空に憧れた少年とバンド少女達   作:凌介

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よく晴れた空に皆の笑い声が響いてくる


第9話皆の笑顔とよく晴れた空

今日は学校が休みのため俺はカメラを手に外に出ている

場所を移動しつつ青空の写真をカメラに収めていく

そうしてあちこち回っているとクラスメイトの子がなにかあたふたしてる様子が目に止まった

「クラスメイトの松原花音さんだっけ?どうしたんだろう?」

俺は声をかけることにした

「あの!松原花音さんだよね?」

「確か、同じクラスの黒崎暁人君だよね?」

「そそ!覚えてくれてて何よりかな、それよりも、どうしたの?迷った?」

「実はこころちゃんの家に行く途中で道間違えちゃったみたいで」

「送ろうか?」

「良いの?」

「俺の用事は写真を撮ることだから」

「良かったら見てもいい?」

「どうぞ!」

「どれも綺麗だね、この飛行機雲の写真とか好きだな〜」

「これは現像しないとあげられないけど、こっちならどうかな?」

俺はアルバムから飛行機雲の写真を取り出し渡す

「良いの?」

「もちろん!さぁ、行こうか!後ろ乗って!」

「うん!」

俺は松原さんを乗せて自転車を走らせる中で話をする

「松原さん空は好き?」

「私は黒崎君程じゃないけど、空を見る事は多いかな、どうしようもない気持ちになった時とか空を見上げると太陽の光だったり雲の形だったりとか見てると落ち着くんだ!

飛行機雲とか見てるとあの雲の先に何があるんだろうとか考えるとね楽しんだ」

「良いね!流れる雲に思いを馳せるとか、俺も良くやるし

何よりも空を見上げる事が俺は好きなんだよね」

「それで授業サボるくらいだもんね」

「それ言われると痛いな〜」

そんな話をしているとこころの家に到着した

「着いたよ!」

「送ってくれてありがとう」

「別に良いよ!じゃあ、また!」

そうして帰ろうとしたタイミングではぐみと美咲ともう一人がやってきた

「あれ?アキくんだ!久しぶり!」

「やぁ、はぐみ、それに美咲も」

「こんにちは先輩、一応紹介しますねこっちは瀬田薫さん

です」

「よろしく瀬田薫だ、君が黒崎暁人君だね、こころから話は聞いているよ、とても綺麗な空の写真を撮るそうだね」

「まぁ、空は俺の憧れなんで、良かったら日の出の写真をどうぞ!」

俺はそう言って写真を渡す

「ありがたく受け取らせてもらおう!」

そうして門の前で話しているとこころが出迎えた

「皆、いらっしゃい!暁人も一緒だったのね!」

「たまたまね」

「ちょうどいいわ!これからLIVEがあるの!やる場所はcircleよ!」

「今日ってなんかあったっけ?」

「ハロハピファンだけのLIVEをするのよ!」

「ファン感謝祭みたいな感じ?」

「そういう事よ!暁人も見ていくでしょ?」

「良いの?」

「暁人、人を撮るのは苦手って言っていたけれど、演奏している私達を撮れるからしら?」

「苦手ってだけで撮れないわけじゃないから大丈夫だよ、空の写真程綺麗に撮れるかはわからないけどね」

「大丈夫よ!暁人ならきっと私達を綺麗に撮ってくれるわ!」

「まぁ、こころがそこまで言うなら」

そうして俺はこころ達と一緒にcircleに向かった

そしてcircleに着くとこころ達はLIVEの準備俺はカメラの点検を始める

そうしてLIVEが始まると俺は角度を変えながら1人1人を写真に収めて行く、美咲は現在ミッシェルになりきっているため後で個別に2~3枚撮ってあげようと思いつつ皆の活動を記録に残していく

そうしてLIVEが終わるとLIVEに来ていたみんなは満足そうな笑顔で皆帰って行った

「晴れ渡る笑顔ってこういう感じの事を言うのかもな」

そう呟きながら俺も外に出ると空は雲一つない晴天だった

「こういう時の空ほど高く感じるんだよね!」

そう言って俺は空を写真に収めてからこころ達の所に行き声をかける

「お疲れ様、いいLIVEだったよ!俺も聞いててワクワクしたし楽しかった!」

「喜んでもらえて良かったわ!いい写真は撮れた?」

「とりあえずね」

俺は写真をこころ達に見せる

「いい感じに撮れてるじゃない!」

「そうかな?」

「いいと思うよ!」

「うん!素敵だと思う!」

「私が輝いているよ!」

「上手く撮れてますね!」

「最後にもう1枚全員揃ってる写真を撮らせてくれる?」

「もちろん!皆もいいわよね?」

全員が頷きで答える

「じゃあ、外に行こう!晴れ渡る空の下で撮ろう!」

「良いわね!行きましょう!」

そうして晴天の空の下でハロハピの写真を撮影し美咲とミッシェルは個別に撮影してから写真を皆に渡しcircleにも掲示してもらった

その後ハロハピの皆と別れて俺は帰宅する

帰宅してすぐに曲作りを始める

そうしてメロディーはあっという間に出来上がりメロディーに詞を乗せていく

「なんか違うような気がするんだよな〜悪くはないけど、こうじゃない気がするんだよね〜」

そう呟きながら詞を乗せるが晴天のイメージにはならない

「これだと普通に晴れた空なんだよね〜」

俺は今日撮った写真を眺めつつ思い付いた詞を書き出すがまだこれと言うものが湧いてこない

そして俺はこころ達を写した写真を手に取る

「LIVEでは皆笑ってたしな〜晴れ渡る笑顔ってああいう感じなんだけど、どう描いたら伝わるかな〜」

そうしてあーでもないこーでもないと言いながら考えていると

俺はこころ達に持っていてと言われたハロハピ全員が写った写真を手に取る、写真の!皆はやっぱり笑っていて眩しい笑顔や晴れ渡る笑顔ってまさにこの事なんだと何度見ても思う

そして写真を見ていてなるほどと思った空を描く事に固執し過ぎてきたと

俺は改めて歌詞を書いていきやっと納得の行くものができた

そしてその曲を投稿する頃には空は夕方の空模様になっていた

「随分悩んだけど、いいものができた」

俺は夕暮れの空を写真に収めてから今日の事を思い返しつつ軽く眠る事にした。

 

 

ハロハピ視点

夕方、次のLIVEについて話しているとスマホが鳴った

「Skyね!」

「みたいだね」

「さっそく聞こうよ!」

「そうだね、私も気になるな」

「さっそく聞くとしようじゃないか!」

私達は皆で曲を聞くことにした

「じゃあ再生するわよ!」

そうして曲を再生する

『皆が笑いたくなるのはどんな時?

楽しい時や嬉しい事があった時辛い事や悲しい事があった時にあえて笑う人もいるかもしれない

なら、悲しい時や辛い時に涙が出るのは雨が降るのは?

悲しいや辛い気持ちを隠すためだろう

涙を流しきった時雲が晴れて太陽が顔を覗かせたなら

きっと周りのみんなも笑っているだろう

そして広く青い空が皆の頭上にきっと広がっているはずだから』

 

そうして曲が終わると自然と笑顔になった

「素敵ね!」

「今回も良かった!」

「さすがSKYだね」

「言えてます」

「間違いなくね」

私達は暁人が撮ってくれた自分達が写る写真を見て笑い合い自分達ハロハピらしいと思うのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




9話目になります。予定通りハロハピの話を書きました
次回からポピパ編になりますのでお楽しみに
次回「新たな音と新たな空」

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