戦姫絶唱シンフォギア-THE FIRST ULTRAMAN-   作:不死身の機動歩兵隊

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投降が遅れてすんません。第17話です。


第17話「漆黒のウルトラマン」

‐ふらわー 真side‐

 

アース・クライシスで3ヵ月経過したが、街は一部を除いて復興が遅れている地区もある。その一部にこの店(ふらわー)がある地区も含まれるが、それでもわざわざおばちゃんと俺のお好み焼きを食べに来る客はいる。

 

中年サラリーマン

「それじゃあ真ちゃん。またカレーお好み焼き食べに来るから体には気を付けてね。」

 

「はい。またのご来店をお待ちしてます。」

 

常連客のおっちゃんに俺は厨房から手を振って見送る。QUEENS of MUSICでの戦闘から1週間が経過した。俺は響達が絶唱を使ってノイズを倒すと同時に意識を失った。目覚めたら医療ベットの上で色々と聞かれるだろうと思っていたが、俺の予想は外れた。

 

‐1週間前 QUEENS of MUSIC・会場外‐

 

「うっ・・・ここは・・・」

 

未来

「真さんッ!?目が覚めたんですねッ!!」

 

目が覚めた俺に涙目になった未来が抱き着く。一先ず落ち着かせる為に頭を撫でながら上半身を起こして周囲を確認すると、コンサート会場の外にいた。何故この現状に至ったのか分からず、未来に聞くと。

 

未来

「グスッ・・・瓦礫が頭にぶつかって気絶した真さんを抱えた全身ローブの人が助けてくれたんです。」

 

未来はそう答えた。更に詳しく聞くと長身の女性だと分かった。

 

‐現在‐

 

こうして俺は響達や弦十郎さん達から事情聴取される事はなく普通に過ごせている。

 

「(気絶した経緯やマルチコンバットスーツが脱がされてる事といい、まるで俺の正体がバレない様に配慮されていた。俺を助けたローブの女性は一体・・・)ッ!?」

 

ガッシャンッ

 

ふらわーのおばちゃん

「大丈夫かい、真ちゃん!?」

 

そう考えながら食器を流し台に運ぶ時、急に右手の力が入らなくなって食器を落としてしまった。派手に割れた音を聞き付けておばちゃんがやって来た。

 

「すいません、食器を落としちゃいました。すぐに「私がやっておくから真ちゃんは休んで。」だが・・・」

 

ふらわーのおばちゃん

「いいから休みなさい。」

 

「はい・・・」

 

おばちゃんは静かに、されど強くそう言われた俺は自室へ戻る。多分おばちゃんは俺の身体の異常に気付いてるかもしれない。それで強く言ったのだろう・・・

 

‐真side END‐

 

‐夕方‐

 

学校が終わった響、未来、クリスの3人は真の様子を見に向かっていると、店を早仕舞いするふらわーのおばちゃんの姿が見えた。

 

「おばちゃん!もうお店閉めちゃうの?」

 

ふらわーのおばちゃん

「あぁ響ちゃん達かい。えぇ、真ちゃんの事を考えて早く店を閉める事にしたの。」

 

クリス

「そんなに真兄・・・真の体調が悪いのか?」

 

ふらわーのおばちゃん

「・・・そこまで悪くないわよ。余り無理をさせたくないからね。さあ上がって真ちゃんの顔を見に行きな。」

 

未来

「・・・分かりました。上がらせてもらいます。」

 

クリスの問いに間を開けて答えるおばちゃんの姿に未来は何かを感じつつ、響達と真の部屋に行く。

 

‐真の部屋‐

 

休みを取った真は一部破損したマルチコンバットスーツの修理を終え、コスモブラスターを分解してパーツの手入れを行っていた。

 

「・・・ッ!」

 

ゴトッ

 

すると再び右手に力が入らなくなってパーツを落としてしまう。真は力が入らない右手を見ていると気配を感じ取り、素早く組み立てたコスモブラスターを仕舞う。

 

