戦姫絶唱シンフォギア-THE FIRST ULTRAMAN-   作:不死身の機動歩兵隊

24 / 25
お待たせしました。


第23話「遥か彼方、ウルトラの星が音楽となった・・・かの日」

‐月遺跡‐

 

起動した月遺跡の一画でツイフォンを迎撃する為の巨砲が地上に展開され、エネルギーが充填が開始される。

 

ドラコ

「キエェェェッ!キエェェェッ!」

 

パワードドラコ

「キエェェェッ!キエェェェッ!」

 

そこへツイフォンを守ろうとドラコの群れが月遺跡を破壊せんと迫る。後少しの所で迫ったその時、無数の光輪が先頭にいたドラコの群れを斬り裂く。これに他のドラコの群れは驚愕。その間に月遺跡上空にウルトラマンが到着する。

 

ウルトラマン

「さあ来いッ!遺跡には一歩たりとも近付かせないぞッ!!」

 

そしてウルトラマンは迫るドラコの群れに突貫する。

 

‐フロンティア‐

 

月遺跡上空で戦闘が行われている頃、響達と合流したマリアとセレナは世界中のフォニックゲインを供給して限定解除されたXDモードでウェル博士の命令で全てを喰らい尽くそうと暴れるネフィリムと対峙する。

 

「ウォォォォッ!」

 

「喰らいやがれッ!」

 

ネフィリム

「グオッ!!」

 

クリス

「これでも喰らいなッ!」

 

左右から迫る響と奏の攻撃をネフィリムは両腕で防いだ隙にガラ空きなった胴体へクリスの銃撃が直撃する。

 

ネフィリム

「グオッ!?」

 

セレナ

「行きますよ!調さん、切歌さんッ!」

 

調

「うんッ!」

 

切歌

「合点デスッ!」

 

よろけた瞬間に調、切歌が接近して両腕を切断。そしてセレナは2つの短剣を飛ばし、両足に突き刺して固定する。

 

セレナ

「マリア姉さん、今ですッ!」

 

マリア

「行くわよ、翼ッ!」

 

「あぁ!推して参るッ!」

 

身動きが出来ないネフィリムに突撃し、縦と横に斬り裂く。斬り裂かれたネフィリムはそのまま爆発して倒されるが、フロンティアのジェネレータに接続されたコアが健在な為、そこからエネルギー供給が続く限りネフィリムは何度でも蘇る。

 

ネフィリム

「グオオオーーーッ!」

 

クリス

「チクショウ!幾ら倒してもまた復活しやがるッ!」

 

切歌

「これじゃあ切りがないデスッ!」

 

調

「それでもやるしかない。」

 

「旦那達がウェル博士を抑えるまでの辛抱だ。それまではコイツを相手を続けなくちゃいけないが・・・」

 

「果たして何時までも保て「皆避けてッ!!!」ッ!?」

 

響の叫びに翼達は散開すると自分達がいた場所に見慣れた青白い光線が通過する。そして通過した光線はフロンティアの一部に直撃して爆発する。

 

マリア

「今の光線はまさかッ!?」

 

セレナ

「スペシウム光線・・・」

 

クリス

「おいおい、マジかよ・・・」

 

「まさかあの時にスペシウムを吸収したのか!」

 

「何でも食べるって言ってたからな・・・どうしたもんか・・・」

 

スペシウム光線が放たれた場所を見ると十字に腕を組んだ構えを取るネフィリムの姿にマリア達は驚愕する。

 

切歌

「どどど、どうするデスか!いくらXDモードでも耐えられないですよッ!」

 

調

「それでも如何にかするしかない。」

 

マリア

「私達のアガートラームのエネルギーベクトル操作で如何にか威力を落とせればいいけれど・・・」

 

セレナ

「フロンティアのエネルギーにスペシウムを吸収したネフィリムにどれだけ通じるか・・・」

 

そう言ってる間にも再びスペシウム光線を放つネフィリム。響達は光線を避けながら攻撃するが、余り効果は無く、疲労が蓄積する。それが祟って回避が遅れた響にスペシウム光線が迫る。

 

「ッ!」

 

