戦姫絶唱シンフォギア-THE FIRST ULTRAMAN- 作:不死身の機動歩兵隊
追記
‐楽屋‐
???
「おい作者!前回はタイトルも含めてどう見てもあたしの登場+活躍する場面だろ!!ほぼバルタンがメインになってるじゃねぇか!!!」
作者
「バルタン出したくて、つい。本当に申し訳ない(byブレイク博士ボイス)。」
???
「うるせぇ!問答無用だ!投稿遅れた分も含めて、これでも喰らっとけぇッ!」
〈BILLION MAIDEN〉
作者
「ッ!?悪かった!ホントに俺が悪かった!!流石にそれはシャレに『ダダダダダダッ!』グバアァァァーーーッ!?」
‐西暦2043年 某廃屋敷‐
ネフシュタンを纏った謎の少女による襲撃から2日後。山奥に建てられ、忘れ去られた廃屋敷。そこで英語を使って通話をしている存在がいた。
???
『ソロモンの杖・・・我々が譲渡した聖遺物の起動実験はどうなっている?』
???
「報告通り、完全聖遺物の起動には相応のフォニックゲインが必要となってくるの。簡単にはいかないわ。」
謎の金髪女性は鎧の少女が持っていた杖、ソロモンの杖を操作しながら電話越しの人物と話を続けていく。
???
『ブラックアート・・・失われた先史文明の技術を解明し、是非とも我々の占有物としたい。』
謎の金髪女性
「ギブ&テイクね。貴方の祖国からの支援には感謝してるわ。今日の鴨撃ちも首尾よく頼むわね。」
椅子に腰かけ、両足を組み、テーブルに乗せながら謎の金髪女性は電話越しの人物にそう言う。
???
『あくまでも便利に使うハラか。ならば、見合った働きを見せてもらいたいものだ。』
謎の金髪女性
「もちろん理解しているつもりよ。順々な犬程長生きすると言うしね。ではこれで『それと、”ウルトラマンに関する情報”も忘れるな。』・・・分かってるわ。」
謎の金髪女性はそう言って通話を切り、出掛ける支度を始める。
謎の金髪女性
「・・・野卑で下劣。生まれた国の品格そのままで辟易する。」
そして支度を終え、研究室となっている広場に備えられたモニター画面に映るウルトラマン(変身前後)の映像を見る。
謎の金髪女性
「ウルトラマン・・・先史文明期に突然と現れ、幾多の脅威からこの星を守ってきた貴様でも、私の野望は止められない。」
金色の瞳を怪しく光らせ、その場から出て行くのであった。
‐数時間後 真side‐
あの夜から2日が経過した。俺はパトロールの時間と範囲を広げ、バイクで夕方となった市街地を走っている。その間にも脳裏には幼い彼女の姿が離れない。
真
(2年前、彼女の行方不明をニュースで聞いて今年に至るまで足取りは掴めなかった。口調は変わっていたが、洗脳などで操られた感じはなかった。一体何者が何の目的で彼女を誘拐し、力を与えたかは不明だが、最悪な事態になる前に如何にかしないとな・・・)
そして市街地から人気のない復興工事現場を走っている時、少し離れた場所で幾つかの衝突音が聞こえると同時に銃撃音が周囲に響き渡る。俺は急いで現場に向かうと、トンネルを塞ぐ様に停車する運送トラックに、衝突した黒のベンツ。
そんで運送トラックのコンテナに乗り込む武装した集団。いや、特殊部隊がいた。その中に血痕が僅かに付着したアタッシュケースを持つ者がいた。すると俺の接近に気付いた1人の兵士が銃口を向けて発砲する。
真
「あっぶなッ!?」
俺は咄嗟にハンドルを切り、横倒しになって銃弾を躱して死んだふりをする。俺の死亡を確認した兵士はコンテナに入って扉を閉めると同時にトラックはその場から立ち去る。
真
「・・・行ったか。」
トラックは段々小さくなり、完全に見えなくなったのを確認した俺は起き上がる。そんで倒れたバイクを起こし、トンネル近くの路肩に止めた後、トンネル内部を見る。
衝突した3台のベンツに、射殺された数人の護衛と、2台目の車内に2つの遺体が確認できた。よく見れば1人は防衛大臣を表すピンバッチが付いていた。
