ先輩!少し良いですか?」

「どうしたのかしら?」

「モカ達から話を聞いて来ました、会わせたい人がいるんですよね?その人の事少しでも聞けたらなって」

「じゃあ、せっかくだし一緒にお昼食べようか!その時アタシと友希那で知ってる事は教えてあげる」

「皆はそれでいい?」

蘭の問に皆が頷きで返すのを確認してから空き教室に移動し昼食をとりながら話しをする

「それで、あの!会わせたい人の名前は?」

「黒崎暁人と言う名前よ」

「好きな物とか知ってますか?」

「空を見上げるのが好きみたいだよ!空は憧れなんだって」

「音楽はやってるんですか?その人」

「やっているわ、美竹さんは今、スマホを持っているかしら?」

「ありますけど…なんでですか?」

「暁の空と動画サイトで検索してご覧なさい」

あたしは言われるがままに検索してみるとそれなりの数の曲が出てきた

「それとSkyって検索してみな、暁の空はその暁人が歌ってみたとか、自分が思い描いた空をイメージした曲が投稿されてるけど、Skyは曲を聞いてるとスっと情景が浮かんでくるレベルで凄いから」

「この2つのチャンネルがどう繋がるんですか?」

「空で繋がるわ」

「どういう事ですか?」

「まぁとりあえず聞いてみることをオススメするわ」

「じゃあ、曲については後で聞いてみます、その人の容姿とか特徴は?」

「そうだな〜常に空を見上げてるのもそうだけど、空を写した写真がとっても綺麗なんだよね!」

「容姿は少し長めの髪を後ろで束ねて左右に空色のピアスをしているわ髪色は茶髪よ」

「そうなんですか、話聞いてると会うのが楽しみになってくるね」

「うん!強い興味が湧くけど、先輩達は変わり者っても言ってるよね!」

「2人の印象としてはやっぱり変わり者だとは思うんですよね?」

「そうね、でも、彼に空を歌わせたら並び立てるのはSkyくらいでしょうね」

「Skyってそんなに凄いんですか?」

「聞いてみなよ!そうだな〜Afterglowって夕焼けって意味だしこれとかどう?」

そう言ってスマホを差し出してきた画面には夕焼けの空が映し出されていた

「聞く前に言っておくけど、目を閉じてね!その方がいい景色が見えるから」

「曲名は?」

「日が沈む街だよ!後、帰り道の茜の空がオススメ」

私達は全員目を閉じると曲が聞こえてきた

大きなビルの間に夕日が沈んで行く様子、そしてその夕日が帰り道を行く人達を照らしている様子が浮かんできた

「凄いですね!パッと情景が浮かんできます」

「でしょ!でもね、Skyは身近なところから遠い空まで色々だけど、暁人の空はかなり近いっていうか、身近にある感じがするんだ」

「まぁ、とにかく一度会ってみるといいわ、そうすれば彼の人柄等は掴めると思うわ」

「わかりました。じゃあ、全員予定は空けておきます」

そうして私達は昼休みを過ごし午後の授業を受けた後、解散し練習のためcircleに向かった

 

Afterglow 視点

 

放課後、私達は皆でつぐの家に集まり練習していた

「黒崎暁人先輩か…」

「ひまり気になるの?」

「まぁね、だって友希那先輩達が会わせたいって言ってくるくらいの人だし、曲も何曲か聞いたけど、すっごい身近に感じる曲が多かったしどんな人なんだろうって」

「確かに珍しいよね先輩達が誰かの事を紹介したがるのって」

「確かに〜」

「まぁ、そんだけ好感が持てる人って事なんだろうし、あたしは会うのが楽しみだぜ!」

そんな話をしながら放課後を過ごした。

 

それから数日後の週末私達は言われた通りにcircleに来ていた

「先輩達まだみたいだね」

「だな、軽く練習して待ってるか!」

「一応カフェテラスで待ってる方がいんじゃない?」

「すれ違いになるとまずいしね」

「同意〜モカちゃんはパンを食べて待つのだ〜」

そうしてしばらく待っていると友希那先輩達と一緒に聞いていた見た目通りの人がやってきた

「待たせたわね」

「時間ピッタリですし、大丈夫です。」

「暁人がモタモタしてるから」

「これでも手早く準備したんだよ」

「男子にしては支度が長い方ではないかしら?」

「かもね!」

「俺の事はともかくそっちの子達を紹介してよ!」

「そうだったわね、美竹さん、いいかしら?」

「一応友希那先輩達から軽く紹介してください」

「じゃあ順番に今、話していたのが美竹蘭さん、そこで、パンを食べているのが青葉モカさん、桃色の髪の子が上原ひまりさん、その隣が羽沢つぐみさん、背の高い子が宇田川巴さん、あこのお姉さんよ!」