回避は間に合わずそれを見た響は仲間の叫びを耳にしながら眼を瞑る。しかし光線に呑まれて身を焼かれる事は無く、不思議に思った響は眼を開けるとそこには。

 

未来

「大丈夫ッ!?響ッ!」

 

「み、未来ッ!?それにそのギアはッ!」

 

未来

「真さんが拾った神獣鏡を渡してくれたの。この力で大切なものを守る為に私も響達と一緒に戦うッ!!」

 

ネフィリム

「グオオオッ!?」

 

放たれた光線を巨大なミラーパネルで受け止め、神獣鏡を纏った未来が響にそう答えると同時に吸収したスペシウム光線を撃ち返してネフィリムにダメージを与える。ここに9人の戦姫達が揃い、反撃に踏み込む時!

 

ドラコ

「キエェェェッ!」

 

「うわッ!?」

 

セレナ

「あれは、ドラコの群れッ!?」

 

マリア

「こんな時にッ!」

 

大量のドラコの群れがフロンティアへ襲来して攻撃を始める。更に響達やネフィリムにも襲い掛かる。それに響達は迎撃の構えを取った際、砲撃やビームと共に接近していたドラコの群れの一部が撃破される。砲撃が放たれた方向を見るとゴーカイジャーの戦隊ロボ、ゴーカイオーと豪獣神の姿があった。

 

ゴーカイオー

『コイツ等の相手はアタシ達がする。お前達はネフィリムを倒せ!』

 

ゴーカイレッドの掛け声に響達は頷き、ネフィリムとの戦闘を再開する。それを見たゴーカイオーと豪獣神は続々と迫り来るドラコの群れへと突撃する。

 

‐ゴーカイオー(豪獣神)・コックピット‐

 

ゴーカイブルー

「それでどうするマーベラス?この数だ、デカレンジャーの力を使うか?」

 

ゴーカイレッド

「いや、全部出せッ!!スーパー戦隊の力を見せてやれッ!!!」

 

ゴーカイイエロー

「そう来なくっちゃ♪」

 

ゴーカイグリーン

「大盤振る舞いだッ!!」

 

ゴーカイピンク

「では始めましょうッ!」

 

ゴーカイシルバー

「宇宙海賊を舐めるなよッ!」

 

ゴーカイジャー

『レンジャーキーセットッ!!』

 

そしてそれぞれのゴーカイダリンにレンジャーキーを挿入し、今まで手に入れた歴代戦隊の力を発動。ガレオン内に収納された大いなる力が飛び出す。

 

マジドラゴン

「ギャオーンッ!」

 

パトストライカー

『ウ~!』

 

ガオライオン

「ガオーッ!」

 

風雷丸

「いざ参るッ!」

 

マッハルコン

「バリバリ行くぜッ!!」

 

バリブルーン

『ブーン!』

 

召喚された大いなる力と共にゴーカイオーと豪獣神はドラコの群れと接敵し、それぞれの力で薙ぎ倒していく。

 

‐月遺跡‐

 

ウルトラマン

「くッ!ナスターシャ博士、エネルギーチャージは後どれくらいですか!?もう長くは持たないッ!」

 

ナスターシャ博士

『残りエネルギー115%・・・ツイフォンを完全破壊するには後3分耐えてくださいッ!』

 

ゴーカイジャーがドラコの群れと戦闘を開始した一方で防衛戦を行ってるウルトラマンは徐々に押され、巨大ビーム砲を展開した月遺跡の施設が破壊される。

 

ウルトラマン

「後3分か・・・何としても守り切るッ!」

 

ドラコ

「キエェェェッ!」

 

ウルトラマン

「行かせるかッ!」

 

エネルギーチャージ中の巨大ビーム砲を破壊しようとドラコの一部がウルトラマンを無視して突貫するが、ウルトラスラッシュやウルトラアタック光線で撃破する。しかしドラコは数の力でウルトラマンを押し切って巨大ビーム砲を攻撃する時、ナスターシャ博士から返事が入る。

 

ナスターシャ博士

『エネルギー充填完了ッ!射線上から離れてくださいッ!!』

 

ウルトラマン

「ッ!」

 

