うちはの呪詛師   作:万華鏡写輪眼かっこいい

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4話の途中が繋がっていたので、削除してます。


うちは日記 参頁

 

 ×月×日

 

 決行日まで、7か月。

 

 これからは毎日、百鬼夜行に向けて準備を進めないといけない。その為にも計画について詳しく知る必要があるが、残念ながら現時点で百鬼夜行について決まっている事項はかなり少ない。まず、ゲトーさんが呪霊を1000体ずつ京都と新宿に放つこと。そして、俺達は京都・新宿に来ている呪術師の足止めと目的を悟らせないように派手に動くこと。最後に、ゲトーさんが一人で東京の呪術高専に行って呪いを奪いに行くの3つが今のところ確定している。

 

 この計画は一見すると、足止め組が頑張れば案外計画が上手く行くように感じるが、それは絶対に在り得ない。なぜなら、相手に世界最強がいるから。アレは、同じ呪術師としてカウントしてはいけない。

 

 ―――特級呪術師・五条悟

 

 日本三大怨霊の一人・菅原道真の子孫にして現代における最強の呪術師。彼の才能は生まれつきのモノで、数百年ぶりに生まれた「六眼」と「無下限術式」の両方の才を持つ時代の寵児である。彼の扱う術式は、敵の攻撃を完全に防ぐことができ今まで傷をつけた者は存在しない。そこに時間の制限はなく、たとえ寝ている間や意識外であっても彼に攻撃が届くことはない。

 

 曰く、一人で日本を壊滅できる

 

 曰く、存在するだけで勢力図が変わる

 

 曰く、彼のせいで世界の均衡が崩れた

 

 等々、話が上がる自他共に認める世界最強。ソレが五条悟だ。

 

 たとえ足止めに命を懸けても五条悟ひとり居れば、すべては水の泡。アレが少しでも本気になれば足止め組は一瞬で花散ることになる。だから、今回の俺の勝利条件は計画が曖昧な現在でもある程度ハッキリしている。

 

 『 五条悟と接敵しない。』

 

 それが今回の唯一の勝利条件。たとえ出くわしても敵意を見せない、すぐに逃げるの二つを徹底する。それしか道はない。

 

 

 

 ×月×日

 

 百鬼夜行までに準備しないといけないことは沢山ある。

 

 第一に万華鏡写輪眼の移植。

 これは出来るだけ早めに準備する必要がある。少し前であれば万華鏡写輪眼を移植することは、両目が神威の俺にとってはあまり意味のないというか、反転術式があるせいでその必要性が失われていたが、百鬼夜行に向けて力を付けておかないといけない今となっては必須アイテムになっている。

 

 その理由は、須佐能乎の存在にある。

 

 須佐能乎とは、両目が万華鏡写輪眼に開眼した者が有することの出来る呪力の化身。開眼者を包み込むように巨人の像が展開され、ありとあらゆる物理攻撃からその身を守る最強の盾となる。また、須佐能乎には4つの形態があり、完全に展開することが出来れば腕一振りで山を消し飛ばすことの出来る破壊力を持った最強の矛にもなれる。

 

 そんな一度展開すれば術者の身を守る絶対の盾となり、完全体を展開できれば最強の矛にもなれる須佐能乎には、使った者の肉体に凄まじい負荷を掛けるという劇毒としての側面も持っている。使えば使うほどに、須佐能乎の状態を深めようとすればするほどに全身への負荷、特に眼に掛かる負荷は尋常ではなく、もし須佐能乎を数十回使用すれば失明するほど掛かる負荷は大きい。

 

 ただ、この劇毒としての効果を打ち消すことの出来る方法が一つだけある。

 

 万華鏡写輪眼開眼者が他の万華鏡写輪眼を移植することにより生まれる、光を失うことのない万華鏡写輪眼。

 

 ―――その名も「永遠の万華鏡写輪眼」。

 

 永遠の光を手に入れることが出来れば瞳力が以前よりも格段に跳ね上がり、その身は須佐能乎による負荷や瞳術の使用によるダメージが無くなり、万華鏡写輪眼としての力を十全に扱うことが出来る。

