うちはの呪詛師 作:万華鏡写輪眼かっこいい
―――うちは一族
呪術界において長い歴史を持った由緒ある名家。
代々、炎を顕現させ、操る相伝術式「炎融呪法」を扱い、室町時代から忍として裏の世界を支配していた忍者の家系である。そんなうちは一族を語る上で欠かせないのが、赤い瞳に勾玉が特徴の「写輪眼」と呼ばれる一族相伝の魔眼。その能力は、呪力の視認、動体視力の向上、強力な幻術と多岐にわたり、瞳術において「六眼」と並ぶほどの魔眼である。
その多岐にわたる瞳力の中でも特筆すべきは、動体視力である。
写輪眼は、ありとあらゆる瞳術の中でも動体視力に優れており「見切り」に関しては、群を抜いて秀でた性能を持っている。その優れた動体視力と呪力の視認の掛け合わせは、親和性の高さから「うちは一族は、生得術式以外の技術・体術に分類されるすべての術を視認するだけで見抜き跳ね返す」と評されるほどである。
そんな由緒ある名家の人間も、今では一人しかいない。
その生き残りの名を、うちはトビ。
うちは一族最後の生き残りにして呪詛師。彼は、今日も大金を求めて夜の街を奔走する。
×月×日
やっと配達業にも慣れてきた。
中学生として学校へ通いながらの仕事。
最初は、無理があるかと思ってたけど、案外うまくいってる。これもすべて神威さんさまさまです。もう神威さんに足向けて寝れません。
×月×日
完全オビトスタイル。
それが配達業者としての俺の姿。家にあった渦巻仮面呪具と真っ黒コート呪具。この二つがあれば誰でも黒幕オビトへと大変身! そこに自前の写輪眼があれば完璧。尚且つ万華鏡写輪眼を持っているなら、先生が120点あげます。
×月×日
今日も夜のビル街を走る。
走ると言っても、ただ神威して神威するだけの簡単な作業。荷物を持って神威空間に神威して、配達地点近くに神威したあと、そこまで走って神威して帰宅する。それで一日に数十万稼げる。毎日毎日ウハウハです。
配達業は、非常に儲かるお仕事です。
×月×日
【配達業者オビトのルール】
1:配達依頼をするときは、専用HPにメールで依頼して下さい。
2:生物か無生物は、依頼メールを出す時点で記載してください。
3:生きているモノを運ぶときは、予め目隠しや耳栓を着用させて下さい。
4:料金は、現金でお支払い下さい。
5:あとは、思いついたら増えます。
×月×日
配達業は、順調。
最初は、依頼なんて全く来なかったけど、それも依頼を2、3個こなせば解決した。多分、実力が認められたんだと思う。ただ、数をこなしていく中で失敗数ゼロ件の我が配達業者オビトは、荷物を狙うものに狙われやすくなった。
狙われはじめの頃は、神威を絶対に見せないって言って、相手の意識を刈るまで神威はしなかったけど……そんな気持ちも数か月後には無くなり、躊躇いなく使うようになった。主に、逃げるために。
×月×日
配達業務中に勧誘を受けることが多くなりますた。
「一緒に政府をぶっ壊そう!」や「一緒に楽しく人殺ししませんか?」、「呪術界をちゃぶ台返ししませんか?」とか、色んな勧誘が来てる。イケメンから美女、ブス、デブと勧誘に来る人間も様々。ただ、全体的に共通しているのが、胡散臭さが異常なのとすぐに消滅しそうな計画性の無さがある。
……多分だけど、それが売りだね。
×月×日
転生して14年。
前世も合わせると30後半に突入した最近。転生して若返ったせいもあると思うけど、精神が歳を取っている感覚がない。考え方だったりモノの見方は変化してるけど、気持ち的にはまだまだ若い人としての感覚がある。
あー、久しぶりに前世に戻りたくなった。
×月×日
夏休み、さいこー。
学校無いの最高すぎる。別に学校が嫌いなわけではないけど、それでも毎日朝の7時30分には家を出ないといけない生活は辛すぎる。もっと、時間に余裕のある生活がしたいです!!! ―――って、叫びたくなるくらいには学校生活は怠い。
ま、楽しいけどね。
×月×日
久しぶりに神威さんのオート機能を使った。
はくはつ、こわい。ぷるぷる、ぼくは、わるい、はいたつぎょうしゃ、じゃないよ。
×月×日
この前の怖い人は、本当に怖い人だったらしい。
何でもこの前の白髪は、あの世界最強さんだったらしい。そのおかげというか、そのせいで無駄に評価が上がった。ひっそりとやってたのに……。とりあえず、当分は配達の仕事は止めておこうと思う。普通に怖いです。