それを聞いたウルトラマンはすぐに射線上から離脱すると同時に極太ビームが放たれ、接近していたドラコの群れを消し飛ばしてそのままツイフォンへと直撃して徐々に罅割れて大爆発する。それをネフィリムと戦っていた響達やライブ中継で見ている世界中の人々が眼にする。

 

‐地球‐

 

世界中の人々

「ウワァァァァーーーッ!!!」

 

‐フロンティア・二課仮設本部‐

 

朔也

「よしッ!」

 

あおい

「やったッ!」

 

了子

「ふー、これは流石に肝が冷えたわね。」

 

‐制御室‐

 

弦十郎

「よしッ!」

 

ナスターシャ博士

「何とか、間に合いましたね・・・」

 

緒川

「では本部へ戻りフロンティアから脱出しましょうッ!」

 

二課の面々や世界中の誰もが涙を流して歓喜の声を上げて人類の、地球の危機から脱した事への喜び安堵したその時ッ!

 

「ツイフォンッ!」

 

‐宇宙‐

 

その声と共に不気味な鼓動が宇宙に、地球に響き渡る。その声の出所には1つの岩石があり、それが姿と形を成していく。それを見たウルトラマンは顔を青褪める。

 

ウルトラマン

「嘘だろ・・・アレはッ!?」

 

彗星戦神ツイフォン

「ツイフォーーーンッ!」

 

‐ゴーカイオー(豪獣神)・コックピット‐

 

ゴーカイシルバー

「マーベラスさん、アレってソフィーさんが言ってたッ!」

 

ゴーカイレッド

「あぁ、彗星戦神ツイフォン。ソフィーの予想が当たっちまったな・・・」

 

一通りドラコの群れを倒したゴーカイジャーは幾多の星々を破壊して進む生きた流れ星、彗星戦神ツイフォンの姿を眼にして冷や汗を流す。

 

「何・・・あれ・・・」

 

未来

「あれも、禍威獣なの・・・?」

 

「身体の震えが・・・全然止まらねえッ!」

 

「この言い表せない覇気は一体ッ!?」

 

クリス

「クソ!身体が全然動かねえッ!」

 

切歌

「調・・・」

 

調

「切ちゃん・・・」

 

セレナ

「ドラコに近い姿だけど、圧倒的に違うッ!」

 

マリア

「あれは果たして禍威獣と呼んでいい存在なのか・・・ッ!?」

 

そしてフロンティアの全エネルギーを吸収して巨大化したネフィリム・ノヴァと戦っていた響達は言い様のない震えと悪寒、畏怖を感じて膠着する中でネフィリム・ノヴァも動けない時にツイフォンが視線を向けた。

 

ネフィリム・ノヴァ

「――――――ッ!」

 

その瞬間に死を感じたネフィリム・ノヴァは背を向けて地球へ向かう。それに一瞬戸惑った響達であったが、地球までも喰らう気だと気付いて止めに向かう。その時にツイフォンは両腕の鎌を重ねて真空波をウルトラマン達に放つ。

 

彗星戦神ツイフォン

「ツイフォンッ!」

 

ウルトラマン

「~~~ッ!」

 

ゴーカイジャー

「ぐ・・・ッ!」

 

響達

「キャアアアーーーッ!」

 

ネフィリム・ノヴァ

「――――――ッ!」

 

ウルトラマンとゴーカイオーに豪獣神は何とか耐えるが、響達とネフィリム・ノヴァは巻き込まれて吹き飛ばされてしまう。そして選別を終えたツイフォンはウルトラマンに鎌を向けると同時に襲い掛かる。

 

彗星戦神ツイフォン

「ツイフォンッ!」

 

ウルトラマン

「くッ・・・スラッシュ光線ッ!」

 

彗星戦神ツイフォン

「ツイフォンッ!」

 

ウルトラマン

「グアァァァーーーッ!」

 

一撃を紙一重で避けたウルトラマン。牽制でスラッシュ光線を撃つが効果は無く、反撃を受けてそのまま月へと吹き飛ばされる。そして追撃するツイフォンをゴーカイジャーは追い掛けようとするが、僅かに生き残ったドラコの群れが道を阻む。

 

ゴーカイオー

「チッ!邪魔させない気かッ!」

 