「真さーん!こんにちわーッ!」

 

未来・翼

「お邪魔します。」

 

クリス

「お、お邪魔します・・・」

 

「お邪魔するぜ♪」

 

ドアを開けて入る響に続いて未来とクリス。そして奏と翼が部屋へ入る。真は事前にメールで響達3人が来る事は知っていたが、奏と翼の登場に真は驚く。

 

「あれ?響から奏や翼は来られないと聞いてたが。」

 

「あぁ、予定の仕事が向こうの都合で無くなってな。」

 

「時間が余ったのでこちらに着ました。」

 

「そうか。ならお茶を・・・」

 

未来

「それならおばちゃんに持たせてくれました。」

 

そう言って人数分のお茶とお菓子が載ったお盆を見せる未来。それに「分かった。」っと真が答える間、奏と響は真の部屋にある本棚を漁っていた。

 

「・・・敢えて言うが、何やってるだお前達。」

 

「ん?エ○本探し。」

 

「だろうな。残念だが本棚(そこ)には無いからな。」

 

「じゃあ何処にあるんですかッ!!」

 

「寧ろ教えるとでも思っているのか?」

 

真が響達と話している間、その光景に苦笑いする未来と翼の所へ色事に耐性が無いクリスが合流する。3人は本棚の反対側に飾られた戦闘機のプラモを見ていると、ある写真立てに眼が入る。

男女合わせた6人の集合写真で、真とその隣にいる銀髪の女性を中心に、右側では眼鏡をした男性とバイクウェアを着た金髪の女性。左側には中性的な男性と記者風の女性が写っていた。

 

未来

「真さん。この写真は?」

 

「あぁ、あの時に話した俺の義兄弟姉妹だよ。俺の隣にいるのが姉貴分のソフィー姉さん。俺の右にいるのが幼馴染のダンとジャック。姉さんの左にいるのが北斗とタクミだ。」

 

「とても仲がいいですね。」

 

「あぁ、本当の兄弟姉妹の様だと言われる程にな。」

 

クリス

「この人達は今どうしてるんだ?」

 

真が昔を振り返っているとクリスの一言にどう答えるべきかと考えていた時、響達の通信機が鳴る。内容は『武装組織フィーネの潜伏先が判明。装者は二課の本部へ集合せよ』であった。

真は本部へ向かう響達と学寮へ帰る未来を見送った後、急いで部屋に戻ろうとした時、突然左足に力が無くなって転び掛ける。

 

「今度は左足かッ!」

 

真はまだ動く右足だけで部屋に戻り、マルチコンバットスーツとコスモブラスターを装備して二課の本部へ向かう。

 

‐数時間後 街外れの廃病院‐

 

大分昔に閉鎖された筈の浜崎病院に2ヵ月前から少しづつ物資が運び込まれている事が緒川の調査で判明し、二課は今夜中に騒動を終わらせる為に響達とウルトラマンが突入する直前に廃病院から爆発が起きる。

 

「えぇぇーーーッ!?」

 

弦十郎

『何ッ!?』

 

朔也

『廃病院から爆発を確認ッ!まさかこちらの動きが読まれたのかッ!?』

 

ウルトラマン

「私が調べる!君達は外を頼むッ!」

 

突然の爆発で本部と現場が驚いている中、響達にそう言い残したウルトラマンはヘルメットの暗視機能を作動させ、一部が崩れた廃病院に突入する。

 

???

「・・・・・・」

 

そして廃病院の全体が見える木の天辺からその様子をローブを纏った謎の人物が見ていた。

 

‐廃病院内‐

 

崩れた瓦礫が散乱しており、溜まっていた誇りが舞う内部をウルトラマンはコスモブラスターを構えながらクリアリングして進む。すると離れた位置から発砲音が響く。

 

ウルトラマン

「東病棟からか!」

 

二課の本部で事前に廃病院の内部図を確認したウルトラマンは身を隠しながら向かう。現場に着くと多数のノイズと交戦する9人の外星人で構成された傭兵部隊がいた。

 

ウルトラマン

(外星人の傭兵部隊ッ!?何故連中が・・・)

 

???