俺がしてることは犯罪行為だけど、人殺してるわけでもねーし……見逃してくんねーかな。
×月×日
久しぶりのNARUTO探し。
結論:この世界にはNARUTOは無い。うん、知ってた。
実在というか写輪眼を持ったうちは一族が実際に現実に存在してるから、もしかしたら未来の世界っていう可能性もあるかと思ってたけど、それも無さそう。それよりも昔に写輪眼を持った転生者がいたって言われたほうが信用できる。
てか、この世界がNARUTO世界の未来なら、どうやったら生得術式とかいう血継限界だらけの世界になるんだ……。属性変化もなさそうだし、唯一似てるもので存在してるのは、医療忍術くらいか。
まぁ、医療忍術のレベルを超えた完全な再生だけど。
×月×日
今日は、久しぶりに呪力操作の訓練をした。
まいまみーが死んでからは、訓練とか全くしてなかったけど、西京さんに会った時が恐すぎて始めた。ただ、今のうちに訓練していたほうが良いと思って始めたけど、3時間たったところで止めた。理由としては、とある事実に気づいてしまったからだ。それは―――
―――俺が訓練した程度で覆る差なら世界最強って言われなくね?
サレンダーするので、見逃してください。
×月×日
今日は、最高の旅行日和。
本日、向かったのは日本最北端に位置する県、北海道へと行ってまいりました。今回は、魚介類、海鮮を目当てに旅行サイトに書かれてた星4~5のうまそうなメシヤに行ってきた。カニ、イクラ、ウニ、カキ……全部うまかった。
ほっかいどう、さいこー。
×月×日
いやなことを全部忘れて楽しんだ翌日。
お金を使いすぎていた事実に気づいて泣きそうになりました。配達業を休止している間は、お金の使い過ぎには気を付けようって考えてたのに、ついつい前の感覚でお金を使っちゃう。明日からは、出来るだけお金を使うような遊びはせずに、もっと家で遊ぶ系で攻めてくか。
あと、今日から家計簿つけてくか……。
×月×日
家で遊ぶといったな―――あれは嘘だ。
今日は、友達と海に行きますた。とてもたのしかたです。何というか、頭を空っぽにして遊ぶっていう感覚が普通に楽しい。マジでストレス解消にもなるし純粋に面白いから、精神年齢に関係なく馬鹿出来て楽しめる。
だんしちゅうがくせい、さいこー。
×月×日
今日は、クラスのみんなで夏祭り。
最近の子供はかなり進んでいます。例えば、クラスでの参加のはずが周りにカップルたくさんいるとか、気づけば途中で半数の人間が消滅してるとか、少し遠くで頭が重なっている姿が見えるとか……先生、ぼく彼女が欲しいです。
まぁ、別にカップルへの呪いで楽しくなかったとかは無かった。普通にクラスの彼氏彼女いない組で楽しく遊べた。と言うよりも、我がクラスの美少女双子が夏祭り初めてってことで、みんな楽しませる雰囲気が出来てて上手くいった。
×月×日
夏休み最終日。
みんなで図書館に集まって宿題討伐。作文とかいう難易度SSSクラスのモンスターの討伐が一番難しかった。あれには、いつか世界を破滅させる力が宿っている。前世というアドバンテージがありながら言うのもあれだけど、作文はちょっときついッス。
まじあいつはんぱねーわ。
×月×日
修学旅行に向けての授業スタート。
今日から修学旅行に向けての授業が本格的に始まった。初日の今日は、運命のグループ分け。本来であれば、仲の良い人同士でのグループ作成のはずだったが、今回はくじで決めることになった。何でも去年の先輩方がかなり好き勝手にやったらしく、くじへと変更になったらしい。
運命のダイスロール! 俺のターン! ドロー!!! 俺は、3グループのくじを攻撃表示で召喚! メンバーは、夏祭りのメンバーだ!
やったあああああ、俺はあたりを引いたぞーー!!!!
×月×日
修学旅行は、沖縄観光。
配達業で何度も言っているとはいえ、それでも非常に楽しみです。それに、メンバーも夏祭り組と最高の組み合わせ。これは、前世含めて最高の修学旅行になるかもなー。マジで楽しみ。今日も学校で大阪をどうやって回るのかの話し合いをグループでやった。
夢が広がリングのイカリングだった。
×月×日
ひっさびさの配達。
何の危険もなく運ぶことができた。やっぱり2か月何もしなかったのは正解だったな。これからは、前回までの定期便じゃなくて不定期便として活動していこうかな。それのほうがコッチの行動も読みずらいだろうし……。
一先ず、㊗仕事復帰!
