魔入りました!入間く...女の子になっとるやんけ!? 作:サイコロさん
共通の特技や趣味嗜好を持つ悪魔達の交流する団体活動。魔力·知力·体力の向上と統率訓練を兼ねており、
諸君に問いたい...悪魔とは何だ?
悪魔とは欲深き存在?
悪魔とは自分にメリットがないと動かない存在?
悪魔とは人間と契約し、力を貸す存在?
いったい悪魔とは何なのだろうか?
俺は思う。悪魔とは欲深きで異常なまでに自分に忠実な存在であり、呪いや魔術等の非科学的な力を持つ恐ろしき存在である。
まるで…いや、本当に"人間とはかけ離れた存在"である。
いくら人間界のスポーツでも悪魔なら本当の殺試合となる。現に―――
『ハハハッ!! 愉快! 愉快! 次いくぞ! 』
『奥義
『ドオッ!!……危なあい。』
『おい! てめぇら気をつけやがれ! 女子に当たるところじゃねぇか!!』
実際にヤバいもん。今ありのまま起こったことを話そう。まずサブノックがボールを砲弾と思わせる程の速さで投げて、ガープがボールを切って、アガレスが地面から岩を生やしてボールを防ぎ、俺がクロケルに当たりそうになったボールをキャッチしている。
「あ、ありがと……」
「おうよ。気にするな」
クロケルの感謝を受け取り、俺は恐怖で固まっているイルミちゃんに近づく。
「大丈夫か? イルミちゃんよぉ」
「これ、特訓してもどうにかなるものじゃ………」
当たり前にそう思うよな……よしっいっちょ一肌脱ぎますか。
「イルミちゃんには頼れる
「??」
皆は分かったかな? 正解はドコドコドコドコドコドンッ!!
「……成程、
そしてイルミちゃんがサリバン様に特訓をつけて貰っている間、
「
「は~い。イルミち大丈夫かな?」
「まぁ大丈夫だろ? イルミちゃんには優秀な先生がいるからな」
俺達はイルミちゃんの応援に行くために、サリバン様のご自宅に直行していた。するとボールが壁にぶつかる音がした。ようやく近づいてきたようだ。
『下半身にもっとふんばりを!』
『は、はい!』
どうやら頑張っているようだ。
「おーい。差し入れだぜ」
「あ、カゼカミくんにアズくん、クララまで来てくれてありがとう!」
そしてガツガツと食べ物を食らっている。よく食うな~。
「お疲れ様です
「ありがとう! お腹ペコペコだったんだ」
そうやってペットボトルを受け取ろうとするイルミちゃん。しかし落としてしまう。
「
その手は血の跡や怪我だらけで見ただけで痛そうな気持ちになる。原作を知ってる俺はこのためにとある薬を持ってきた。
「傷だらけ……「うん! ようやく手に当たるようになってきたんだぁ! 前はかすりもしらなかったんだよ! もう少しだと思うんだけど…あとね! オペラさんの機嫌なら少し分かるようになった!」」
アズ君は驚いているが、俺は納得した様子でとある薬を出す。
「イルミちゃんよぉ。あんたの努力は素晴らしいものだ……お前は綺麗な手をしているから。もっと大事にしな」
俺は慣れた手つきでイルミちゃんの手に回復薬で治す。
「あ、ありがとう……(ボソッ な、何で恥ずかしいんだろ?///」
顔を赤くするイルミちゃんを傍に俺は真剣な表情で手を触り、怪我で汚れている部分を綺麗にする。するとオペラ先生の声が聞こえてきた。
「そろそろ練習を始めましょうー!」
「さー練習練習!」
「イルミち、すごいね!」
「あぁ、
イルミちゃんも本気で練習を取り組む姿を見送った後、俺もそろそろ本格的に"あの計画"を進めることを決意した……
此処は
「いや~。こんなに呼んでいたとはね~」
「本当ですねぇ。ここまで本気なのは思いませんでしたよぉ」
そう話しているのはダリ先生とスージー先生、楽しいことはいいことだ!派の先生である。そう俺はとある計画を建てていた。
「皆様集まりいただきありがとうございます! 本日は『
そう!新しい
「いやー、こんなショボい説明会に来てくれて本当にありがたいです。しかし予定していた人数よりも多いですねー」
俺がざっと予想して先生は4人、生徒会は来ない。他の生徒達もほんの少しだと思っていたが...