「ええいッ!数が多いだけの雑魚の分際で生意気なんだよッ!!」

 

ウルトラマンは怒鳴り声の方を見ると〔暗殺宇宙人 ナックル星人(昭和版)〕がいた。他の外星人とは違ってヘルメットを着用しておらず、スーツの色も違っていた。

 

ウルトラマン

(あれはナックル星人ッ!アイツが部隊の隊長か。連中の目的は一体何だ?)

 

外星人・傭兵A

「グアァァァーーーッ!」

 

外星人・傭兵B

「何だコイ―――グハッ!

 

ウルトラマン・ナックル星人

「ッ!」

 

悲鳴が聞こえたウルトラマンとナックル星人はそちらを向くと、傭兵2名が生物の様な何かに捕食されていた。その生物の様な何かの姿を見たウルトラマンは眼を見開く。

 

ウルトラマン

(大きさは違うが、あれは間違いなく俺が倒した禍威獣擬きッ!)

 

ナックル星人

「テメェッ!よくも俺様の部下を食いやがってッ!!」

 

ナックル星人と残った傭兵は生物の様な何かに銃撃するが、相手の小回りと頑丈さで効果は無く、1人また1人と捕食される。そして不利だと判断したナックル星人は残った部下3名を連れて撤退。すると生物の様な何かの背後から白衣を着た人物が現れる。

 

???

「ふぅ~。まさかアメリカ政府が外星人の傭兵を使って来るとは・・・ネフィリムがいなければ危なかったですね~。」

 

ウルトラマン

(あれは確か、1週間前に行方不明になったウェル博士か。成程、元から武装組織フィーネの仲間だった訳か・・・だが有力な情報が聞けた。外星人の傭兵部隊を雇ったのはアメリカ政府。

恐らく連中を使って殺害と口封じってところか。なら闇に葬られる前に、あの博士や他のメンバーを捕えて情報を聞き出すッ!)

 

ウルトラマンはショックカートリッジを装填したコスモブラスターを構え、トリガーに指を掛ける。照準を定め、ウェル博士がネフィリムをケージに収容したタイミングでトリガーを引く瞬間、右眼が突然ブラックアウト。それによって視野と距離感が分からなくなり、撃ちだされた光弾は外れてしまう。

 

ウェル博士

「ヒッ!?ま、まだ他の奴がいたのかッ!?」

 

ウルトラマン

「待ってッ!」

 

ネフィリムを収容した小型ケージを持って逃走するウェル博士を右眼の視界が効かないウルトラマンは気配を感じ取りながら追跡する。

 

‐廃病院外‐

 

ウルトラマンが突入して数分。連絡が無い事で響達も廃病院へ突入する直前、何かが入ったケージを運ぶ飛行型ノイズと、行方不明だったウェル博士が逃走するの姿を確認する。

 

弦十郎

『響君とクリス君はウェル博士の身柄を確保ッ!翼と奏はケージを運ぶ飛行型ノイズを追撃してケージを確保するんだッ!!』

 

「はいッ!」

 

クリス

「任せなッ!」

 

「奏ッ!」

 

「あぁ、絶対に捕まえてやるぜッ!」

 

弦十郎の指示に従って響とクリスはウェル博士を。翼と奏はケージを運ぶ飛行型ノイズを追い掛ける。天羽々斬と奏のガングニールの速度であれば追い付くが、橋が途中で途切れていた。追撃が不可能かと思われた時、弦十郎達から通信が入る。

 

弦十郎

『翼!奏!そのまま飛べッ!!』

 

緒川

『海に向かって飛んでくださいッ!どんな時でも貴女達はッ!!』

 

