世界一の魔法使い系ヒーローを目指すヒーローアカデミア Ⅱ   作:シド・ブランドーMk-Ⅳ(地底の住人)

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はい。ごめんなさい。序章すら書けてないのにいきなり雄英編に行ってしまいました。

だってしょうがないじゃん!高校編はすぐイメージできるのに修行のシーンが全然思い描けないんだもの!
軽く100ページ超えそうなんだもの!

絶望ものだよ!?


雄英を受験する

久しぶり!天野翔琉です。今僕はこいしちゃんと一緒に雄英高校の門の前に来ています。

その前に質問?

何故雄英高校の門の前に居るのかって?

そんなの受験するために決まってるじゃん?

 

え?何故こいしちゃんが居るのかって?全ての記憶を思い出させてくれた俺のヒロインだからだよ!

 

正直ぞっこんだよね!もうこいしちゃんと出会って生活できてるってことだけがもう幸せ!

 

もう落ちてもいい!最悪向こうの世界でアベンジャーズに入ったらいいし!

あ…でもあの人たちは職業じゃないのか…。じゃあダメだ。

 

でも神様ありがとう!この恩は一生忘れない!あなたのとこの宗教に入るよ!

宗教の名前知らないけど!

あ、許可してくれたさとりさんや紫さんにも感謝しないとね!!

 

おっと、話が逸れちゃた。幻想郷について2日後くらいだったかな?霊夢や魔理沙と出会って色んな魔法を教えて貰っていたのに記憶は全く戻らなかったんだけどさ、こいしちゃんを見た時、頭に雷が落ちてきたような感覚に陥ったんだ。もうそこで全ての記憶を思い出したんだよね。

 

何を言っているのか分からないだろうけど、俺も興奮しすぎて何言ってるのか分からないよ。

 

 

 

 

 

さぁ!やって参りました実技試験!筆記試験はまあまあできてたと思う。落ちることは無いんじゃないかな。今はマイクの説明を聞いてる最中さ。

 

『受験生のリスナー達!今日は俺のライブにようこそー!』

 

「「Yeaaaaa!」」

 

もちろん返事をしているのは俺ら2人だけである。ほかの人たちから変な目で見られてるけど気にしない!ぶっちゃけこいしがいなかったら俺も返事してなかったと思う。

 

『センキュー!カップルのリスナー!じゃあ今から今から実技試験の説明を始めるぜー!アーユーレディー!?』

 

「「YEAAAAAAA!」」

 

『またまたセンキュー!各自配られたプリントを見てくれ!』

 

「ねぇ翔琉。みんな変な目で見てたけどなんで?」

 

「あー、あれだ。みんな緊張してるんだよ。まぁでもこういうのは楽しんだもん勝ちだと思ってる。周りの目は気にせず好きにやっておいで。」

 

「りょーかーい。」

 

 

『他に質問はあるか?じゃあこれで説明は終わりだ!じゃあ各自着替えてそれぞれの演習場に向かってくれ!』

 

 

「じゃあこいし。試験が終わったら校門前で集合な。お互い頑張ろうな。」

 

「了解。絶対うかろうね!」

 

「おう!」

 

がぜんやる気出た。これはもう受かってこいしと学生生活送るしかないわ。

 

その時の受験者たちの心はほぼ1つだった。

 

『『『『バカップル死ね!!』』』』

 

 

━ ━演習場にて ━ ━

 

──翔流サイド──

 

「(身体能力強化系のスキルはかけたからバッチリ。あとはスタートの合図を待つのみ!)」

 

『ハイスタート!!』

 

開始の合図と同時に僕は動きだした。

 

「禁忌!『フォーオブアカインド』!」

 

僕はフランのスペルを発動させながらロボットに向けて走り出した。

 

「僕は真ん中行くから、2人は左右に別れて!ロボット倒したり、倒れたり怪我してる子助けて!あと0ポイントが出てきたら0ポイントの前で集合!」

 

「「了解!!」」

 

──本体サイド──

 

「炎よ 巨人に苦痛の贈り物を!!」

 

僕はステイルの炎の剣を出しながら仮想敵に向かっていった。

 

剣先が触れた瞬間、紙のように切断され爆発した。

 

こうなることは予想済み。摂氏3000℃だよ? こんな装甲の物が耐えれるわけないよね。

 

そんな脆い奴らを炎剣で次々にバッタバッタと危なげなくなぎ倒して行った。

 

3ポイント10体 2ポイント15体 1ポイント25体

 

今のところ合計で85ポイントか。

 

……85ポイント!? 本体だけで!?