 

 永遠の万華鏡写輪眼を手に入れることが出来れば、百鬼夜行での生存率は格段に跳ね上がる。単純に物理攻撃に対しての盾と反転術式を使う呪力を節約できるからだ。その為にも、時間を調節して万華鏡写輪眼を移植する準備とうちはの屋敷にしっかり保管されているかの確認を行わないといけない。

 

 

 

 ×月×日

 

 あの計画を聞いてから学校に行くのが楽しくなくなった。

 

 本当は学校生活も楽しくて、夜もちょっとした仕事が楽しくて、その上お金も同時に稼げて毎日が楽しいことだらけ――みたいな生活を考えてたんだけど……。気が付けば、そのちょっとした仕事が日常生活に悪影響を及ぼしてる。裏で配達業をするのは、お金を稼ぐことと気軽に非日常を味わうことが出来る楽しさから続けてた。ただ、それも最悪な方向へと道が繋がってた。

 

 本来であれば、「非術師を全員殺すー」とか言ってる頭のおかしい奴らに適当に話を合わせて適当に配達も仕事をこなせば、大金が手に入る予定だったのになー。普通に「非術師を全員殺す」が現実的になるとはなぁ。おかしい世の中だ。

 

 世界はバランス調整もっと仕事しろ。ワンチャンありそうな雰囲気出すなって。

 

 

 

 ×月×日

 

 今日は雨。

 

 放課後、俺の暗い顔を見たギャルが「もしかして、アンタ雨嫌いなの?」と見当違いなことを聞いてきて思わず笑った。一緒にいた黒髪も普通に「いや、奈々子違うよ。トビはいつもこんな顔だよ」とか何でナチュラルにディスってんの? なんで、アイツらはあの話を聞いた後にも日常生活に支障が出ないんだ? メンタルが鋼なのか、ゲトーさんに心酔しすぎてメンタルが常に状態異常なのか? それとも、単純にバカなのか?

 

 まぁ、何でも良いや。明日からがんばろ。

 

 

 ×月×日

 

 分かる人には分かるらしい。

 

 今日の昼食ですずきくんとさいとうくんが俺のことを心配してジュースと弁当を奢ってくれた。普通に優しすぎて嬉しかった。今日は、久しぶりに友達と楽しく会話できたと思う。気分転換にさいとうくんが薦めてくれたゲーム始めてみようかな……。

 

 

 

 ×月×日

 

 今日は、文理の希望調査があった。

 

 すずきくんもさいとうくんも文系に行くとのことだったので、同じ文系を選んでおいた。正直言って、今はそんなことを考えられないというか、考えられるんだけど凄いどうでもよく感じて身が入らない。まぁ、前世も文系だったしこのままで良いか。

 

 

 

 ×月×日

 

 期末テストに向けた授業多すぎ。

 

 なんでこんな大変な時期に期末テストの勉強しなくちゃいけねぇんだー。と、言いたくなるけど学校だから仕方ない。それに、学校側もあと数か月後には死ぬ可能性あるなんて欠片も想像できないもんな。因みに俺も考えられない。やっぱり、あの人はこの世界の中でも別格に頭がぶっ飛んでると思う。

 

 【募集】世界平和。

 

 

 

 ×月×日

 

 今日も組織は絶好調。

 

 ゲトーさんが本格的に作戦を進めている。今日は、京都と新宿に配置する呪霊の情報共有がされた。呪霊の中には、見ただけで簡易領域を展開させるモノや領域展開が可能な1級から特級の呪霊など1級以上の術師じゃないと対応の難しい呪霊がかなりの数いた。百鬼夜行では、予め呪霊達に仲間への攻撃を禁ずる命令は出すが、範囲攻撃を行う呪霊などは範囲内に呪術師が居れば、例え仲間が居ても攻撃を放つようにするらしい。

 

 それもあって、今日はそういった攻撃を行う呪霊の確認をした。

 

 

 