豪獣神

「強行突破しますッ!」

 

豪獣ドリルに変形した豪獣神は機首部のドリルによる突進攻撃〈豪獣ドリルアタック〉で突破を図り、ゴーカイオーはそれに続く。響達も一緒に向かいたかったが、ネフィリム・ノヴァを放置する訳には出来ず、ゴーカイジャーに任せてネフィリム・ノヴァを追い掛ける。

 

‐月面‐

 

ウルトラマン

「グアッ!」

 

彗星戦神ツイフォン

「ツイフォンッ!」

 

ウルトラマン

「くッ・・・!」

 

月面に激突したウルトラマンはツイフォンの追撃をスペシウムブレードで防ぎ、喧嘩キックで距離を取ってスペシウム光線を放つ。

 

彗星戦神ツイフォン

「ツイフォンッ!」

 

ウルトラマン

「効かないかッ!」

 

しかし堅牢な防御力を持つツイフォンに効果は無く、再び距離を詰められて接近戦となる。

 

ウルトラマン

「ヘアッ!シャアッ!ダァッ!」

 

彗星戦神ツイフォン

「ツイフォンッ!」

 

ウルトラマン

「―――ッ!?」

 

パンチ、チョップ、キック、ハイキックの連撃で攻撃するウルトラマン。だがそれも効かず、再び月面に叩き付けられる。そこから追撃の刺突を躱してウルトラスラッシュを放つ。そして見事に直撃して肩ごと右腕を切断するが、すぐにくっついてしまう。

 

ウルトラマン

「この!カラーリウム光線ッ!キャッチリングッ!」

 

彗星戦神ツイフォン

「ツイフォンッ!?」

 

ウルトラマン

「ウルトラアタック光線ッ!!」

 

カラーリウム光線とキャッチリングで拘束し、ウルトラアタック光線を直撃して内部から爆破。ツイフォンは粉々と散った。月にある衛星からの中継で見ていた人々はウルトラマンの勝利を喜ぶが、それは糠喜びに変わる。砕け散ったツイフォンの破片が集結し、今までのエネルギーを全て吸収し更に強化して復活を遂げた姿、スーパーツイフォンへと変わる。

 

スーパーツイフォン

「ツイフォンッ!!」

 

ウルトラマン

「(やっぱりその姿になったか・・・エネルギーは5割を切った。絶望的状況だが負けるもんかッ!)リミッター解除ッ!!!」

 

そう叫ぶと同時にウルトラマンの全身が黄金に包まれる。ゼットン戦以降、自力で会得したグリッターバージョンへと変わる。

 

ウルトラマン

「(この姿は超闘士の様に3分を超えれば死に至る。だがそうでもしないと奴には勝てないッ!)行くぞッ!ツイフォンッ!!」

 

スーパーツイフォン

「ツイフォンッ!」

 

今度はウルトラマンが接近戦を仕掛け、強化されたスーパーツイフォンの身体に罅を入れる。

 

スーパーツイフォン

「ツイフォンッ!」

 

ウルトラマン

「グアァァァッ!」

 

しかし調子に乗るなと真空波が放たれ傷を負うも気合で何とか耐え抜くウルトラマン。そこから光線と真空波の応酬で月面に幾つものクレーターが作られる。

 

ウルトラマン

(くッ・・・身体の限界が近いッ!このままだとやられるッ!!)

 

スーパーツイフォン

「ツイフォンッ!」

 

段々と動きが遅くなっていくウルトラマンにトドメをさそうと最大威力の真空波が放たれる。回避が間に合わないウルトラマンは残りのエネルギーを振り絞ってギガスペシウム光線を放つ。

 

ウルトラマン

「ウオォォォォッ!」

 

スーパーツイフォン

「ツイフォンッ!」

 

互いの技が衝突し、光が散り飛びながら押し合う。しかし既にエネルギーと身体が限界に近いウルトラマンの方が一気に押され始め、最大威力の真空波が直撃する。

 

ウルトラマン

「グアァァァッ!」

 

スーパーツイフォン

「ツイフォンッ!」

 

身動きが出来ないウルトラマンに近付いたスーパーツイフォンは頭を鷲掴み、握力を掛けて頭部の骨を破壊する。

 