 

いやぁ、……これは予想外。敵感知で見つけやすいとはいえちょっとやりすぎ?

 

あ……あの子足引きずってるな。怪我してんのか?治してやるか。ていうか後ろ危ねぇ!

 

「そこの怪我してる子しゃがんで!後ろからロボット来てる!」

 

「まじ!?……やばッ!!」

 

「フリペンド!!吹っ飛べ!」

 

「標的、ブッコロ……(ドンッ!)」

 

セーフ!

 

呪文が当たった瞬間に仮想敵は飛んでいった。

 

「いやー、危なかったね。大丈夫だった?」

 

「うん。大丈夫。ありがとう。……でも足が捻挫しちゃって。」

 

…って、よく見たら耳郎ちゃんじゃん!

 

「了解。…ヒール!…どう?もう治ったでしょ?」

 

「凄っ!ほんとありがとう!!これでまた点数稼ぎに行けるよ!」

 

こんなに真っ直ぐお礼言われると照れるなぁ。

 

「良いってことよ。お互い無事受かるといいね。」

 

「そうだね。…次は教室で!」

 

「おう!」

 

……我ながら青春してんなぁ。前世なら絶対無かったもんな。まぁ、その記憶があるから今回行けただけかもしれんが。こいしに会った時はマジで思い出したくないくらいテンパってたからなぁ。

 

本体である俺はそこからはレスキューポイントに専念することにした。

 

治してあげたり手助けしながらレスキューポイントも20ポイントくらい溜まったかなって所まで来た。

 

その時だった。

 

ドンッ!ドンッ!と大きな音が近ずいてきた。

 

来たな。0ポイントの大型仮想敵!!

 

 

 

……うっわ。思ったよりデッカ!

まぁ、最後は爆裂魔法をぶっ放して汚ねぇ花火で終わらせようか。

 

 

『紅き黒炎、万壊の王。天地の法を敷衍すれど、我は万象昇温の理。崩壊破壊の別名なり。永劫の鉄槌は我がもとに下れ!』

 

 

詠唱を始めた瞬間、0ポイントの上に大きな魔方陣が4つ現れた。

 

 

…そして、

 

 

『エクスプロージョン!!』

 

 

ドーン!

 

 

という音とともに0ポイントがいたところに黒煙が立ち上る。

 

 

《試験、終~了~!!≫

 

 

「終わったー!これは自信しかない。」

 

──こいしサイド──

 

「たしか、司会者みたいな人がロボットを倒して点を取っていけって言ってたよね。」

 

そんなことを考えながら会場を歩いていたら

 

『標的…ブッコロス!!』

 

横からロボットが現れ殴りかかってきた。

 

「あれ?もしかして気付かれてる?…よっと!」

 

「もう~。いきなり危ないなぁ。それッ!」

 

ロボットはゴンッ!という音とともに吹っ飛んでいった。

 

「…あ!飛びながら倒していったら効率良いかも!」

 

そこからは流れ作業だった。演習場を飛びまわりロボットを見つけたら弾幕を飛ばす。

 

あっという間に100ポイントは超えた。

 

実技試験終盤、こちらでも0ポイントが現れた。

 

「うわぁ。本当におっきいねぇ。」

 

「これもやってみよっか…『グローイングペイン』!!」

 

この技は茎でつながった大きな薔薇がたくさん出てきて攻撃するものだ。その大きさは平均的な人間の上半身ほどの大きさがあり、その薔薇が0ポイントの顔面に直撃していった。

 

その直後、ロボットの顔面がズタズタになり、動かなくなった。

 

[試験 終〜了!]