 ×月×日

 

 不測の事態に向けて万華鏡写輪眼の調整。

 

 万華鏡写輪眼には、固有瞳術や基本的瞳力の向上以外にも特別な瞳力がある。それは、万華鏡写輪眼にあらかじめ設定した瞳術を時間差や特定条件下で自動発動させることが出来るというモノだ。NARUTOにおいては、サスケがイタチを殺した後にオビトの写輪眼を見て発動した天照やナルトに仕込んだカラスがイタチの万華鏡写輪眼を見たことで発動した別天神、マダラの死後に発動したイザナギなどかなりの活躍を見せている。

 

 その時間差万華鏡写輪眼の瞳力を俺も使うことにした。

 

 とりあえず、一つは決まっている。それは、死後のイザナギ発動。これは、必須だ。今回の最悪は、双子が死ぬことだが、その次点に五条悟と出会うことがある。五条悟と敵対したら確定で死ぬ。そして、百鬼夜行に参加するということは五条悟と敵対するということ。つまり、出会ったら確実に死ぬ。

 

 そうならない為に今から入念に準備はするが、絶対はない。もし死ぬことがあった際に、もう一度やり直す為にもイザナギの使用は死後でないといけない。ただ、そこで重要になってくるのが発動させるタイミング。もし使うことになるなら確実に死んだと思わせたい。だから、復活するタイミングを絶妙な時間に設定しないといけない。

 

 死んだ直後はすぐにバレるし、30分も後にすると激戦区だから眼が潰れず残ってるのか心配になる。だから……5分か10分がベストかな。

 

 

 

 ×月×日

 

 期末テスト当日。

 

 かなりズタボロだったと思う。ギャルが「今回は、ウチちょー頑張ったからトビに絶対勝てると思うわー」とか言ってたけど、今回マジで何も勉強してなかったし負ける気しかしない。それを聞いたギャルが「ウソ止めろし」とか言ってたけど、実はマジなんだよね。

 

 誰か事前に百鬼夜行止めてくんねーかな……。

 

 

 

 ×月×日

 

 全国模試とか普通に無理。

 

 先生が全国模試の申し込みの声掛けしてたけど、普通に今回は無理です。そんなことで時間は無駄にできません。全国模試受けるくらいなら、反転術式の効率を上げる修行をします。今のところ反転術式は眼以外の再生がかなり時間が掛かる。時間的には、再生させる大きさによるけど大体5分か10分くらい掛かる。眼なら10秒も掛からないけど。正直なところ、これ以上効率を上げるのは難しい……けど、それなら他の修業がしたい。

 

 まぁ、そう言うことなんで先生すいません。今回は、やめときます。

 

 

 ×月×日

 

 期末テストの返却。

 

 想像通りズタボロ。かなりの数で赤点を取った。でも、別に問題はない。百鬼夜行さえ如何にか出来れば、来年はしっかり勉強して高い点数取ればいいだけだし。だから、焦る必要はない。例えギャルが俺のことを全力で煽ってきたとしても問題はない。だって、勉強すれば勝てる。今回は、勉強しなかっただけだし期末テストについて考えられる時間もなかったし仕方ない。

 

 まぁ、でも負けたのは事実だから認めるよ。ギャル、今回はお前の勝ちだよ。本当に惨敗でした。

 

 だから、煽るの止めてくんね?

 

 

 

 

 

 

 ×月×日

 

 やっと明日から夏休み。

 

 遂に夏休みが始まる。今までは、全部夏休みに向けた準備とか修行しかしてこなかった。それも一旦は今日で終わる。明日からは本格的に永遠の万華鏡写輪眼を手に入れる計画が始まる。手に入れると言っても移植するだけだけど。移植に適合するかはほぼ運というか、かなり賭けの部分が大きい。

 

 本来であれば万華鏡写輪眼の移植は、血縁関係の中でも近親者に当たる人物の眼じゃないと適合しないと言われている。ただ、これに関しては不確定な要素を多分に秘めている。

 