ウルトラマン

「グアァァァーーーッ!」

 

遂に無事だった頭部にもダメージを受けて悲鳴を上げたウルトラマンは一切動かなくなる。そんなウルトラマンを真上に投げて念力で固定したスーパーツイフォンはカラータイマー目掛けて突撃。そして―――

 

スーパーツイフォン

「ツイフォンッ!」

 

ウルトラマン

「――――――ッ!」

 

スーパーツイフォンの角でカラータイマーごと胴体を貫かれたウルトラマンの視界は黒く染まり、絶命。その瞬間を多くの者達が目撃する。

 

‐コンパチヒーローズside‐

 

ゴーカイレッド

「クソッ!」

 

ドラコの群れに手こずり、間に合わなかった事に対してゴーカイレッドはゴーカイダリンに拳を叩き付ける。

 

ゾフィー

「ッ!?」

 

コンパチブルカイザー

「あれはッ!?」

 

ディケイドフォーゼ

「遅かったかッ!」

 

それと同時に火星から急いで戻ったゾフィー達も眼にする。

 

‐二課side‐

 

弦十郎

「何と言う事だ・・・」

 

仮設本部の指令室で弦十郎はこの場にいる全員の心情を言葉に表す。

 

‐装者side‐

 

「真・・・さん・・・」

 

未来

「―――ッ!」

 

そしてネフィリム・ノヴァをソロモンの杖ごとバビロニアの宝物庫へ封じ込めて脱出した先に見えた光景に響達も強いショックを受ける。それは中継で見ている世界中の人々も同様であった。

そしてスーパーツイフォンは絶命したウルトラマンを地球に向けて無造作に投げ飛ばす。投げ飛ばされたウルトラマンは徐々に粒子と化して消えていき、胸に穴が開いた真の姿へ戻る。

 

「ッ!真さんッ!!」

 

投げ飛ばされた真を響が最初に受け止めて未来、翼、奏、クリス、マリア、セレナ、調、切歌の順で漸く止まる。受け止めた響達は真の顔を見るとその眼には光が宿っておらず、体温も感じない。

 

「そんな・・・真さんッ!!!」

 

未来

「起きて下さい真さんッ・・・お願い起きて下さいッ!」

 

クリス

「おい起きろッ!起きてくれよ真兄ちゃんッ!!」

 

「神永さん・・・ッ!」

 

「しっかりしろッ!目を覚ましてくれッ!!」

 

マリア

「目を覚まして神永さんッ!」

 

セレナ

「私達はまだ貴方に助けられた何のお礼もできていないんですッ!」

 

調・切歌

「お願い目を覚まして(デス)ッ!」

 

響達は呼び掛けるも真はピクリとも反応を示さない。そんな場面をスーパーツイフォンは興味なさげに見た後、地球を第二の彗星にしようと動いたその時、極太光線が迫る。

それを本能的に避けた事で難を逃れる。そして光線が放たれた方を見るとM87光線の構えを取り、尋常じゃないオーラを纏ったゾフィーの姿があった。

 

ゾフィー

「弟分がお世話になったみたいね。ちょっと相手をしてもらおうかしら?」ゴゴゴゴゴゴゴ

 

ゾフィーがそう言う間にゴーカイオーと轟獣神、ディケイド、コンパチブルカイザーが包囲する。それを見たスーパーツイフォンは邪魔者として攻撃し、ゾフィー達はそれを避ける。

 

コンパチブルカイザー

「カイザー・バーストッ!」

 

ゴーカイジャー

「ゴーカイスターバーストッ!」

 

コンパチブルカイザーとゴーカイ―の必殺我を放つが、スーパーツイフォンそれを両手で受け止める。その隙に轟獣神とディケイドが懐に入って必殺技を叩き込む。

 

轟獣神

「ゴーカイ電撃ドリルスピンッ!」

 

『FINAL ATTACK RIDE FO FO FO FOURZE』

 

ディケイドフォーゼ

「ライダーロケットドリルキックッ!」

 

スーパーツイフォン

「ツイフォンッ!」

 