2人は弦十郎達の言葉を信じ、橋から海へと飛ぶ。すると海中から二課の仮設本部である潜水艦が急速浮上し、艦首が2人の足場となって飛行型ノイズとの距離を大幅に縮める。2人の攻撃で飛行型ノイズは倒され、落下するケージを翼が近付いて回収する瞬間。

 

「ウワァッ!」

 

「翼ッ!?」

 

上空から投擲された黒い槍が翼を弾き飛ばし、奏は弾き飛ばされた翼を受け止めてそのまま海へ落下。その場面を途切れた橋の前でウェル博士を確保した響達と合流したウルトラマンは驚く中、

投擲された黒い槍は海上で留まり、黒いガングニールを纏ったマリアは柄に足を付けてケージを回収すると同時に朝日が昇る。

 

ウェル博士

「時間通りですよ、フィーネ。」

 

響・クリス

「えッ!?」

 

ウルトラマン

(フィーネの名を使ってまで・・・彼女達の目的は一体?)

 

ウェル博士の発言に響達は驚き、ウルトラマンは武装組織フィーネの目的は何かと思考する一方、海中から飛び出た翼と奏はアームドギアを構えてマリアに向けて突撃。それを見たマリアは迎撃を行おうとした時、刃が交わる瞬間で海中から巨大な何かが飛び出す。

 

マリア・翼・奏

「キャーーーッ!!」

 

???

「グオォォォッ!」

 

海上から飛び出たのは黒いボディと金色の角を持つ〔用心棒怪獣 ブラックキング〕を改造し、水中活動が可能な首長竜型の個体であった。突然の事で吹き飛ばされた3人は空中で身動きが出来ず、ブラックキング(首長竜型)が捕食しようと口を開き、飲み込もうとする。

 

ウルトラマン

「不味いッ!」

 

ウルトラマンはベーターカプセルを取り出して変身し、体当たりでブラックキング(首長竜型)を弾き飛ばす。そして落下するマリア、翼・奏をキャッチして二課の潜水艦の甲板へ降ろす。

 

ウルトラマン

「(良かった、目立った外傷は無さそうだな。)ッ!」

 

ピコンピコンピコンピコン

 

「ウルトラマンさん?」

 

クリス

「まだ変身したばかりだぞ。何で点滅してんだ?」

 

ウェル博士

(良く分かりませんが、ウルトラマン自身に異常がある。これだけが分かれば十分です。何故ならウルトラマン(貴方)に代わって僕が英雄になるのですから。)

 

3人の無事を確認した直後、ウルトラマンのカラータイマーが点滅する中、響達は突然鳴り出したカラータイマーに何故かと思う中、ウルトラマンに異常がある事を見抜いたウェル博士は怪しく微笑む。すると上空から巨影が通り過ぎ、ウルトラマンへ襲い掛かる。

 

ウルトラマン

「グアァッ!?」

 

ナックル星人

「折角の漁夫の利でシンフォギアを3つ回収出来た所を邪魔しやがってッ!!」

 

ブラックキング(飛竜(ワイバーン)型)

「グオォォォッ!」

 

襲い掛かったのは空を飛べる様に改造されたブラックキング(飛竜型)に乗ったナックル星人であった。更にステルス機能をOFFにして上空から現れた宇宙船から通常のブラックキングを投下。ウルトラマンと二課。そして武装組織フィーネは、ナックル星人が操る陸海空に特化したブラックキングに完全包囲された。

 

ナックル星人

「さぁ行け!ブラックキングッ!先ずは邪魔者のウルトラマンを排除しろッ!!」

 

ブラックキング×3

「グオォォォッ!」

 

ウルトラマン

「ッ!」

 

ナックル星人はそう命令して宇宙船へ乗り移り、ブラックキング達は命令に従って行動を開始。ウルトラマンはスラッシュ光線で迎撃するが、対スペシウム光線の防御力を得ているブラックキングに効果は無い。接近を許してしまったウルトラマンは組合になる。