 

「妖力で出来た薔薇は痛かろう……てね!」

 

 

──教師による実技審査──

 

「今年の受験生は豊作でしたね。」

 

「そうね。1位と2位の子には差はつけられてしまってるけど、救助ポイント0で3位の子。そして、反対に敵ポイント0で10位の子。途中までは不合格者の典型的なあれだったけど最後に0ポイントを倒して救助ポイントを手にいれて合格。」

 

「0ポイントをぶっ飛ばした時は思わずガッツポーズしながら叫んじまったぜ!」

 

そう言って再びガッツポーズしたのはプレゼントマイク。

 

「だが、パワーを制御出来ずに自壊するのは良くないな。マイナスポイントだ。」

 

そう厳しい評価をしたのはイレイザーヘッドだ。

 

「そこを制御出来るように導くのが俺たちの仕事だろ?」

 

そう擁護したのはブラドキングだ。

 

「まぁ…それはそうなんだが。」

 

「それよりも1位と2位のカップルリスナーだろ!なんだあの個性と強さ!もしかしたら俺らよりも上なんじゃねぇの?って思っちまったよ!」

 

「確かにあの強さはやばいわね。並のプロヒーローじゃ勝てなさそうね。」

 

「えぇ、資料を見た限りかなり強力ですよ。」

 

「1位の名前は天野翔流。個性は『魔力』。様々な道具を使って魔力を引き出し、様々な現象を起こす個性。そして2位は古明地こいし。個性は『無意識』と『妖力』。」

 

「無意識と妖力?どっちも皆目見当つかないな。」

 

「『無意識』は相手に認識されずに行動できる個性。視界に入らない限りは認識されないという個性です。何らかの理由で注目が集まると効果が薄まるそうです。弱点としては機械のセンサーなどには引っかかる、だそうです。」

 

「隠密系のヒーローになれればかなり強力ね。でも妖力ってどういうこと?」

 

「私自身もちゃんとした理解は出来ていませんが、恐らく0ポイントに放った薔薇や、その他のロボットに放っていたハート型の弾のようなものだと思われます。」

 

「個性についてはわかったわ。でも1つ気になることがあるんだけど。」

 

「何でしょう。」

 

「『魔力』と『妖力』の違いって何?見た限り違いが分からないんだけど。」

 

「調べた限りの情報ですが良いですか?」

 

コクコクとみんなが頷くのを確認すると、

 

「魔力とは魔法を使うための力で、体力のようなものです。妖力も似たようなものですが、妖怪が怪異を起こすための力をさすそうです。」

 

「つまりこの子は妖怪の個性ってこと?」

 

「えぇ。その通りです。皆さんは「さとり」という妖怪をご存知ですか?「さとり妖怪」とは人の心を読む妖怪のことです。写真を見てもらえれば彼女に閉じた瞳があるのが分かります。本来この目は「第3の目」、サードアイと呼ばれており、心を読むための目だそうです。彼女のお姉さんも同じ個性を持っていましたが、心を読まれるのを周りから嫌われており、彼女は嫌われるのが嫌で第3の目を閉じてしまったようです。その結果、瞳を閉じた彼女は周りから認識されなくなり、個性が「無意識」に変化したそうです。」

 

「ただ、自分では無意識を制御することが難しいらしく、放浪癖があるそうです。」

 

「これも私たちが導いてあげなきゃいけない案件ね。」

 

「みんな古明地さんの方に寄ってしまっているけど、天野君はどうなのかな?」

 

「校長、お疲れ様です。今から説明する予定でしたが、正直に言うと魔力と道具を使って現象を引き起こすという以外何も分からないんです。実技試験でやっていたのが全力なのか、それともまだ本気じゃないのか。できることが分からない現状、入学させて少しづつ調べていくしかありません。」

 

「分かったよ。じゃあ相澤くん。天野君、緑谷くん、爆豪君、古明地さんの4人の面倒よろしくね。」

 

「…分かりました。」

 

「みんなもそれで良いかな?」

 

「「「「異議なし!」」」」

 

「じゃあ他の生徒の合否も決めなきゃね。」

 

雄英の教師たちは、しばらく徹夜だったそうだ。

 

 

 

 

 

 




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