唐突だが。意識を失った俺が目を覚まし最初に見た光景は、先程受けた刺し傷がない上半身裸の自分の体と、何もない真っ白な空間と……
「スミマセンスミマセン!!」
俺に対して何やらひたすら頭を下げて、謝り続けているロングへアーの綺麗なお姉さんであった。……何故だ?何故俺謝り続けているんだこの人は?俺は何かこの人によからぬ事をやったのか?!
「あっ、それは無いですよ」
あっ、俺は何もしてなかったのか。いやあ……良かった良かった!!俺は何もやって……
「そうじゃない!!俺が喋ってないのに、なんで俺の思っていたことが分かったんだよ?!」
「あー。それについては私が神様だからです」
そう言って目の前にいる神様が胸を張りながら言っているんだが。この人が神様か……信じれるかよ。馬鹿なのアホなのどうしたの?この人は何を言っているんだ?俺の人生の中でこんなこと言った人初めて見たよ。うわー……って、あれ?なんかこの人……
「酷いです……。此処まで酷いこと思われたのは初めてです……グスン」
泣いてるよ。まじかよこの人まじで神様なのか?神様ならこんなすぐに泣かないよね?!取り敢えずこれ以上この人を泣かすと、俺の心が締め付けられそうになってしまう!!
「泣かないで下さい!!俺が貴女を神様だと認めなくてすみませんでした!!」
「むー……」
うーん……。どうやらこの……神様は、俺がこの人を神様だと認めなかったから拗ねているな。取り敢えずジョジョのオラオララッシュの如く謝ってやる!
「流石にそこまではいいですよ!?」
「ならいいか、取り敢えず俺がなんでこんな所にいるのかを教えてくれないか?」
「わかりました。それでは……」
=神様説明中=
取り敢えず俺はこの目の前にいる神様に、俺は既に死んでいることを知らされた。何やら神様が俺を何やら不思議そうに見ているけど、どうしたんだ?
「それはですね、普通なら自分が死んだと分かると様々な反応をするんですよ。よくある場合だと、発狂したり死んだことを認められない人達が多いんですよ」
「つまり俺がこうして平然としているのが、どうしてなのかという事ですか?」
「まあ……そんな感じですね。」
「それに関しては……」
「それに関しては?」
「分かりません」
何故俺がこうして平然としているのかって?わかるもんかよコノヤロー。逆に俺が知りたいぞコノヤロー。なんで神様はズッコケてるんだ?そんなに変だったのか?
「いやいや、そんなじゃないですよ」
うーん……ならいっか。ふと思ったんだが、神様が俺の考えを読めるなら別に俺喋る必要ないじゃん。
「えー……。だってせっかく二人きりなんですから、喋ったりする方がいいじゃないですか!!」
おおう?!近い?!顔が近いですよ?!俺は女の人がとにかく苦手なんですよ?!しかも、貴女みたいな綺麗な人なら尚更ね!!
取り敢えず流石に何時までもグダグダしている訳にもいけないでしょう?!
「た、確かにその通りですね。(初めて綺麗な人って言われちゃった)」
どうしたんですか?何やら顔が赤いけど……「な、何でもありません!!」……そうですか。取り敢えず何で俺はこうして死んでいるのにこんな所にいるんだ?普通だったら三途の川とかに行って、既に閻魔様の所に行ったりしてると思うんだけどな?
「それはですね。貴方は生前の最後に、女の子を庇いそれで死にましたよね?」
ああ。確かに俺は女の子を庇った。それがどうしたんだ?
「貴方がその女の子を助けた。それが他の神様たちに高評価を与えまして、それでですね………………よいしょ」
ん?何だこのプラカード?【インフィニット・ストラトス】・【ドラゴンボール】・【機動戦士ガンダムシリーズ】って書いてあるけど?
「それは貴方が【転生】してもいい世界です。」
成程〜。転生ですか……え?転生するのか?!なんで?!
「先程の話で、貴方が他の神様達に高評価を貰ったと言いましたよね?」
ああ、確かにそう言ったな……、なあ神様少し質問してもいいか?
「何でしょうか?」
さっき言った他の神様たちに高評価を俺が貰ったって言ったけど、携帯小説とかでよく神様のミスで死んじゃった……ていうのがあるんだよな。
「?!そっそうですね、よくあると思います。」
あれ?神様?何でしょうかね?まさかだと思うけど、もしかして……
「多分予想できたと思いますが、実はあなたの言う通り私のミスです。はっきり言いますとそれで【転生】が決まったんですよ。因みに【特典】3つ付きで。」
ほう?やはり神様のせいなのか?神様はどうしてミスをしたのかな?
「えーと……、それは言わないと行けませんか?」
はい……(ブロリー風に)。
「実は貴方の【人生の書】を、神界の燃えるゴミの日に出してしまったんですよ」
そうかそうか……神様である貴女がそんなミスをしたと……?ねえ神様?
「な、何でしょうか?!」
今までで、今回みたいなミスはした事はあるんですか?