腹部の左右からドリル攻撃をまともに受けるが、スーパーツイフォンは4つの必殺技を真空波で跳ね除ける。その瞬間にゾフィーのかかと落としが頭部に直撃する。

 

ゾフィー

「チッ!」

 

スーパーツイフォン

「ツイフォンッ!」

 

しかしそれも効かず、反撃を避けて距離を取ったゾフィーはスペシウム光線を撃ち込むが防がれる。その時、スーパーツイフォンの背後から1機の戦闘機がやって来ると同時に多数のミサイルを発射して直撃させる。

 

Gサンダーゲート

『お待たせ兄さん、皆ッ!』

 

スーパーツイフォンを攻撃した戦闘機、Gサンダーゲートからエミィの通信が入る。

 

コンパチブルカイザー

「エミィ!そっちは終わったのか?」

 

Gサンダーゲート

『バッチリ!それよりもアレを如何にかしないとッ!』

 

コンパチブルカイザー

「それもそうだな!よしエミィ、合体だッ!」

 

Gサンダーゲート

『OKッ!』

 

コンパチブルカイザー

「バーナゥ・レッジー・バトーッ!!G!コンビネェェェェェションッ!!」

 

そしてGサンダーゲートはコンパチブルカイザーの背後に回って合体し、頭頂部をGサンダーゲートの先端部がマスクに覆われる。

 

ゴーカイオー

「こっちも合体するぞッ!」

 

轟獣神

「はいッ!」

 

ゴーカイジャー

「レンジャーキー、セットッ!」

 

マッハルコン

「よっしゃ行くぜッ!」

 

ゴーカイジャー

「カンゼンソウル、セットッ!!」

 

一方でゴーカイオーと轟獣神から出現したカンゼンソウルをマッハルコンの右側のスロットに装填して合体態勢に入る。

 

ゴーカイジャー・マッハルコン

「海賊合体ッ!!」

 

轟獣神の両腕が、脚部等のパーツに分離したマッハルコンがゴーカイオーと合体し、ゴーカイケンが頭部の飾りとなり、胸部のマッハルコンのフロントパーツが変形してゴーカイジャーのエンブレムが現れる。

 

Gコンパチブルカイザー

「Gコンパチブルカイザーッ!!」

 

カンゼンゴーカイオー

「完成ッ!カンゼンゴーカイオーッ!!」

 

そして合体を終えた2機はスーパーツイフォンに向かっていく。それを戦いながら見ていたゾフィーとディケイドは入れ替わる様に距離を取り、強化フォームへと変身する。

 

ゾフィー

「コスモテクター、装着ッ!」

 

ディケイド

「余り余裕は無いが、やるしかないかッ!」

 

K-TOUCH!21!

 

W OOO FOURZE

 

WIZARD GAIM DRIVE

 

GHOST EX-AID BUILD

 

ZI-O ZERO-ONE

 

FINAL KAMENRIDE DECADE COMPLETE 21!

 

ゾフィーは別宇宙での交流で得たコスモテクターを纏い、ディケイドはケータッチ21でコンプリートフォーム21に変身して戦線に復帰する。

 

ゾフィー

「ダブルランサーッ!!」

 

『KAMEN RIDE KIWAMI FOAM』

 

ディケイド

「セイヤァァァァァッ!!」

 

腰のアンドロポットから出現する宇宙ブーメラン、それを槍状に伸ばしたダブルサーベルを。無双セイバーと合体させて大剣モードにした火縄大橙DJ銃を装備し、召喚した鎧武 極アームズの分身と同時に必殺技の斬撃がスーパーツイフォンを斬り付ける。

 

スーパーツイフォン

「ツイフォンッ!」

 

ゾフィー・ディケイド

「ぐッ・・・!」

 

しかし斬り裂く事は出来ず、跳ね除けられて真空波の直撃を受ける。その直後にGコンパチブルカイザーとカンゼンゴーカイオーが必殺技を放つ。

 

カンゼンゴーカイオー

「ゴーカイカンゼンスーパーバーストッ!!」

 

Gコンパチブルカイザー

「オーバー・カイザー・ソードッ!!」

 