「よろしくね、俺は黒崎暁人!趣味は写真と音楽で空を見るのが好きです」

「美竹蘭、Afterglowのギターボーカルです」

「モカちんで〜す!Afterglowでギター弾いてま〜す」

「上原ひまりです。Afterglowのベース件リーダーです!よろしくお願いします」

「羽沢つぐみです。Afterglowのキーボードを担当してます」

「宇田川巴っす!聞いての通りあこの姉であこと同じくドラマーです!」

そうしてそれぞれの名前と担当楽器を教えてくれた

俺はバックからアルバムを取り出し5人に見せる

「お近付きの印にどうぞ!俺の撮った写真だよ」

5人はそれぞれ写真を見ていく

「どれも綺麗な写真!」

「どうせなら皆同じようなのが良いよな」

その言葉を聞いて俺は近くの席から立ち上がり近寄って声を掛ける

「ちょっといいかな?ページの最後の方を見てご覧」

そう言うと反対側からページをめくって行き夕焼けの写真のページにいきつく

「少し違うけど同じ景色だよ」

「この写真いいね!」

「私も好き」

「じゃあ、この写真あげるよ!皆で同じ景色を共有するといいよ」

そう言って俺は写真を渡した

「じゃあ、せっかくだし皆のこと聞かせてよ!皆にとって思い出深い空はやっぱり夕焼け?」

「ですね!あたし達は気が付いたらいつも一緒にいていつだったか蘭が別なクラスになった時につぐがバンドやろって言ってくれたんす」

「そうだったね、皆でやれる何かを探してたらバンドやろって言ってくれたんだよね」

俺は話を聞いていて仲間や友達の存在の大切さを改めて知った

「なるほどね〜じゃあ、Afterglowってバンド名はどう決まったの?」

「バンド名は色々考えてた時にあたし達がいつも練習するのは放課後で夕方だからって理由なんです」

「なるほどねぇ〜なんか良いね!いつも通りでいる事の大切さを感じられたよ」

「先輩はどうなんですか?」

「俺?俺は、どんな空も好きだよ!俺にとって空は憧れで音楽は物語なんだ」

「どういう事ですか?」

「自分が憧れた空を音楽という物語でどう描くのかを考えながら曲を作ったり歌ったりするんだ」

「暁人、せっかくだし何か歌ってあげればいいじゃない!カバー曲でも良いし、自分の曲でも構わないわ」

「俺の曲は長いのでも3分くらいしかないから俺の曲は動画で聞いて!その代わり、カバー曲で1曲ね!空の青さを知る人よ」

俺はタイトルを告げて歌っていく

 

『全然好きじゃなかったホラー映画とキャラメル味のキス

 

全然好きになれなかったそれなのにね

 

今は悲鳴をあげながら君の横顔を探している

 

空虚な心の落し穴暗すぎてなにも見えない

 

根拠なんて一つもないのにさ身体が走り出してく

 

赤く染まった空から溢れ出すシャワーに打たれて

 

流れ出す浮かび上がる1番弱い自分の影

 

青く滲んだ思い出隠せないのはもう一度同じ日々を

 

求めているから』

 

俺は歌うただひたすらに茜色の空と俺の今の心情やAfterglowいつも通りの日常を思い浮かべながら

 

『全然好きじゃなかったほら、あの呼び方

 

漫画の主人公みたいで

 

全然好きになれなかったんだそれなのにね

 

今も似た言葉に身体が動くよ皮肉な思い出なのさ

 

何回も右往左往してみても暗すぎて何も見えない

 

そうかいまだ隠れているのかい飛び出しておいでメモリー

 

高く掲げた掌届く気がしたんだ確かに回り出す襲いかかる

 

悪魔の顔をした奴らが会いたい人に会えないそんな悪夢を

 

雲に替えて食べてやるよ悲しくなるから

 

いつも いつも いつも いつも 君が 君が 君が 君が

 

最初にいなくなってしまう

 

なんで なんで なんで なんで 僕に 僕に 僕に 僕に

 

さよならも言わずに空になったの?』

 

 

Afterglow視点

 

「友希那先輩達が言ってた理由がわかった、青空だったのが、どんどん日が暮れて行って真っ赤な夕日が照らしてるし」

「空に手を伸ばしてる姿が浮かんでくるしね」

「届かないもどかしさとか色々伝わってくる」

「夕焼けが見える〜!」

「空に憧れてるのがわかるな」

そんな話をしながら曲を聞いていく

 

『赤く染まった空から溢れ出すシャワーに打たれて

 

流れ出す浮かび上がる1番弱い自分の影

 

青く滲んだ思い出隠せないのは

 

もう一度同じ日々を求めてるから

 

君が知っている空の青さを知りたいから

 