 

ウルトラマン

「グ・・・ッ!」

 

ブラックキング(通常型)

「グオォォォッ!」

 

ウルトラマンは背後にいる二課の潜水艦を巻き込まない様に踏ん張るが、身体の不調とエネルギー不足で段々と押されていく。その間にマリアと翼達を乗せた二課の潜水艦は最大船速で離脱する。

 

ブラックキング(飛竜・首長竜型)

「グオォォォッ!」

 

ウルトラマン

「しま・・・ッ!」

 

更に飛竜型が背後から襲い、首長竜型は右脚に噛み付いてウルトラマンのバランスを奪う。倒れた所にブラックキング3体は口から放つマグマ光線〈ヘルマグマ〉の一斉攻撃がウルトラマンを襲う。

 

ウルトラマン

「―――ッ!」

 

クリス

「ウルトラマン!待ってろッ!今助けてやるッ!!」

 

クリスはアームドギアをスナイパーライフルに形成し、精密狙撃用に変形させたヘッドギアのスコープで捕捉したブラックキングの頭部に〈RED HOT BLAZE〉を撃つ。しかしスペシウム光線以下の攻撃では無意味であった。

 

ブラックキング(通常型)

「グオォォォッ!!」

 

クリス

「ヤバぇ、逃げろッ!!」

 

「わ、ワワッ!」

 

邪魔をされたブラックキングはクリス達がいる橋に向けてヘルマグマを放つ。その一撃は途切れた橋の先端を破壊するが、クリス達は何とか回避する。だが爆風で吹き飛ばされた際に拘束したウェル博士と回収したソロモンの杖を手放してしまう。

 

ウェル博士

「ゲホゲホ、死に掛けましたが、チャンスですね。」

 

そう言ってソロモンの杖を持ってウェル博士は逃走する。それを見て起き上がった響達が追い掛けるが、上空から大量に射出された小型鋸、刃に阻まれる。

 

ウェル博士

「時間ピッタリの帰還です。お陰で助かりました。」

 

調

「助けたのは、貴方の為じゃない。」

 

切歌

「早くこんなヤベェ所から逃げるデスよッ!」

 

ナックル星人

『逃がすな!ブラックキングッ!』

 

ブラックキング(通常型)

「グオォォォッ!!」

 

調と切歌はウェル博士を確保して逃走しようとするが、宇宙船の外部スピーカーから命令を受けたブラックキング(通常型)が襲い掛かる。すると突然現れたV-22型輸送ヘリからシンフォギアを纏ったセレナが飛び降りる。

 

セレナ

「させませんッ!」

 

セレナは短剣から光弾を撃ちだしてブラックキングの視界を奪い、時間を稼ぐ。そして調達と合流し、V-22型輸送ヘリから降ろされた2本のワイヤーにそれぞれ掴まってその場から離脱。

 

ブラックキング(通常型)

「グオォォォッ!!」

 

マリア

「ッ!セレナ、皆ーーーッ!!」

 

ウルトラマン

「ッ!この、どけぇッ!!」

 

しかし逃がさまいとブラックキング(通常型)はヘルマグマを放つ。それを見たマリアは叫び、ウルトラマンは駆け付け様とするが、ブラックキング2体の攻撃に邪魔される。誰もが最悪な結末を思い浮かべたその時!

 

ブラックキング(通常型)

「グオォォォッ!?」

 

ナックル星人

『な、何ッ!!?』

 

ローブを纏った謎の人物

「・・・・・・」

 

V-22型輸送ヘリに直撃する瞬間。その間に一瞬で現れたローブを纏った謎の人物は右手にエネルギーを纏い、ヘルマグマを払い除ける。有り得ない場面にブラックキング(通常型)と宇宙船にいるナックル星人は驚く。

突然現れた第4者に二課や武装組織フィーネは驚く一方、ウルトラマンは第4者の右腕に装着されたある鉱石が埋め込まれたブレスレットに注目する。それはある漫画の主人公が持つ変身アイテムであった。

