最近、もしニーゴにみのりちゃんが居たらどうなるんだろう?という思い付きで書いただけです。
最近は、まったく執筆活動をしておらず、読専になってるからですね、すいません……。
それと、ゲームでの素材集めとか……。申し訳ないです。
「……また落ちた」
私、花里みのりはそう呟いた。これで何回の不合格書類を目にしたのだろう。
――「アイドル」に憧れて目指すようになった道だけど、ここまで現実が厳しいと心が折れそうだよ……。
やっぱり私は、憧れのアイドル、ASRUNの桐谷遥ちゃんのように希望を届けることは無理なのかな。
そして私は、この言葉が思い浮かんだ。それは――「才能」。
やっぱり、才能がなければステージには立てないのかな?ステージに上がれるのは限られた人間だけなのかな?気持ちをどれだけ強く持っていても、それだけじゃどうにもならないのかな?
「(……私の努力って無駄だったのかな?)」
マイナス思考なことを考えそうになって、私はぶんぶんと左右に頭を振った。
こんな時は何処かに出かけよう。うん、買い物でもしよう。
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
私服に着替えて私がやって来たのは、私がよく愛用するデパート。
このデパートは様々なお店が営業しており、メンズ、レディース服や、ご飯屋さん、ゲームセンターに文具店など、多種多様なお店があるのだ。
「(そういえば、シャーペンの芯が切れそうになっていたんだっけ)」
そんなことを思いながら、私は二階にある文具店に足を運ぶ。
――結果だけ言えば、私は無事にシャーペンの芯を購入することができた。なので、お店を出て服でも見に行こうかな。と、思っていたら、大量に絵具に木製のパレット、様々な筆を購入した袋を重そうにしている黒を基調にした服を纏った女性を見つけたのだ。
その女性は、ぜぇぜぇと息を吐きながら、ベンチに腰を掛けている。
私はそこまで歩みより言葉をかける。
「あ、あの。半分持ちましょうか?」
「へ?てか、あんた誰?」
「え、えっと。私の名前は花里みのりです。それと重そうにしてたので、よかったら半分運びましょうか?」
「あ。あ~」
女性は悩んでいる。
そりゃそうだよね。もし大事な物だったら、私なんかに頼りたくないだろうから。
「うん。じゃあ近くまで、半分持ってくれる?」
「わかりました!任せてください!」
袋の持ち手を左手で持ち上げ、帰っている私たちでしたが、道中でカフェを見つけてしまい、そこのパフェが絶品ということで道草を食っています。
「自己紹介がまだだったわね。私の名前は東雲絵名よ」
「は、はい。改めて花里みのりです」
絵名さんは「そう」と頷く。
「じゃあみのり。あんたなんか辛そうだけどどうしたのよ?」
「へ?」
絵名さんにそう言われ、私は素っ頓狂な声を上げる。
「へ?じゃないわよ。これでも私、相手の表情を読み取ることは得意なのよ。まあ、その筆頭が近場に居るからね」
知り合ったばかり絵名さんは、「話せば少しは楽になるわよ」という目線で私に語り掛ける。
でも確かに、今の気持ちを誰かに聞いて欲しい思いもあるのだ。
「実は私……アイドルを目指しているんです。でも、今日の不合格の通知を見たら挫けそうになってちゃって……。頑張っても頑張っても、一向に芽が出ないんです……」
絵名さんは私の話を聞き、静かに耳を澄ませている。
「……結局、アイドルも才能なんじゃないかって思ってきちゃって。でも、アイドルになれる可能性はなくしたくないんです――どんなに才能がなくたって」
「――っ!?」
絵名さんはビックリしたように目を丸くする。
「絵名さん?どうかしました?」
私は首を傾げそう聞く。
「なんでもないわよ。でもそうね、みのりと私は似てるって思っただけよ。……実は私も絵の才能はからっきしでね、才能がないってハッキリ言われたわ」
絵名さんは真剣な眼差しで私を見る。
「――でもそんな時、私の絵を認めてくれた音楽に愛された少女に出会って、書き続けていられる」
「音楽に愛された少女、ですか?」
「そ。その子、本当に音楽に愛されてる。嫉妬しちゃうくらいにね。でまあ、その子に曲を作らないかって誘われてね、ビックリしたわよ」
「曲を作る……。音楽サークルってことですか?」
絵名さんは「あー」とか「うー」とか言いながら悩んでる。
私に話すか否か迷っているのだろう。
「みのりは、25時、ナイトコードって知ってる?」
絵名さんが言っている、25時、ナイトコードの曲は毎日チェックしていて、私が作業BGMとして毎日耳にしてる。