追いかけている追いかけている 届け』

演奏を終えると皆が拍手をくれた

「最高でした!」

「かっこよかった〜」

「移り変わる空模様が見えました」

「イメージの空がとてもきれいでした」

「憧れって言うのがわかるなと思いました」

「まぁ、何かが伝われば良かったなと思うよ」

なんて話していると、他のRoseliaのメンバーも集合したので俺はそのままRoseliaとAfterglowの練習を見学させてもらう

しばらく見学していると友希那が話しかけてきた

「暁人、見ているだけで退屈ではない?」

「十分楽しいよ!友希那達の高みを目指す思いやAfterglowの皆でいる事を大切に思う気持ちが伝わってくるしね」

「どう?イメージは湧いてくるかしら?」

「それなりにね」

「今ここで作れと言われて出来たりするのかしら?」

「まぁ出来ないことはないけど、ギター以外持って来てないしな〜」

「作曲している姿を見てみたいのよ」

「まぁ、そこまで言うならギターソロの曲でも作るよ!その代わりFIREBIRD聞かせてくれる?」

「良いわよ、そのくらいなら、皆!暁人がFIREBIRDを聞きたいそうよ」

「じゃあやりますか!」

「ですね!」

「はい!」

「やろう!」

そうしてFIREBIRDが始まると俺には飛び立つ不死鳥が見え天高く飛び立つ姿が浮かんだ

そして演奏が終わると俺はさっそくギターを弾いて曲を作った

と言っても2分程度の曲だが悪く無いものが出来ただろう

そして俺は作った曲の譜面を友希那に見せる

「歌詞もメロディーも悪くないわね、美竹さんちょっといいかしら?」

「なんですか?」

「今日はまだ練習してない曲があるでしょ!ScarletSkyを暁人に演奏してあげたらいいんじゃないかしら?」

「別に良いですけど?」

「私達も良いよ!やろう蘭!」

他のみんなも乗り気なようで頷いている

「じゃあ、やろっか!暁人先輩!聞いてください!ScarletSky!」

そうして演奏が始まると辺りは夕焼けに包まれた

そしてAfterglowの皆が和気あいあいと練習している姿が浮かんできた

「これがAfterglowの空…」

俺は気持ちが高まるのを感じそして演奏が終わる

「最高だった!綺麗な夕焼けに包まれて皆が見えた」

「私達はいつも通りを大切にするAfterglowです!私達のいつも通りの中にある空を先輩が描いてください!」

「そうすれば私達はその空の下で目一杯の演奏をいつも通り最高に演奏します!」

「わかった!楽しみにしてて!Afterglowの空を描いて、まだ見ぬ世界へ連れて行ってあげるよ!」

それからまた少しの間練習して俺達は解散した

 

「暁人、Afterglowどうだった?」

「最高だった!夕方に集まって練習するからAfterglowってなんか良いなって」

「どれだけのいつもを過ごしても変わらないものってあるんだなって思うよねあの子達見てると」

「そうね」

そうして俺達は途中で別れそれぞれ帰路についた

俺は帰宅するとさっそくさっき作っていた曲に歌詞とメロディを追加し曲を完成させるとSkyの方にupし暁の空にもう一曲upしてから星を見るために俺は屋根に上がり星空の写真をとりながらしばらく天体観測に興じていた。

 

 

Afterglow視点

練習終わりに皆でつぐの家件お店で夕飯を済ませていた時

スマホが鳴ったので確認するとSkyと暁の空が更新されていた

「Skyと暁の空が更新されてる」

「本当だ〜」

「さっそく聞こうよ!」

「賛成!私も聞きたい!」

「あたしもいいぜ!」

「どっちから行く?」

「Skyだな!」

「私は暁人先輩の方から聞きたいな!」

「じゃあ、それぞれ先に聞きたい方聞いて両方聞いた後に感想言い合えば良いんじゃないかな?」

「賛成〜」

そうして私達はそれぞれ先に聞きたい方を聞いていく

 

巴・モカ視点

あたしとモカはSkyの方から聞くとこにした

「じゃあ再生するぜ!」

「良いよ〜」

そうして曲を再生し目を閉じる

『 昼と夜の間が夕方なように夕方から夜にかけても間の時間が存在する逢魔が時と言われるその時間の空は美しき黄金色の空が広がりまさに夢現の時と言えるだろう

そして夢の時間が星を連れてくる』

 

「なんか良いな!上手く言えないけどさ、あたしらの練習する時間の表現ってのかな?夕方が終われば自然と夜になるんだけど間の時間って考え方は無かったよな」

「無かったね〜いつも通りの中にあるのにね〜」

「だよな!」

 

 

 

蘭・ひまり・つぐみ視点

「とりあえずあたし達は暁人先輩の方からいこう!」

「そうだね!」

「楽しみ!」

そうして私達は暁人先輩の作った曲を聞いていく

 

『 夕日が照らす街に夜がやってくる星と月が輝く中で人々は音楽に酔いしれるそしていつも一緒に行動する少女達は

今日もこの街で音楽とともに明日を待つ』

 

「先輩のだって最高じゃん!いつも通りを過ごして明日を待つなんてさ!」

「だよね!私は好きだな〜」

「私も好きだなって思ったよ!」

そうして私達はそれぞれの順番で曲を聞いて互いに感想を言い合った

そして先輩がくれた写真を皆で見せ合い笑いあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




7話目になりますね!今回はAfterglowとの出会いを書かせてもらいました。次回は千聖以外のパスパレメンバーとの出会いを書いたあとハロハピの花音と薫との出会いの話を書いて
からポピパの話を書いていこうと思いますのでお楽しみに
次回「パスパレと涙の雨空」

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