 まず、NARUTOにおいては万華鏡写輪眼の移植失敗談が明確には出ていない。

 

 それに対して、成功談は明確。成功したマダラの名前やどうやったら永遠の万華鏡写輪眼を手に入れることが出来たのか詳しく語られている。このことから推測されるのは、誰もが最初の成功者のやり方を真似したのではないかということ。

 

 失敗談は、すべて語り継がれた話の中での小話。実際に移植で失敗した人物は全く語られていない。まぁ、敗北者について詳しく語る必要がないからこそ出てきていないだけでもあるが、全ては伝聞でしかない。言い伝えとは、言い伝えられていく中で変化していくものである。

 

 だからこそ、そこに希望がある。ただ、成功者には近親者しかいないのも事実。

 

 つまり、後は神頼み。

 

 

 

 ×月×日

 

 決行日まで、5か月。

 

 今日は、夏休み初日。朝でうちはの屋敷に帰ってきた。目的はただ一つ。うちはの所有する蔵の中から万華鏡写輪眼を取り出すためだ。流石に、夏休みの間で眼の調整をしないと12月にいきなり本番みたいな状況になりかねない。そうならない為にも形振り構っていられない。あの計画は、目暗ましの作戦ではあるけど、実際に日本呪術界にケンカを売る全面戦争だ。そんな中で俺と双子が生き残る確率なんてものは雀の涙ほどに小さい。

 

 多分、ソレをゲトーさんは解っている。その上で俺たちのことを駒として扱ってる。

 

 だから、それまでに使えるようにしないと……。

 

 

 

 

 ×月×日 

 

 この世界におけるうちは一族は、呪術師寄り。

 

 この世界でのうちは一族は、忍者というよりも呪術師としての側面が非常に強い。そのため、多少倫理観から外れた行動を実行することが出来てていた。

 

 ―――万華鏡写輪眼の保存

 

 次代の万華鏡写輪眼開眼者が光を失うことが無いように、万華鏡写輪眼の開眼者の死後、遺体から万華鏡写輪眼を取り出し何重にも封印術を施すことで保存し管理する仕来り。万華鏡写輪眼を開眼した者が出た際は、封印を解き万華鏡写輪眼の交換の儀を行う。これは、この世界の初代万華鏡写輪眼開眼者である「うちはマダラ」が取り決めた仕来り。それをうちは一族は、万華鏡写輪眼を開眼した者が出た際に代々執り行ってきた。

 

 ただ、ここ300年近くは万華鏡写輪眼を開眼した者はおらず、ほぼ形骸化した仕来りだったが……万華鏡写輪眼はしっかりと封印された状態で蔵の中に残っていた。数は、6組。それが、ほぼ完璧な状態で残っていた。

 

 つまり、まず俺は賭けに勝った。

 

 以前にも遠い血縁関係で永遠の万華鏡写輪眼を手に入れることが出来た奴がいる。今は、それだけ分かれば良い。早速、明日から移植手術を進める。

 

 

 

 ×月×日

 

 万華鏡写輪眼移植テスト1回目、失敗。

 

 前にも書いたが血縁とはいえ、遠ければ遠いほどその適合率は低い。本来であれば、近親者の万華鏡写輪眼があればベストだが……残念ながら万華鏡写輪眼に開眼した親戚はいない。俺が生まれる頃には、うちは一族は没落しており、俺を一人で育ててくれた母は写輪眼すら開眼していなかった。まぁ、それは別に良い。

 

 今回使用した万華鏡写輪眼は、かなりの年代物。ざっと900年近く昔の眼球。順番的には、2代目の万華鏡写輪眼。今回の移植手術は、失敗必須の実験。あまりにも時代が離れすぎて適合率がかなり低い。だから今回は、適合よりも自分の目ん玉を正常に取り出す作業の確認と移植する手順の確認が主だった。

 

 だから、失敗して当然なんだけど、出来れば適合してほしかった。チャンスは、あと5回。

 

 

 

 ×月×日

 

 万華鏡写輪眼移植テスト2回目、失敗。

 