『楽しみですね。いったいどんな説明をしてくれるんでしょうか?』
『我輩は、主にメリットとデメリットについて話すんだと思う。生徒会にメリットを見いだせなければ公認化してくれないからな』
『これは楽しみだな…本当は生徒会に入れたかったが……』
『あの狂狼が行う説明会……これはスクープになるぞ~!』
...多くない? ざっと見ても先生が10人くらいで生徒会は全員集合しているし、生徒達も上級生が混ざっている。まあ椅子の数が足りなくなるアクシデント以外は起こらなかったし大丈夫だろ。(木の棒を
「ゴホンッ……大変お待たせしました。これより説明会を始めさせていただきます! パチンッ!!」
俺は指を鳴らす。すると紙が空から落ちて説明を受けている方々のところに飛んでいく。
「皆様、手にある紙に注目してください。これは私が考えました『
俺は格闘家で名を馳せる前に、会社で働いていた経験をフル活用して書類を作った。
「本来、悪魔にとって一番の誉れ、名誉とはやはり
「そもそも悪魔は集中や忍耐が苦手です! そんな中で辛いことを続けられると思いますか!? 自分の欲望…つまり野望に向けて追い求めれば可能かもしれません!」
ここからだ! ここから勝負だ!
「しかし、その書類に載ってあるように最近の悪魔は、自分の野望が分からない悪魔が増加しています! これはどういう意味を表すか……簡単な話ですよ」
俺は少しだけ本気になる。
「このままでは
「皆様! このままでは頑張る意味を忘れた悪魔が、本当に自ら頑張れる意味を忘れてしまい! そして
「勿論! 自分の欲望を理解して頑張れる悪魔は良いです。しかし頑張れない悪魔はどうすればいいんですか!? このままでは野心なき悪魔になってしまう恐怖が起きます!!」
「弱者は強者から学び、強者は弱者を鍛え上げる。ここと同じようにしたいんです! だからこそ
「そのためにも是非!
そして俺はやりきった。その時だった。大きな拍手と喝采が聞こえる。どうやら伝わったようだ...フウッ。
俺が言いたいのは欲望が分からず、頑張れない悪魔を無くしたい。そのためにも
俺は頭を下げて対応する。
「ありがとうございます。拍手、喝采を本当にありがとうございます! それでは質問の時間にしたいと思います。質問ある方は挙手をお願いします」
その後、参加してくださった方々からの応援、賛同の声を貰い。一時的だか公認化(仮)をしてくれるようになった。やはりもう一押し必要だな...ニヤリ。
一方イルミちゃんの練習を応援することを忘れておりません! しかし俺は思う……。
イルミちゃんをどうやってサポートをするか?
イルミちゃんとは同じチームにはなれない可能性はある。そうなったらどうするか? 同じチームならイルミちゃんがキャッチしたボールを俺が投げる戦法。仮に相手チームだったらイルミちゃんを積極的に狙って投げる。(イルミちゃんは防御力、回避力が異常だから)となると問題はただ一つ!
目標 イルミちゃんとアズ君が一騎討ちになるようにする!
そうすると原作通りなら、アズ君に勝ってイルミちゃんは
俺はイルミちゃんの肩に優しく手を乗せる
「イルミちゃん……後でちょっと時間をくれないか?」
「えっ? いいけど…?」
そして地下運動場に着いたカゼカミとイルミちゃん。俺はイルミちゃんに向かって疑問を投げ掛ける。
「イルミ……お前、投げ方は教わっているのか?」
「...ハッ!!」
「やっぱり教わっていないじゃねぇか! どうするんだよ!? 確かにボールを捕らないと攻撃出来ないけど、そもそも攻撃方法が分からないんなら練習も馬の耳に念仏だッ!!」
「えーと、えーっと、ええ「落ち着け! 今からでもまだ間に合う!」教えてくれない? カゼカミくん!」
「よーし、イルミちゃんはサリバン様に聞いたところ、魔力を使わずに戦いたんだろ?」
「う、うん。出来れば自分の力でやってみたいし……」
イルミちゃん、ここで自分の魔力じゃないことを暴露してますよ。
「ならば仲間達の力を借りればいい。他に付与する付与魔術でお前が投げたボールを更に強化する。また体の構造上、キャッチしにくいところも教える。そうすれば自分の力でやり遂げれる」
「な、成程~。やっぱりスゴいね! カゼカミくんは!」
突然、イルミちゃんが褒めてくる。俺は疑問に思い問いだそうとするが、先にイルミちゃんに言われる。
「カゼカミくんは自分一人で新しい活動を行おうとするし、他の皆の悩み事や困り事を解決しているし、勉強も魔術もほとんど分かりやすく教えてくれるし……本ッ当に助かっているんだよ」
そうやって笑顔で感謝の言葉を言ってくるイルミちゃん。俺はイルミちゃんの頭に手を乗せて、くしゃくしゃになるまで手を撫でた。
「なんだよ~。めっちゃ嬉しいことを言ってくれるじゃねぇか! よーし、とりあえず捕りにくい体の部位を教えるぞ!!」
「オォー!」
そして2週間後、俺達クラスメイトは地下運動場に集まる。そして遂に始まる!
カゼカミ流のトレーニングを受けたイルミちゃんの実力とは!? そしてここから原作通りに進むのか? 悪魔の殺試合、始まり~始まり~
次回 イルミちゃんの必殺技