東方指輪録   作:ネオバレットファイア

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清く正しく美しく(後編)

 

 

 

 

 

〜〜〜

 

 

「さて、ファントム退治は俺の仕事だ。悪いが俺の夕食までには済まさせて貰うぞ?」

 

『シャバドゥビタッチヘンシーン!』

 

「変身!」

 

『ウォーター!スゥイ〜スウィ〜スウィ〜』

 

「さぁ、ショウタイムだ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時は少し戻り紅魔館

インタビューが終わり、自分と咲夜の分の夕食を用意してると

 

「お邪魔するぜ!」

 

魔理沙が勢い良く厨房の扉を開けて入ってきた。

 

「この状況ならお邪魔してます。だろ?」

 

「そうとも言うな!だが、いい情報を持ってきたんだぜ!」

 

「いい情報?」

 

魔理沙は夢の無い胸をはり自信満々だ。やっぱり女の子は大きい方がいいよな。何がとは言わないが。

 

「そう、今回の異変の相手ファントムの情報だぜ!」

 

俺は調理する手を止めて聞く事にした。

 

「お?興味があるのぜ?」

 

「まぁ、多少の因縁程度だがな。」

 

「今そいつは妖怪の山に居向かっていると言う情報を掴んだのぜ」

 

「そうか、だが、どういう風の吹き回しだ?<霧雨>とは一ヶ月程度の付き合いだが、いつものお前ならさっさと異変解決に向かうだろ?それか向かう前に霊夢を説得しに行くとかな」

 

「無論行ってきたのぜ。霊夢は『今回はあいつが適任よ。私の勘がそう言ってる』なんて言って縁側で薄いお茶と煎餅を食ってたからな。だったらやっぱりって事で今回はひっっっっじょうに残念だが<相馬>に任せるのぜ」

 

「ダウト。」

 

やっとボロを出したか。

 

「ん?」

 

「お前、魔理沙じゃないな。」

 

「な、何を言ってるのぜ?」

 

ほら、動揺し始めた。

 

「まず、いつもの魔理沙なら<霧雨>と呼ばれればむずかゆいとかなんとか言って魔理沙と呼べと言い出す。それに付け加え魔理沙は俺の事を<相馬>とは呼ばない。そうだろ?ファントム」

 

俺の言葉に反論することもなくただ黙って聞く魔理沙(仮)

 

「くくく、ふふふふふ、あはははははははははは!いいですねぇ!実に愉快ですよ!相馬彰人!ふふふ、自己紹介が遅れましたね。わたくし、ファントムのニャルラトホテプと申します。以降お見知り置きを。」

 

そう言うとニャルラトホテプは魔理沙の形を崩し黒いもやになる。

 

「お前!魔理沙をどうした!」

 

「大丈夫ですよ。本物さんは家でのんびりしてますから。それより、妖怪の山に行かなくていいんですか?ファントムがまた一人生み出されますよ?そうそう、あとこれはほんの少しのお近づきの印に」

 

そう言ってニャルラトホテプは黄色い指輪を三つ差し出した。

 

「くそ!」

 

俺はニャルラトホテプから指輪を奪い取るとニャルラトホテプは高笑いしながらそのまま黒いもやとなり消えた。

急いでバイクを飛ばし妖怪の山へと向かう

 

 

 

 

 

 

そして現在

 

「乗せられたって言うのが腹立たしいけどまぁ、間に合って良かった」

 

「おのれ!ウィザードめ!」

 

ミノタウロスは実に忌々しそうに叫ぶと槍を構え突進してくる。

 

『リキッド』

 

そのままミノタウロスの槍は彰人の腹部を貫いた。

はずだった。

それを確認せずに文は目を手で覆う。

だが、貫かれた彰人の腹部には水がしたたっていただけだった。

 

「なに!」

 

焦ったミノタウロスは槍をこれでもかと言うくらいに振り回す。だが、それは悪手だった。

振り回した勢いで水は飛び散り、気がつけばミノタウロスをコブラツイストしていた。

ある程度極めてから突き飛ばすとニャルラトホテプから貰った指輪を嵌める。

 

「敵から貰った物を使うのは釈だけど、仕方ない!」

 

 

『シャバドゥビタッチヘンシーン!』

 

「ランド!ドッドッド!ドドド!ドンッドッドドンッ!』

 

 

「うがあああああああ!」

 

先程のコブラツイストで相当頭に来たのかミノタウロスは彰人に向かって突進する。

 

『ディフェンド!』

 

そのまま彰人は土の壁を作る。ミノタウロスはそれに気がつかずそのまま壁に突っ込む、がしかし頭と胴体が少しだけ突き出てあとは壁に埋まった状態である。

 

「さぁ、フィナーレだ。」

 

『ルパッチマジックタッチゴー!』

 

『ランド!キックストライク!サイコー!』

 

「はあああああああ!」

 

彰人はそのままロンダートをし、壁に埋まったミノタウロスへ魔力をまとった蹴りを決める。

ミノタウロスは吹き飛び痙攣する。

 

「喜べウィザード!置き土産だ!」

 

そのままミノタウロスは爆発する。

 

「ふぃ〜、喜べねぇよ」

 

「あ、彰人さん?大丈夫ですか?」

 

心配そうに文が訪ねてくるが至って俺には問題はない。

 

「文こそ大丈夫?」

 

「え、ええ大丈夫です。」

 

「そう、良かった。じゃあ、俺はお腹空いたし帰るわ」

 

 

そう言うと彼はばいく?にまたがり颯爽と去っていった。

 

「えー!それだけなんですかぁ!」

 

後に残ったのは私の悲しい叫び声だけだった。

 

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