 今回も適合しなかった。使用した万華鏡写輪眼は3代目開眼者の物。基本巴が特徴の万華鏡写輪眼だった。正直言って早く適合してほしい。2回しかまだ移植してないが、それでも減っていく万華鏡写輪眼を見ていくと心が折れそうになる。

 

 チャンスは、あと4回。

 

 

 ×月×日

 

 万華鏡写輪眼移植テスト3回目、失敗。

 

 4代目の万華鏡写輪眼も失敗。チャンスは、あと3回。

 

 

 

 ×月×日

 

 万華鏡写輪眼移植テスト4回目、失敗。

 

 移植の仕方が悪いのか、封印されていた5代目万華鏡写輪眼の状態が良くなかったのかわからない。それとも、ただ単に適合率が低かっただけなのかなぁ……。うーん、考えても仕方がないけど、たぶん世代が離れすぎて極端に適合率が下がってるんだと思う。それにしても明日が恐い。

 

 チャンスは、あと2回。

 

 

 

 ×月×日

 

 万華鏡写輪眼移植テスト5回目、失敗。

 

 6代目もやっぱり失敗。適合率問題がかなり高い壁になってる。甘く見てたのかもしれない。心のどこかで上手く行くって考えてた。何とかなるってそう感じてたけど、今はそんな希望的観測が出来ない。また、明日になるのが恐い。

 

 正直、明日も失敗する気がする。チャンスは、あと1回。

 

 

 

 ×月×日

 

 万華鏡写輪眼移植テスト6回目、失敗。

 

 7代目失敗。―――もうストックはない。全部試した。少し休もうと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ×月×日

 

 やっとメンタルが戻った。

 

 今日は、久しぶりの仕事。今の今まで会社からの連絡を無視してたから当たり前だけど。上裸が俺のことをフレンチクルーラーと呼んだからぶん殴っておいた。いつもだったら平気だけど、流石に今日は無理だった。能天気な変態を見て普通に腹が立ってた。

 

 今日の会議は、百鬼夜行における陣形を決めた。

 双子、ボビー、美人さんが新宿、上裸とハチマキが京都、俺は状況を見てサポートに入れとのことだった。少し運が廻ってきたのかもしれない。凄い良い立ち位置を手に入れられたと思う。

 

 

 

 ×月×日

 

 今日は、うちはの蔵の中に百鬼夜行で使える物がないか漁ってみたところ、最高に使える物が出てきた。

 

 団扇呪具「うちは」

 特級呪具。うちは一族の家紋が入った大型の団扇。呪力を吸収し跳ね返す術式が付与されている。NARUTOにおいては、あのマダラが愛用していた武器で九尾の尾獣玉やナルトの螺旋丸を吸収し跳ね返していた。

 

 そんな宝具が蔵の中から出てくるなんて……流石うちは一族。

 

 

 ×月×日

 

 こんなことがあるのか……。

 

 蔵の中から初代であるうちはマダラの万華鏡写輪眼が出てきた。明日。入念に準備して最後の最後、ファイナルラストのラストチャンスに挑もうと思う。湧いて出てきた最後の挑戦。今回は、失敗しても仕方ない。

 

 でも、最後まで諦めはしない。

 

 

 ×月×日

 

 ―――適合した。

 

 

 

 

 

 

 ×月×日

 

 すべてが変わったように感じる。

 

 視界は良好。オールグリーン。問題はないどころか、いつも以上に調子が良い。呪力の流れが以前よりも見えやすいし動体視力も上がってる感じがある。須佐能乎も久しぶりに出したが、身体に激痛が走るようなこともなければ眼にも異常はない。完全に適合してる。神威も何度か使ったが、眼の消耗は感じない。

 

 今なら何でも出来そうな気分だ。

 

 

 今日、遂に万華鏡写輪眼が完成した。

 

 

 

 

 

 

主人公の術式

  • うちは要素強めの「炎融呪法」
  • カカシ要素強めの「操雷術式」
  • 闇落ちオビト要素強めの「樹界操術」

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