真
「すまない・・・だが、必ず無念は晴らす!」
拳を強く握りながらそう言った後に黙祷を捧げ、俺はバイクに乗る。一先ず二課の本部に行けば今回の件で何らかの情報が入手できるだろう。そう思いながら俺はその場から走り去る。
‐真side END‐
‐数時間後 二課本部‐
この日、二課に衝撃が走る。広木防衛大臣が秘書と護衛を含めて殺害された情報が齎された。複数の革命グループに犯行声明が出されているが、判明出来ずにいた。そこへ政府から譲渡した秘密資料と共に了子が無事帰投した後、早急にブリーフィングが行われた。この準備の際、了子が持ち帰ったアタッシュケースの隅に血痕が付着している事は誰も知らない。
了子
「私立リディアン音楽院高等科、詰まり特異災害機動部二課本部を中心に頻発しているノイズ発生の事例から、その狙いは本部最奥区画「アビス」に厳重保管されているサクリストD。〔デュランダル〕の強奪目的と、政府は結論付けました。」
響
「デュランダル・・・」
了子
「EU連合の経済破綻に伴い、不良債権の一部肩代わりを条件に日本政府が管理、保管する事になった数少ない完全聖遺物の1つ。」
朔也
「移送するたって、何処にですか?ここ以上の防衛システムなんて・・・」
朔也の言葉に他のスタッフは頷く。
弦十郎
「永田町最深部の特別電算室、通称「記憶の遺跡」。そこならばっという事さ。何の道、俺達が国家役人である以上、お上の移行には逆らえないさ。」
了子
「デュランダルの予定移送日時は明朝、0500。詳細はこのメモリーチップに記載されています。」
そう言いながら了子は端末でロボットを操作しながらアビスにあるデュランダルが入っているカプセルを回収する。
響
「あそこがアビスですか?」
了子
「東京スカイタワー3本分。地下1800mにあるのよ。はい、それじゃあ予定時間まで休んでいなさい。貴女達のお仕事はそれからよ♪」
響
「はいッ!」
翼
「分かりました!」
奏
「分かってるって!」
ウルトラマン
「了解した。」
シレっと混ざって返答するウルトラマンに響達や二課の面々は驚いたり慌てたりした。
響
「う、ウルトラマンさんいつの間に!?」
翼
「またしても背後を取られた・・・」
奏
「いたなら返事くらいしろよ!」
ウルトラマン
「すまない、話の腰を折るのは悪いと思ってな、隅で黙っていた。」
そんな事がありつつ、ブリーフィングは終了。各自は明日に備えて準備を進める。その間に他のスタッフ達から少し離れた所でウルトラマンと弦十郎は小声で話をしていた。
弦十郎
「何ッ!?防衛大臣は所属不明の特殊部隊に襲撃された!?」
ウルトラマン
「あぁ、衝突音と銃声が聞こえて現場に駆け付けた時には既に遅かった。それと、奴らは何かが入ったアタッシュケースを持って現場から立ち去った。」
弦十郎
「ッ!まさか・・・」
思い至る事があるが、信じたくはない顔をした弦十郎の視線は、端末を操作する了子に向けられていた。そして時間は過ぎていき、作戦決行日時となった。
‐翌朝‐
リディアンから出発し、高速道路を疾走する4台の護衛車両に囲まれながらデュランダルを載せた自車に乗る了子と響達。そして上空では弦十郎とウルトラマンが搭乗する二課のヘリは襲撃を警戒しつつ、永田町の記憶の遺跡を目指す。
やがて大橋に差し掛かり、道半ばを護衛車と了子の車が進んだその時、橋の左側から突如水柱が上がる。その中から巨大な手が現れ、左側に走行する護衛車の1台を橋の一部ごと破壊。爆炎と落ちた瓦礫で幾つかの水柱が上がる。
弦十郎
「無事か!お前達!?」
了子
『こっちは無事よ。それにしても、まさかあんな”モノ”が出るなんてね・・・』
弦十郎の呼び掛けに了子は水柱から現れた存在をバックミラーで確認しながらそう答える。かつてアナザースペースである強大な軍事国家によって大量建造され、今では宇宙の何処かで残党として、あるいは接収した勢力の戦力として活動するロボット兵。〔帝国機兵 レギオノイド〕はカメラアイを赤く光らせ、橋を渡り終え様とする了子達を追跡する。
