イメージ(焼け野原ひろし)
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ここは、幻想郷の一角にある湖の館『紅魔館』
ここでは、日夜せっせと完璧で瀟洒なメイド長と指輪の魔法使いで執事長が働いている。
彼、執事長相馬彰人は幻想郷では数少ない力を持った人間の男である。
故に執事長とは言っても、執事は彼一人なので全く持って執事長の肩書きは意味がない。
いや、意味が無いわけではないが、執事が彼一人なのに執事長とはこれいかにと言った所だ。
では、彼の1日を追ってみよう。
彼の朝はかなり遅い。起床は夜の8時とおよそ人が起きる時間ではない。寧ろ、寝る人の方がこの幻想郷では多い。
では、何故彼がこの様な時間に起きるのか、それは、この館の主『紅の悪魔(スカーレットデビル)』と呼ばれている、吸血鬼レミリア・スカーレットの起床時間に合わせたものだ。
彼は起床すると、すぐさま自分の身嗜みを整え主の朝食を用意する。
料理に必要な食材などは、完璧で瀟洒なメイド長十六夜咲夜が既に揃えている。彼はその材料を使い料理をするだけだ。
その間にメイド長は何をしているかと言うと妖精メイドの指揮をとりながら、紅魔館全体の清掃を行う。やはり、完璧で瀟洒なメイド長の二つ名は伊達ではなく、チリひとつ残さない。
そして、料理が完成するとおもむろに指輪を取り出しベルトに当てる。
『コネクト』
突如魔法陣が現れそこに手を突っ込む。
それと同時に清掃を行っている咲夜の背後に魔法陣があらわれ、咲夜の肩をトントンと叩く。咲夜はそれを理解したのか、すぐさま自分の主を起こしに行く。
用を済ませると彰人は、すぐさま次の行動に移す。
主の妹『悪魔の妹』の二つ名持つフランドール・スカーレットを起こしに行く。
今となっては彰人のメインの仕事はフランドールの世話となっている。
幾重にも重なった重厚な鉄の扉を開きフランドールの部屋へ入る。
部屋へ入るとそこかしこに何度も修復された痕のあるぬいぐるみ、クッションなどが転がっている。
最初の頃は壊れていて当たり前だった物が最近は壊れずに置かれている。彰人との力加減の特訓により、力加減を覚えたのだろう。
そこらへんの話はおいおいと言った所だろうか。
「おい、フラン、起きろ。朝食が出来た。」
「んー」
起きる気配は全くない。
「仕方ねぇ」
『グラビティ』
彰人は重力魔法でフランを浮かせる。
「わわっ!」
そのままお姫様抱っこに持ち込む。
「おはようございます。お嬢様」
いい笑顔でそう告げる。それに対してフランは
「うー」
顔を真っ赤にしてるフラン。
その後なんやかんやで朝食を終えると次は2人の朝食である。
手早く済ませると、咲夜は洗濯などのやはり清掃に入る。彰人はフランの遊び相手となる。
これは余談だが、フランは最近彰人とのドライブにはまっているらしい。
「さて、フラン今日はどうする?」
「うーん、ドライブ!」
「残念だが、湖の周りを回るだけだぞ?」
「えー!」
「人里まで行くなら早起きするんだな。」
「うー」
そう会話をしながら門の前までくる。
「美鈴?」
「あ、彰人さん!ね、寝てませんよ!?」
門番の紅美鈴は彰人に声をかけられると肩をビクッとはねさせて。自分の無罪を主張する。
「そう、ならいいけど」
彰人は美鈴の肩をポンっと叩き美鈴に何かを告げる。
そのままバイクを引っ張り出しその場を後にするフランと彰人。
そこに残されたのは大量の冷や汗をかいた美鈴だけだった。
パ「私の出番は?」