×月×日
修学旅行まで1か月!
修学旅行まで残すところ1か月。もう行くところは大体決まったし、修学旅行の日程もすべて固まって後は当日が来るのを待つ時間。つまり、ただの焦らしプレイ。まぁ、その焦らしが我がグループいやほかのグループも合わせて仲間意識を高めてる感じがある。
つまり、はよいきたいです。
×月×日
修学旅行当日!
さいこうやー。友達と乗る飛行機さいこー。友達と回る観光地さいこー。友達とわいわい話しながら食べるめしさいこー。すべてがさいこーでした。また、明日も観光地が俺らを待っている! つまり、今日は友達とオールでトランプ、ゲームをするってことだ!!!
おれは人間をやめるぞ! ジョジョーーッ!!!
×月×日
人間をやめた翌日。無計画で告白をする馬鹿野郎が発生。
何も考えずその場のノリで美少女双子の片割れである黒髪に告白した馬鹿がフラれるのを、遠くから双子のもう片方である金髪ギャルと見る気まずさは異常。金髪ギャルはおもしろそーに笑ってたけど、どっちも知っている人間且つ友達である俺にとっては気まずさが億千万でした。
てか、なんで同じグループのメンバー告白してるんだ。絶対、次の日気まずくなるって!
苦笑いの黒髪と死ぬほど暗い男の姿―――凄く苦しいです。
×月×日
修学旅行最終日。案の定地獄。
フラれたやまだくんは、想像以上に暗くて笑い飛ばせないし、昨日見たというか昨日の出来事を知っているメンバーが当事者と俺と金髪ギャルの四人という話したくても話せない状況。―――まさに、地獄。何も知らないほかのメンバーはすごく心配して、知っている俺は気まずいという不幸。ふざけんじゃねー。
ただ、フラれる現場を一緒に覗き見した金髪ギャルの距離が少し縮まってて、ぼくはきんちょうしました。
×月×日
修学旅行から1か月。
やっぱり金髪ギャルの距離が近い。それに合わせて黒髪も少し近い。流石にここまで来ると「もしかして…俺のことがッ…!」みたいな思春期男子の思考に堕ちかけるけど、そこは安心してください。私は、前世からオタクのエリート陰キャオタク。そんな思春期特有の失敗はしません。
でも、もしかしたら俺のこt―――。
×月×日
卒業まで2か月。
俺の進学先は、公立高校。なんとか前世のアドバンテージを活かせることができた。今回、高校進学ではそれなりに頑張ったというか、少し勉強を増やしたりと前世があっても心配な部分があった。多分だけど、この調子だと大学進学の時には、普通に受験勉強をしないといけないかも。
まぁ、大学落ちても配達業として頑張ればいいか。
×月×日
就職しました。
とある宗教団体からのの勧誘が始まり。まぁ、宗教団体といっても表向きはということで、裏向きにはゴリゴリの呪術裏組織だった。目的は、「非呪術師を殲滅して、呪術師だけの世界をつくること」というなかなかにぶっとんだ思想の持主。だけど、勧誘に来た一番偉い人は、すごい優しかった。言ってることが残酷なのに、それを感じさせない凄味があった。
最初は、断ろうと思ったけど、殺しとか汚い仕事はなしの高給料だったのでOKした。
要は、お金を払うから専門の配達人になってよとのことだった。契約中は、他の配達はせずに頼まれた配達だけを行う。そして、高いお金を貰う。それでいいらしい。とりあえず、周りの奴らが俺を使えないようにすることが目的だから……極論:俺は何もしなくてもいい! つまり、最強の就職先!!!
お世話になりまーす! これからよろしくお願いしまーす!!!
×月×日
卒業式。
思い出深い中学校卒業。いろんな人と写真を撮った。前世だったら恥ずかしくてあまり自分から言えなかったけど、今世ではいろんなメンバーに声をかけれた。夏休みに海に行ったメンバー、修学旅行メンバー、やまだくん、美少女双子とたくさん撮れた。
×月×日
入社初日。
なんで、美少女双子がここにいるんだ?
主人公の術式
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うちは要素強めの「炎融呪法」
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カカシ要素強めの「操雷術式」
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闇落ちオビト要素強めの「樹界操術」