「い、いえ。今回みたいなミスは、貴方が初めてです」
そうか……。なら仕方がないな。
「えっ?!私を怒らないのですか?!」
えっ?何でだ?別にいいじゃん。
「だって、私は貴方を殺したのも当然なんですよ?!普通なら此処は怒る場面でしょうに?!」
でもさ……どんなに神様だからってさ、絶対に失敗をしない事なんて無いでしょう?しかも今回みたいなミスは俺が初めてなんでしょ?だったら次からは気をつければいいんだ。
「貴方は優しいのですね」
そうかな?それに俺は死んでしまったけど、あの場面で女の子を助ける事ができて良かったよ。
「フフフッ!!」
ん?どうしたんだよ?取り敢えず早く【転生】先と、【特典】を決めてしまおうか。
「そうですね!!それでは【インフィニット・ストラトス】・【ドラゴンボール】・【機動戦士ガンダムシリーズ】から転生する世界を選んでください。」
なら……【インフィニット・ストラトス】に転生するよ。
「【インフィニット・ストラトス】ですね。それでは、【IS】を動かせる様にしときますね。次に【特典】3つを決めてください。」
特典は《ブロリーの全能力》・《螺旋力》・《想像を創造できる能力》……これでいいかな?
「《ブロリーの全能力》ですか……。流石に最初から原作通りの強さだと色々とまずいので、修行をする度に強くなるという方法を取ります」
えっ?それなら最初の身体能力はどのくらい何だ?
「最初の身体能力のスペックが【赤子時代のブロリー】と同じぐらいですね。」
うん。それを聞いただけで十分に強いことが分かったんだが、【螺旋力】についてはどうなんだ?
「【螺旋力】についても修行をする度に強くなるという方法でいこうと思います。」
成程な。修行をする度に強くなるという方法で強くなるか……まあいいや。
「【想像を創造できる能力】……これは?」
それは頭で思った事を……例えで言うなら、目の前に「【ガンダム】があればいいのに」っと、思ったらそれが本当に目の前に現れるという能力だよ。
「でもそれって、チート過ぎませんか?」
確かにそう言われると……うーむ……はっ!!
「あっ、何か閃いたのですか?」
おう、流石に【想像を創造できる能力】は下手したら人類滅亡するかもしれんから変更して、【体を鋼鉄以上に硬くなる能力】にするよ。
「何でですか?」
だって何かとあの作品のキャラって危ないじゃないか。特に“織斑千冬”の出席簿アタックとか。
「あー……確かにアレを受けるとなれば、下手したら死にますからね」
そいえば【インフィニット・ストラトス】と言えば【専用機】はどうするんだ?
「【専用機】については【白騎士事件】の1年前に配備するのでよろしくお願いします。」
そうだ。俺の転生方法はどうなるんだ?
「取り敢えず【転生方法】は【憑依転生】で、“織斑一夏”に【憑依】します」
わかった。それで物語は何時から始まるんだ?
「話は【織斑一夏誘拐事件】の数年前、取り敢えず小学1年の頃からから始まります。取り敢えず【織斑一夏誘拐事件】までに身体能力を……そうですね、超サイヤ人化のブロリーと同じ程度の身体能力を確保しておいて下さい。あくまでも身体能力だけですからね?ここでお知らせです。」
え?何かあんのか?
「【織斑一夏誘拐事件】は原作だと“織斑千冬”が助けに来ますが、貴方にはその際自分でその場を解決してもらいます。」
え?それは大丈夫なのか?後のラウラとかのことを考えると?ていうか、何で俺に解決させるんだ?別にいいじゃん“織斑千冬”に助けにこさせれば?
「理由としては、貴方の身体能力を確かめるためだと思ってください。それで貴方は【織斑一夏誘拐事件】の時に、貴方は行方を眩ませてもらいます。そこから【IS学園】に入るまでの期間中に、私の用意した空間で修行をしてもらい強くなってもらいます」
ちょいと待ってくれ、何で俺は神様が用意するという空間で修行をするんだ?
「それはですね、その時に貴方が専用機の特徴などを知って貰うというのが主な理由ですね」
成程。その時に一気に【IS】の操縦力を付けるというわけか。そいえば、俺が【織斑一夏誘拐事件】までの間は、どうやって修行すればいいんだ?俺は生憎そんな事を今までやった事はないぞ?
「それについては大丈夫です。えい!!」
うっ?!何だいきなり頭の中に……《今から【気】のコントロールについての説明を開始するっぞ!!》……って、何か突然頭の中で“孫悟空”の声が響いてるんだけど……。
「取り敢えず貴方には“孫悟空”をコピーした【補助システム】を与えますので、それでどうにかなります。」
そ……そうなのか?取り敢えずこれから宜しく“孫悟空”!!
『おう!!よろしくな!!』
「もうそろそろ【転生】時間なので、さらに細かいことは【転生】した後に話します。」
うわっ?!いきなり穴がって、これはよくある?!
「はい。穴に落ちるというパターンですね。よくありますパターンですね。」
やっぱりいぃぃぃぃぃ……?!この言葉を俺は言ったと思ったら、段々と意識が薄れてきて最後は意識を失った。
次回=織斑一夏誘拐事件=