ウルトラマン
「私が奴を迎撃する。このまま永田町を目指せ!」
弦十郎
「頼む!」
その言葉を聞いたと同時にウルトラマンはヘリから飛び降り、プランクブレーンから銀と赤に配色された戦闘機、スターゼロを召喚。コックピットに乗り込み、追跡するレギオノイドへ攻撃を開始する。
ウルトラマン
「さぁ、俺が相手だッ!」
一方、橋を渡り終えた響達は人気のない町を走り抜けていた時、後衛の護衛車が突然吹き飛ぶ。
翼
「櫻井女史!」
了子
「しっかり捕まっててね、私のドラテクは凶暴よ!」
響
「ひゃぁぁーーーッ!?」
了子はそう言ってスピードを上げる。そして路肩に置いてあるゴミに突っ込みながらも走り続ける。
奏
「ちくしょうッ!どこから攻撃してんだ!?」
弦十郎
『下水道だ!ノイズは下水道から攻撃してきているッ!』
その間にもう1台の護衛車も吹き飛ばされてしまう。そしてその先にある薬品工場へどんどん進んで行く。
了子
「弦十郎君、ちょっとヤバいんじゃない?このまま進んで薬品工場が爆発すればデュランダルは・・・」
弦十郎
『分かっている!さっきから護衛車を的確に狙い撃ちするのは、ノイズがデュランダルを損壊させない様、制御されてると見える!狙いがデュランダルの確保なら、あえて危険な地域に滑り込み、攻め手を封じるって寸法だ!』
了子
「勝算は?」
弦十郎
『思い付きを数字で語れるものかよッ!』
そして了子達は薬品工場の敷地に逃げ込む。すると前方にいる最後の護衛車はマンホールからクロールノイズ(ナメクジ型)が飛び出して襲い掛かる。黒服のエージェント2名は護衛車を乗り捨て、無人の護衛車はクロールノイズを乗せたままタンクに突っ込んで爆発。同時に他のクロールノイズは動きを止める。
響
「師匠の狙い通りです!」
響がそう言った後、何かの弾みで了子の車は傾き、横転してしまう。
弦十郎
「南無三!?」
上空から見ていた弦十郎が叫んだ後、黒煙が視界を遮る。その間に横転した車から脱出した響達。だがその周囲はノイズの大群に包囲されていた。
翼
「奏!ここは私達が!」
奏
「あぁ!響、了子さんとデュランダルを頼むぞ!」
響
「は、はい!」
響はデュランダルが入った専用のアタッシュケースを持って了子と一緒にその場から離れる。同時にシンフォギアを纏った奏達は戦闘を開始する。
‐同時刻 真side‐
ウルトラマン
「固いな・・・やはり通常ミサイルじゃあ撃破は無理か。」
迎撃を初めて数分、一撃離脱でレギオノイドの足止めに成功したはいいが、決定打が決まらない。それに響達の方も心配だ。弾数は少ないが、スペシウム弾頭弾を脆い部分に直撃させて一気に倒してやる!俺は高度を上げ、太陽を背にしてレギオノイドの頭上から急降下する。
レギオノイドは両腕を変形させた大口径ガンポッドと、カメラアイから放つ〈レギオノイドガンビーム〉と〈レギオビーム〉で俺を撃ち落とそうと連射する。
ウルトラマン
「俺の操縦スキルを舐めんなよ!」
通常のパイロットや並のエースパイロットであれば撃ち落とされる弾幕を変態機動で掻い潜り、俺はカメラアイに向けてスペシウム弾頭弾を叩き込む。
レギオノイド
「・・・ッ!」
スペシウム弾頭弾がビーム発射態勢だったカメラアイに直撃と同時に爆発。爆煙が晴れ、頭部前面が破損したレギオノイドはそのまま後ろへ倒れ、巨大な水柱を上げる。
ウルトラマン
「よし!早く響達の方に・・・ッ!?」
俺は響達の方へ向かおうとした瞬間、超膨大なエネルギーの柱が天へと昇っていく。
ウルトラマン
「何だ、あれは・・・あの日、響から感じたエネルギーよりもデカい!」
俺はすぐに視力を強化して薬品工場の現状を確認する。そこにはエネルギーを纏った黄金の剣、恐らくあれがデュランダルだろう。だが所持している響の様子がおかしい!