「あ、はい。ネットの音楽サークルのことですよね。曲を作り続けてるっていう。……ってまさか!?」
絵名さんは「まーうん」と言い、頷く。
「改めて自己紹介をすると、25時、ナイトコード。イラスト担当の『えななん』こと、東雲絵名です」
『ええぇぇええ――っ!』っと私の驚く声が上がるのだった。
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
「ま、まさか本物に会えるなんて感動です!」
「いや、私はそんな大した者じゃないから。――まあそんなことより。私はみのりがどんな想いをもってアイドルを志しているか解からない。でも、これだけは私も言える、どんなに厳しくても夢は諦められないんでしょう」
「はい。アイドルになる夢は
そう言いながら、私の声が徐々に小さくなっていく。
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
「(皆、この子をスカウトするけど、いいよね?ほぼ目的も同じだし、私たちに必要な存在になるかも知れないし)」
そう、昨日ニーゴのメンバーで話し合ったのだ。
歌詞を乗せる声がボーカロイドの声も良いけど、人間の声の方がその歌詞の感情をダイレクトに伝えることが出来て、救える人が増えるんじゃないか、と。
それに同じ志を持つ子が入ってくれたら、――今の状況を払拭できるんじゃないかと。
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
「そう。ならその他の形として、25時、ナイトコードのボーカル、引き受けてみない?救う音楽を奏でてみない?」
「――救う音楽……えっ!?私がっ!?」
「そ。何かのきっかけがあれば変われるかも知れない。その提案って考えてくれればいいわよ」
私は脳の処理が追い付かない。
いやだって、話のスケール大きいよね?え、そうだよね?
「一応、これ私の連絡先。もし決めたら、早めに連絡を頂戴。受けなければ、シカトでいいわよ」
そんなことがあり、私と絵名さんは会計を終え、荷物を運び終わった所で別れた。
その帰り際、私はこの話を受けるか考えていたが、最初の考えから変わることはなかった。
「あ、あの絵名さん。わ、私この話を受けたいですっ!せ、せっかく連絡先まで貰ったのに」
「うん、わかった。私から皆に話しておく。連絡先は、一応登録しとけばいいわよ」
「わ、わかりましたっ!」
そう私は返事を返す。
それから絵名さんに、パソコンがネットに繋がっているか?ボイスチャットは使えるか?を聞いてきたけど、私はどちらも大丈夫だ。
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
Amia『やっほー!皆!』
えななん『ったく。Amia遅い!皆待ってたんだよ!』
雪『私は別に気にしてないけど』
K『まあまあ、Amiaとえななんは落ち着いて。作業の後は皆でアイリスの歓迎会だよ』
アイリス『あの、私の為にそんなことしなくても』
K『今後の方針も兼ねてるから、アイリスは気にしなくていいよ』
Amia『てか、新曲の伸びが凄いねぇ。過去一になるんじゃないかな?』
えななん『それだけ皆が聞いてくれるんでしょ、有難いことじゃない』
雪『私は別に、どっちでもいいけど』
K『そんなこと言わないで、雪。ああそうだ。アイリス、送ったデモ曲歌えそう?』
アイリス『あ、うん。もうちょっと練習時間が欲しいかな。後で録音したのを送るから、皆に聞いて貰いたいな』
Amia『OK。それまでにMVとかイラスト、切りのいい所まで完了させちゃおうね、えななん』
えななん『はいはい、わかってるわよ。じゃあ、皆作業を再開させましょうか』
K、雪、Amia、アイリス『うん』
これは新メンバーアイリスを含めた、25時、ナイトコードの一幕である。
原作のニーゴは全員で歌唱ですが、この世界線ではボーカロイド歌唱です。救う音楽に感情を乗せる声を取り入れた方が良いんじゃないか?というニーゴにメンバーに意見の一致(まふゆはどっちでもいい発言)で勧誘をする方針になったんです。そこに焦点が当たったのが、みのりちゃんってわけです。(発声のこともえななんはちゃんと聞いてます)
なので、この世界線ではMORE MORE JUMPが結成されない可能性もありますし、MORE MORE JUMPのメンバーも何の不自由なくアイドルを続けてますね。……まあ今後どうなっていくのかは不明ですが。
話の展開はご都合主義です。
原作ではこんなに上手く進まないと断言できますからね。
ちなみに、アイリス=みのり=希望です。