マジドラゴン・パトストライカー・ガオライオン・風雷丸と共に一斉攻撃を放ち、視界を塞いだ隙にカイザースキャナーでスーパーツイフォンを捕捉してGサンダーゲートから射出した柄からOGエンジンのエネルギーで刃を形成する剣を持ち、突撃して一刀両断にする。しかし―――

 

スーパーツイフォン

「ツイフォンッ!」

 

Gコンパチブルカイザー・カンゼンゴーカイオー

「グアァァァーーーッ!」

 

両断されると同時にスーパーツイフォンは身体をバラバラにした状態で弾丸の様に襲い掛かり、Gコンパチブルカイザーとカンゼンゴーカイオーを吹き飛ばす。

本来のコンパチヒーローズならスーパーツイフォンを倒せるが、ドラコの大群と連戦続きで体力とエネルギーを大幅に消耗しており、決定打に欠けていた。

 

‐装者side‐

 

「なんて戦いだ・・・ッ!」

 

「とても私達では入る余地も無い・・・」

 

クリス

「アイツ等の方が押されてるのに何も出来ないのかよ、アタシ達はッ!」

 

激戦となっている宙域から離れた場所でそれを見ていた奏、翼、クリスは何も出来ない事に悔やみ、アームドギアを持つ手に力が入る。

 

調

「いくら限定解除されたXDモードでも・・・」

 

切歌

「あの中に飛び込むのは無理デス・・・」

 

同じく激戦を見ていた調と切歌も暗い顔をする。

 

マリア

「私達は、なんて無力だッ・・・!」

 

セレナ

「ただ見ている事しか出来ない自分が憎いですッ!」

 

未来

「セレナさん・・・」

 

自分達の無力さをマリアは呪い、セレナは自身を憎む。それに同じ思いを持つ未来も共感する。そして響はもう二度と目覚める事が無い真の姿に涙を浮かべながら叶う事のない思いを願う。

 

(お願い真さん・・・目覚めてッ!!)

 

そう願うと同時に眼尻から涙が零れ、ゆっくりと空間を漂って風穴が空いた真の胸部に落ちたその時。

 

???

『彼はまだ完全に死んでいない・・・』

 

「え?」

 

「何だッ!?」

 

クリス

「声が突然・・・」

 

「頭の中にッ!」

 

切歌

「何デスか!?幽霊デスかッ!?」

 

調

「落ち着いて切ちゃん。」

 

セレナ

「これはもしかして。」

 

マリア

「テレパシーッ!」

 

未来

「皆見てッ!」

 

突然のテレパシーに驚く響達。すると何かを見た未来が指を指す方に顔を向けると地球から1つの光球が響達の元へやって来ると同時に龍の形へと変わる。

 

星の声

『私は星の声。光の戦士、ソフィーに頼まれ、彼の新しい命を届けにきました。』

 

その言葉に信じられない思いと真を生き返らせる事が出来ると喜ぶ響達。しかし星の声はこのまま使うのは無理だと言う。

 

星の声

『今の彼は肉体と同様に魂までもが崩れかけている状態です。そのまま蘇生しても長くはありません。そこで貴女方の彼に対する強い思いが必要なのです。』

 

「私達の・・・」

 

未来

「真さんへの思い・・・」

 

そして響達は顔を見合わせて頷き、真を囲う様に手を繋いで思いを1つにする。すると今まで聞こえなかった声が聞こえてくる。

 

『ウルトラマンッ!』

 

『立って!ウルトラマンッ!!』

 

『起きて!ウルトラマンッ!!!』

 

地球にいる子供達や人々の声援と希望が響達に伝わってくると同時に響達の意識は突然遠退く。

 

‐???‐

 

そして響達は眼を覚ますとそこは暗くおどろおどろしい景色が広がっていた。突然の事態に困惑していた時、1つの光を見付けた響達はその場所へ向かう。やがて光が見えた場所へ着くとそこには全身がボロボロで今にも消滅してしまいそうな真の姿があった。見付けた響達はすぐに真を助け出そうとした時、段々と真の身体を呑み込む様に沈んでいく。

それを見た響はすぐさま向かい、沈みかけていた真の右手を掴む。しかし中々引き上げる事ができず逆に引きずり込まれていく。そして響に遅れて駆け付けた未来達も加わり、何とか止まる。しかし引きずり込む力が強く響達もどんどん呑まれていく。