 

ウルトラマン

「あ、あのブレスレットはッ!」

 

ローブを纏った謎の人物

「ッ!」

 

ローブを纏った謎の人物はブレスレットを胸の前に掲げる。すると閃光に包まれ、姿を変える。やがて閃光が収まると、右手を宙空に突き上げ、左手は顔の隣に置くポーズの巨人が姿を現す。その姿を見た全員が驚く。何故なら・・・

 

「黒い・・・ウルトラマン・・・」

 

漆黒のウルトラマン

「・・・シュワッ!」

 

ブラックキング(通常型)

「グオォォォッ!?」

 

響の呟きと同時に漆黒のウルトラマンはブラックキング(通常型)を殴り飛ばす。そしてマウントポジションを取ってダメージを与える。

 

ブラックキング(首長竜型)

「グオォォォッ!!」

 

仲間を助けようとブラックキング(首長竜型)が噛み付こうと漆黒のウルトラマンを背後から襲うが、裏拳で頭部の骨が砕かれて絶命する。ブラックキング(通常型)は一瞬の隙で漆黒のウルトラマンを跳ね飛ばして脱出し、仕返しとばかりにヘルマグマを放つ。

 

漆黒のウルトラマン

「ジュワッ!」

 

ブラックキング(通常型)

「グオォォォッ!?」

 

「あれはッ!」

 

「ウルトラマンのスペシウム光線ッ!」

 

漆黒のウルトラマンは即座にスペシウム光線を放ち、ヘルマグマと衝突。数秒拮抗するが、ヘルマグマを押し切り、スペシウム光線がブラックキング(通常型)の口内に直撃と同時に爆発。そのまま後ろへ倒れる。翼と奏はウルトラマンの必殺技を放った事に驚く。

 

ブラックキング(飛竜型)

「グ、グオォォォッ!?」

 

ウルトラマン

「デアッ!」

 

仲間があっさりとやられた事にブラックキング(飛竜型)は困惑。ウルトラマンはその隙を突いたウルトラスラッシュで両断して撃破した。

 

‐宇宙船内‐

 

一方、ナックル星人は自身の切り札であるブラックキングが全滅寸前となって大慌てとなっていた。

 

ナックル星人

「ま、不味い!撤退だッ!早く通常型のブラックキングを回収しだい離脱しろッ!!」

 

部下

「りょ、了解ッ!」

 

そして部下達は早急に生き残った個体の回収準備へ取り掛かる。

 

‐宇宙船外‐

 

ナックル星人達が準備を行っている頃、生き残ったブラックキング(通常型)は一矢報い様と漆黒のウルトラマンに突進するが。

 

漆黒のウルトラマン

「フンッ!」

 

ブラックキング(通常型)

「グオォォォッ!!?」

 

避けられた挙げ句に頭部の角をチョップで折られ、アッパーカットで吹き飛ばされる。漆黒のウルトラマンは追撃を行おうとするが宇宙船からの攻撃で妨害され、ブラックキング(通常型)は回収されると同時に現場から離脱する。

 

ナックル星人

『覚えてろーーーッ!!!』

 

ウルトラマン

「逃がさ―――ッ!?」

 

漆黒のウルトラマン

「ッ!」

 

捨て台詞を言ってそそくさと逃げるナックル星人の宇宙船をウルトラマンは撃ち落とそうとスペシウム光線の構えを取るが、激痛が走ると同時に意識を失って倒れる。漆黒のウルトラマンは傍に駆け寄り、エネルギー付与で治療する。

 

漆黒のウルトラマン

「シュワッ!」

 

治癒を終えた漆黒のウルトラマンはウルトラマンを抱き抱えて飛翔する。その後、マリアを回収した武装組織フィーネは逃走。二課は作戦失敗と同時に外星人介入という謎が残る結果となった。

 

第17話END




次回「月下の悲劇」
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