ウルトラマン
「流石に不味いよな!」
俺はスターゼロをオートパイロットモードに切り替え、ベーターカプセルを取り出し、変身して現場に向かう。
‐真side END‐
響達がノイズや鎧の少女と交戦中、突然専用アタッシュケースからデュランダルが飛び出し、光のオーラを纏いながら空中に留まる。
それを鎧の少女が奪取しようとするが、響が先にデュランダルを確保する。それに奏達が安堵したその時。
響
「う、うぅ・・・ウオォォォォォォーーーッ!!!」
デュランダルの輝きが増し、錆び付いた状態から黄金に輝く剣となった。響は黒い衝動に呑み込まれ、獣の如き咆哮をする。
奏
「どうしたんだ!響!?」
翼
「一体立花に何が起こっているのだ!?」
鎧の少女
「くッ・・・そんな力を見せびらかすなッ!!」
奏達は突然の響の変貌に驚いてる間、鎧の少女は例の杖からノイズを召喚する。それに反応した響は掲げたデュランダルを振るう。
エネルギーの刀身が召喚された新たなノイズを消し去り、その刃が鎧の少女に直撃しようとした瞬間。誰かに突き飛ばされる。
鎧の少女
「ッ!?お前は!?」
自身を突き飛ばした先には、リバウンド光線でデュランダルの一撃を防ぐウルトラマンがいた。
ウルトラマン
「早く離脱しろ!長くは持たんッ!!」
そう言われた鎧の少女は一瞬迷ったが、撤退する事を選び、離脱する。それと同時にリバウンド光線に罅が全体に入り始め、程なくして砕け散る。
ウルトラマン
「グッ!!」
ウルトラマンは咄嗟にスペシウムブレードを展開して受け止める。するとデュランダルのエネルギーと、スペシウムが干渉した瞬間、ウルトラマンと響を中心に周囲の建物と薬品タンクを巻き込んで大爆発が起こる。
奏
「ウルトラマンッ!ドワッ!?」
翼
「立花ッ!グッ!?」
奏と翼はそう叫んだ時、爆風によって吹き飛ばされる。この大爆発で薬品工場の9割が廃墟と化した。暫くして瓦礫の中から爆風で吹き飛ばされた奏と翼が出てくる。
奏
「ブッハッ!翼!大丈夫か!?」
翼
「何とか、大丈夫。それにしても・・・」
奏
「あぁ、とんでもない事になっちまったな・・・」
瓦礫を押し退けて出た奏と翼は互いの無事を確認した後、廃墟となった薬品工場を見渡す。そして離れた所に気絶した響と一緒にいる了子が2人に気付き、手を振って無事を知らせるが、ウルトラマンの姿は何処にもなかった。
翼
「まさか、さっきの爆発で・・・」
奏
「ッ!」
2人が最悪な事態を思い浮かべたその時、幾つもある瓦礫の山の1つからカラータイマーが点滅するウルトラマンが現れた。
ウルトラマン
「まさか・・・あんな爆発が起こるとはな。」
奏
「ウルトラマン!」
翼
「無事だったか!」
ウルトラマン
「あぁ・・・それと響は?」
翼
「無事です。今は櫻井女史が見ています。」
ウルトラマン
「そうか、それなら良かった。」
響の安否を確認したウルトラマンは安堵する。するとオートパイロットモードに切り替えたスターゼロがホバリングでウルトラマン達の近くに着地する。
翼
「気になったのですが、あの戦闘機は?」
ウルトラマン
「私の戦闘機だ。1年前にやっと見付かってな。大分前に出現したテレスドンや、今回の戦闘でも問題なく戦えたよ。」
奏
「そうか、これで2回も貸しが出来ちまったな。アタシ達は。」
ウルトラマン
「ライブ会場の惨劇と、テレスドンの件か?」
翼
「はい。あの時は本当にありがとうございます。この借りは必ずお返します。」
ウルトラマン
「ハハハ、別に気にしな・・・ッ!」
ウルトラマンがそう言い掛けた時、僅かに身体がふら付いた。
奏
「おい!大丈夫か!?」
ウルトラマン
「あぁ、思った以上にダメージを貰った様だ。すまないが、一足先に帰投する。それと、響には気にするなっと言って欲しい。」
翼
「分かりました。」
ウルトラマン
「では、また会おう。」
そう言った後、ウルトラマンはスターゼロをプランクブレーンへ収納して飛び去る。その後、護送作戦は中断。完全覚醒したデュランダルは二課の最深部アビスへ再保管された。
第6話END
次回「一時の平穏、崩れゆく絆」
神永真のプロフィールは作るべき?
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はい
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いいえ