もうちょっとで、このTraver Lifeも1周年ですよ、早すぎます
これからも連載頑張っていきます
これからもよろしくお願いいたします。
太陽は後半へと進んで行く、まだまだ蒸し暑い日が続く最中
私はふと優花のカレンダーに目がいった。
「もう10日か、」
休みになると時間というものはあっという間に過ぎていく、この早すぎる時の流れを授業中の一生進まない時間と入れ替えてほしいものである。
「まぁ、でもまだ半分以上あるんだし、大丈夫、大丈夫」
そう口ずさんでいると絵里香が急に喋り出した。
「空白の11日...」
「ん?何を言ってるの?」
「暦が変わらなかったらまだ...」
わからない、私には何も分からなかった。
*
これは夢なのか、それとも誰かが想像した世界なのか、私にはわからないけど、ちょっと楽しい、そんな気がした...
旅に行く事が趣味で生き甲斐、そう思うようになったのは、いつからだろう、それと同時に何かを失ったと思ったのはなぜだろう。
私は1人川辺でそんな事を考えていた。
ぼーとしている私を見て話しかけて来たのは麦わら帽子を被った絵里香だった
「どうしたの、稀花」
絵里香がそう言った、確かにそう言った気がする
私は暑すぎて今にも倒れそうな感じだった、しかし絵里香に心配をかけさせたくないと思い私は言った
「う、うん大丈夫だよ、何もおかしくないね」
絵里香はそれを聞いて頭に❔マークを浮かばせていたが、流石作中情報処理能力No.1の女だ、速攻で理解したようだ
「暑くて倒れそうなんだね、よく頑張ったね」
最後の言葉はよくわからなかった、まぁ優花の家から川辺までは結構距離あるからその事を言っているのだろうと思い私は頷いた
「うんうん、大変だったよ本当に、途中暑くて倒れそうになったからね」
すると絵里香は微笑んで言った
「偉い偉い、さぁみんな待ってるから行こう、もう日が暮れる」
そう言えばもう夕方か、さっきまで朝だった気がするが恐らく気のせいだろう私は絵里香と一緒に優花の家へ向かった
*
「あ、目が覚めましたか!もう寝すぎですよ稀花ちゃん!」
私はいつの間にか寝てしまっていたようだった、横を見ると絵里香も眠っていた
「まったく、稀花ちゃんは疲れて眠るし絵里香ちゃんは眠たいから眠るって言うし2人ともどこか似てるねほんと!」
なんかよくわからない感情だな、怒っているのか優しいのか
そんな事を思っていると寝言で絵里香が言った
「稀花〜その伝え方は恐らく私にしかわからないは〜」
何を言ってるのかわからなかった、優花の方を見ても頭に❔マークを浮かべていた
それから10分ほど経った頃に絵里香は起きた。
寝ぼけた顔に少し心を奪われそうになったが平常を保つ
すると絵里香は穏やかな表情で言った
「稀花、これからも色々なところに行こう」
私はとても驚いた、こんなにもハキハキと喋った絵里香は初めてだった
勿論隣で聞いてた優花はもっと驚いていた
「す、すごいよ!私以外でこんなにもハキハキと喋った絵里香ちゃんを見たのは初めてです!」
「良かったね!稀花ちゃん!」
良かったのかはわからないが認められたようなそんな気がした
何故ならメールでもそうだが私と話す時と優花と話す時ではやはり少し雰囲気とやらが変わっていたような気がしたからだ。
また詳しく聞いてみようと思う。
*
現在時刻18時を回ったところ、太陽は山に隠れあたりは薄暗くなっていく
この夕空を見ていると、黄昏時というよりかは大禍時のイメージが私的には強いと思った、まぁどっちも同じ意味だけどね
でも大禍時って言葉を聞くとどうしても田舎のイメージがある、だって田舎って山に囲まれて辺りは田んぼやコンビニや電話ボックスしかない、高い建物がない分周りが鮮明に見える、それが夕方になると薄暗い空が大きく見えるから大禍時って言うイメージがある。
逆に黄昏時は都会で見る夕空や展望台で見る夕空のイメージが強い、なんか特に理由はないけどそんな気がする。
「終盤適当だね」
後ろから声が聞こえた、私はそれを聞いて驚いた
「うわ!え、絵里香か、焦ったぁ」
驚いている私に絵里香は言った
「なんか声が聞こえるからなんだろうと思って見に行ったら、稀花が独り言大会してた」
「ば、バレてたか、私昔から独り言凄いんだよね、自分で言うのも何だけど」
「なんか心の中で抑えきれないっていうか声に出さないと不安なんだよねぇ」
そう言うと絵里香は少し頷いた、おそらくわかってくれたのだろう。
「稀花、もうご飯できるから行こ、」
絵里香がそう言うとほんのりといい匂いが部屋に漂ってくる
「そうだな、お腹も減ったし、」
私は絵里香と共に下へ降りた、絵里香が言うには優花の家は二階建てらしい。
下へ降りると優花が待っていた。
「稀花ちゃん、絵里香ちゃん、今ちょうどご飯できた所です!」
なんとも良い匂いがするが、少し気になる所がある。
「な、なんだこの家は、広すぎやしねぇか、」
私は驚いた、こんなにも広い部屋は見たことなかった、それだけじゃない、上にはシャンデリア、下は大理石と高そうなカーペット、壁には絵が飾られており、あまり目立ってはいないが暖炉まで置いてある
「なるほど、ここはホーム・アローンだったんだ、ケビンは何処に隠れてるの?」
「稀花、落ち着いて、ここはイリノイ州じゃないよ」
絵里香がそういうと私は目が覚めた。
「ハッ!そうだ、ここは優花の家で、日本なんだ、危うく過去に堕ちる所だった...」
「もうなんのくだりですか!早く食べてください!」
「そ、そうだな早く食べよう」
「うん」
少し違う話に行ってしまっていたがようやくご飯の時間だ、香りからしておそらくこれは、
「お、おぉ、ぉぉ」
絵里香は驚いた表情をしていた
「どうしたんだ絵里香」
そういうと絵里香がこっちを見て言った
「稀花、見て、」
ん?と思ってご飯を見てみると
「な、なんじゃこりゃ!!!」
私はとんでもないものを見てしまった。