 

「諦めるもんかーーーッ!!!」

 

響の叫びと共に未来達は全ての力を振り絞ったその時、真の右手を掴む響の右手に強く握り締める感覚が伝わると同時に真を引き上げる。そして周囲の景色が光に包まれる。

 

‐宇宙‐

 

光に包まれた響達が現実世界に戻ると真の身体が光り出し、そこへ星の声が命の光を与えると真は光に包まれながら形が変わっていく。やがて光が弾けるとベーターカプセルが点滅しながら浮かんでいた。それを手に取った響は未来達へ顔を向けると未来達は決心した顔で頷く。

それを見た響も頷き、ベーターカプセルを大きく横に振り、スイッチを一度押して左胸の方に持っていってから空に向かって掲げると同時に再度スイッチを押す。そして閃光が響達を包み込む。

 

スーパーツイフォン

「ッ!」

 

コンパチヒーローズ

「ッ!」

 

そして膨大なエネルギーを感じ取ったスーパーツイフォンとソフィー達は戦闘を止めてそちらを向くとそこには1つの紅い光があり、そこからボロボロのウルトラマンが巨大化すると同時にボロボロのスーツが弾け飛ぶ!

 

ウルトラマン

「シュワッチッ!」

 

星の声が与えた命と、人々の声援と希望、響達の想いを受けた真は肉体を完全な超人と化し、シンフォギア世界の初代ウルトラマンとして蘇ったッ!そして更なるウルトラの奇跡が起こるッ!光がウルトラマンのカラータイマーに集まり、逆三角形のカラータイマーが現れると同時に黄金の輝きに包まれる。

 

ディケイド

「成程、あれが・・・」

 

カンゼンゴーカイオー

「宇宙伝説の永遠の命・・・」

 

Gコンパチブルカイザー

「デルタスター・・・何てエネルギーだッ!」

 

ゾフィー

「真・・・ッ!」

 

デルタスターウルトラマンの誕生にソフィー達や弦十郎達に地球上の人々がその光に魅せられる中、スーパーツイフォンはウルトラマンに接近してカラータイマー目掛けて拳を振るう。

 

スーパーツイフォン

「ッ!?」

 

しかし振るった拳に入った罅がそのまま肩まで走り、砕け散る。それに驚いたスーパーツイフォンは驚くと同時に距離を取って回転突撃を仕掛ける。

 

ウルトラマン

「無駄だ、ツイフォンッ!」

 

その言葉と同時に回転突撃でカラータイマーを貫こうとするスーパーツイフォンだが、稲妻が走りながら徐々に角が削れていく。

 

ドオォォォオォォォーーーーーーッ!!

 

そして爆発が起こり、閃光が収まるとボロボロのスーパーツイフォンと無傷のウルトラマンの姿があった。

 

スーパーツイフォン

「ツイフォン・・・」

 

ウルトラマン

「ツイフォン、この宇宙でお前の永い旅をここで終わらせるッ!」

 

スーパーツイフォン

「ツイフォン・・・ッ!!!」

 

ウルトラマンの宣言にスーパーツイフォンは最後の抵抗で全エネルギーを使った真空波を放つ。それにウルトラマンは慌てず、ゆっくりと両腕を広げて両腕にエネルギーを限界まで蓄積し、右手を垂直に立て、左手を真横に伸ばしてスペシウム光線の構えを取って叫ぶ。

 

ウルトラマン

「マリンスペシウム超光波ッ!!!」

 

スーパーツイフォン

「ツイフォーーーーーーンッ!!!???」

 

虹色の光線は真空波を撃ち破り、そのままスーパーツイフォンを呑み込む。呑み込まれたスーパーツイフォンは全身を爆発させながら消滅する。戦いが終わると同時にデルタスターは消え、ウルトラマンは元の姿に戻るとカラータイマーから9つの光が飛び出し、響達の姿へとなる。

 

ウルトラマン

「・・・(コクリ)」

 

響達

「・・・(コクリ)」

 

そして互いを見て頷いたウルトラマンと響達は皆で守り通した青く輝く地球を見詰める。

 

第23話END




次回「エピローグ2」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。