BGM:My Castle Tpwn
僕たちが挨拶をするとシズさんは飲み物を噴き出した。
その後、彼らの食事が終わるのを待って、話を聞く。
色々な情報を提供したがその中に一つ気になることがあった。
カバル「邪竜がいなくなるのと同時期から稀に特殊な魔物が出現するようになってな……」
エレン「黒いオーラを纏った魔物が現れるようになったのよぅ。その魔物は【悪化個体】って呼ばれててねぇ、普段はおとなしい魔物も凶暴になるのよぅ」
ギド「【悪化個体】は強さが跳ね上がるんで、聖騎士が出向いて対処しているんでやんす。実際、あっしらも【悪化個体】に遭遇したことあるんでやんすが、あれは格別でやんす。どうやら個体差はあるみたいなんでやんすが、あっしらが遭遇したのはDランクの魔物がBランクの魔物と同格に強化されてたんでやんす」
カバル「おまけに再生能力までつくからな、聖属性の力なら多少は強化を弱めることができるらしいけど、神聖魔法の使い手でもいなけりゃあ勝ち目がないんだよ」
【悪化個体】か。
どうやら、ナイトメアの力で強化された魔物っぽいな。
スライムを倒したときは【ハイパーミッシング】で消し飛ばしたけど、多分オークディザスターとかが【悪化個体】になったら多分魔王級になるだろう。
まあ、ドリームのポジティブの感情の力でも弱体化できるだろうから問題ないけどね。
っと、そろそろかな。
そう思うのと同時にシズさんが呻きだす。
シズさん「うぐっ、うぐぅぁあああああーーーーーー!!」
BGM:Heartache
シズさんが呻き終わると、静寂が辺りを満たす。
抗魔の仮面にヒビが入り、そこから妖気が漂う。
立ち上がったシズさんが詠唱を始めた。
エレン「召喚魔法!?」
カバル「マジかよ!どのランクの召喚だ?」
エレン「――ええと、B⁺以上の魔物よ!」
ギド「旦那方、悠長なこと言ってないで止めないと!」
さすがだな、一瞬でやり取りを終え、散開する。
エレン「大地よ!彼女を拘束せよ!
カバル「うぉおおおーーーりゃ!
エレンが魔法で足止めし、そこにカバルが体当たりをしかける。
ギドは警戒を続けている。
チームワークは一流で動きに無駄がない……が。
シズさんが起こした爆発によって吹き飛ばされてしまった。
……どうしようか、止めるのは簡単だ。
けどそれだとリムルが【変質者】とイフリートを獲得できない。
止めなくてもいいかな、どうせリムルは【熱変動耐性】があるから負けることはないだろうし。
《ユニークスキル【変質者】を発動します》
来たか。
周囲に世界の声が響くのと同時にシズさんの姿が変質していく。
「あれがイフリートか…」
イフリートは周囲を無差別に破壊し尽くしていく。
これがドラゴン以上に凶悪なイフリートの力か。
普通だったら絶望的な状況だが、イフリートの攻撃が効かないリムルがいるし、僕の能力もチートだからね、負けることはありえない。
ちょうどランガも来たみたいだし、イフリートの足止めでもしておこう。
「【青い糸】」
僕の目から青い糸が何本も出ていくが、全て燃やされてしまった。
やっぱり駄目か。
まあ、糸だし燃えるよね、リムルと違って耐性スキル持ってないし。
余り傷つけたくないから攻撃は出来ないし、イフリートが炎でできてるから近づくこともできない。
バリアのおかげでダメージは受けないけど酸素がなくなったら死んじゃうし。
なら…
「【重力操作】」
《*NYEH HEH HEH キサマはあおくなった》
やっぱ相手の動きを止めるにはこれが一番だね。
リムル「レイ!後ろ!」
レイにサラマンダーが攻撃を当てる直前、レイの体がブレて消える。
次の瞬間、サラマンダーの後ろに現れ、ブラスターで消し飛ばす。
「まったく、危ないなぁ。ま、バリアがあるから効かないんだけどね。リムル!精霊に物理攻撃は効かない!エレンの
リムル「おう!エレン!俺に向かって一発、
エレンは戸惑いながらも魔法を詠唱し、発動させる。
エレン「後で文句言わないで下さいよぉ!
エレンが放った魔法がリムルによって吸収される。
リムル「
よし!
これでリムルも魔法を覚えたし、原作通りに進むはず。
僕は
一応体を炎にする能力はあるけど使い方がわからないんだよなぁ。
広範囲捕獲結界に転移を妨害する能力があったら【ちかみち】でも逃げれないし。
あ、リムルが結界に閉じ込められた。
まあでも、これでリムルが何とかするから大丈夫だろう。
おっと、【重力操作】を解除しとかないと。
これでよし、と。
後はリムルに任せて戻るか。
【でんわ】を使うか。
(じゃあ、僕は先に戻ってるから。後は任せたよ、リムル)
リムル(何がじゃあなんだ?まあ、もう勝確だし良いけど)
よし、近道使って戻ろう。