俺の激似姉妹はこんなに血迷うほど可愛いわけがない   作:騎士見習い

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学校にて

ピピピピっ!と目覚まし時計の音が俺の部屋に鳴り響く。

うるさいのですぐ止める。

 

そして寝る。

 

意識が飛びそうになるが体を揺すられて寝れない。

 

「「………き………て……剣……」」

微かに声が聞こえる

 

「「起きて、剣兄」」

目覚まし時計から声が聞こえてるのだろうか?もしそうだったら、天使の声がする目覚まし時計……うん売れるなこれ。

発売と同時に完売すると思う。俺も大量に買うな。

 

だが、目覚まし時計ではないらしく毛布を取られてしまう。

「んっ、ん〜」

 

寝ぼけながら軽く伸びをしてから、辺りを見ると天使がいた。

 

「おっ、やっと起きたな」

 

「生活習慣がなってないよ」

 

我が天使。

加奈子ちゃんと彼方ちゃんの二人が目の前にいる。

 

「珍しいね。二人が起こしてくれるなんて」

 

加奈子ちゃんと彼方ちゃんは顔を見合わせハッ?という顔を浮かべた。

 

「起こしてくれるって、そりゃあ、あたしたち剣兄のお嫁さんだからな」

 

「加奈子ちゃんの言うとおり。私たち立派な夫婦だよ」

 

えっ?いつのまに、この日本は一夫多妻制を認めたの?それとやっぱり二人は義妹だったんだね!

どこで結婚式をしたのか覚えてないのが残念だ。ディズニーランド?それともハワイ?俺のことだきっとロマンチック溢れる結婚式だったに違いない。

 

「ぼ〜として、まだ眠いの?」

 

「そんなに眠いんなら」

 

「「一緒に寝よ」」

 

俺の何かが崩壊した。

 

 

 

 

幸せというのは存在するのだろうか?

幸せというのは人によって違う十人十色である。

 

例えば毎日転ぶ奴がいるとしよう。だが、ある日そいつが転ばなかったらそいつは幸せと感じるだろう。転ばない奴から見ればそれは幸せでもなんでもないことだ。

普段の生活によって幸せか不幸かは決まると言っても過言でもない。

毎日が不幸ならそれを受け入れている人間はほんの些細なことを幸せと感じる。

 

では、俺の生活はどうだろうか?幸せか不幸か……それは今の俺には分からない。

 

さて、こんなに長く長く語ったが結論はただ一つ。

『夢オチだわ!!この野郎!!』

 

 

 

 

 

「「いってきまーす」」

 

朝飯を食い終わった俺と加奈子ちゃんは仲良くとても仲良く、家からでた。

彼方ちゃんは多分徹夜だったのだろう、結局朝飯を食わずに寝ていた。

 

 

 

 

何百回何千回も通った道のりだが、加奈子ちゃんと一緒に歩くとただの道路が花道に見えてきた。

 

俺の青春これだけで十分です。

 

「学校かったり〜」

 

足取りが重そうな加奈子ちゃん。

 

「加奈子ちゃんが学校行かなかったら、学校の男子諸君が絶望のあまり泣きだすよ」

 

「そうかな〜」

 

「そうそう」

 

「それなら、しゃ〜ねぇな。加奈子可愛いし、行かなきゃ男子可哀想だし」

 

もし、加奈子ちゃんに手を出すような輩がいるなら、百回殺して生き返らせてからもう十回殺す気DEATH☆てへっ。

 

そんな会話を交わしながら、いつものようにそれぞれの学校に向かうために別れる。別れるのが辛過ぎて、何度も靴紐の紐をほどけてないのに結んでいたが結局別れてしまった。

 

憂鬱に歩いていると見覚えのある二人がいた。

 

「きょうちゃん今日も眠そうだね〜」

 

「ああ、ちょっとな」

 

高坂 京介と田村 麻奈実だった。

 

一応、同じ学年で同じクラスで学校までの道のりでたまに会う。たぶん、エンカウント率20%ぐらい。

 

あっちが気づかない限りこっちから話しかけないのが俺の流儀である。それにあの二人は幼馴染らしいので邪魔するのに罪悪感がある。

 

結局、気づかれないまま学校に到着しいつも通りの時間を送っていたが、昼休みこんな会話が聞こえてきた。

 

「きょうちゃん何で今日も眠たそうなの?」

 

「お前にゃ〜関係ねぇよ」

 

「ん〜なんか相談を受けたとか?」

 

「お前ほんと勘がすごいよな」

 

田村さんの勘恐るべし、女の勘は鋭いのは本当なんだね。加奈子ちゃんと彼方ちゃんは俺のこの溢れ出す愛情を勘で察しているのかな?

 

「また、桐乃ちゃんから?」

 

「まぁな」

 

「妹の相談にのるなんて、しっかりお兄ちゃんやってるんだね」

 

ガタッと机を揺らしてしまう。妹という言葉に反応してしまうのは俺の悪いところだぜ。

 

「桐乃ちゃんものすごく可愛いかったのよね」

 

「まぁ、飛び抜けてるわな。そこらの妹よりはな」

 

夢の中で崩壊したのと違うものが崩壊した。

 

「高坂貴様を殺す!」

 

「えっ?なになに!?」

 

そこらの妹より飛び抜けてる?ハッ!笑わせんな加奈子ちゃんと彼方ちゃんの方が万倍可愛いは!バカが!

 

「剣一いきなりどうしたんだよ!?」

 

「オデのイモウトの方がカワイイ。カワイイカワイイカワイイカワイイカワイイカワイイ」

 

「マジでこぇぇよ!」

 

俺に胸ぐらを掴まれながら京介は必死に足掻く。

 

ここで疑問

 

「お前の妹の名前はなんだ?」

 

「ああ?桐乃だよ!高坂桐乃!!」

 

ようやく思い出しポッと胸ぐらを離す。

ゲホゲホと咳き込んでいる高坂の背中をさする田村さん。

 

『あたしさ〜友達に〜モデルがいるんだよね〜』

 

『加奈子ちゃんの方が可愛いと思うけど名前はなんていうの?』

 

『桐乃っていうんだ』

 

謎は全て解けた!まさか、あの時の桐乃ちゃんというのは高坂の妹だったとはな。

 

だが、これだけは言っとく。

 

「お前の妹より俺の妹の方が可愛い」

 

ふぅ〜スッキリ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺今日、加奈子ちゃんの友達の桐乃ちゃんのお兄さんに会ったよ」

 

「ヘェ〜どうだった?」

 

「知り合いなんだけど、まぁ普通だよ」

 

「ふ〜ん今度、加奈子たち桐乃ん家に行くからそん時に見てみるわ」

 

そうなんだ。じゃあ高坂のケータイに電話かけとくか。手を出したら殺すって。

 

階段から足音が聞こえてきた。

 

「ふぁぁあ。おはよう」

 

さっきまで寝ていたらしい彼方ちゃんは寝癖でボサボサの髪の毛で眠たそうに目をこすりながら降りてきた。

 

「おはよ彼方ちゃん」

 

「おはよ姉ちゃん」

 

「ご飯にする?お風呂にする?それとも、け☆ん☆に☆い?」

 

「ご飯食べたいな」

もしかして、デザートに俺を食べるとかそんな落ちだな絶対!

 

何事もなく食べ終わり、デザートに俺を差し出したが無視された。冷たいな〜俺の抱擁で温めてあげたいよ。

 

お風呂は彼方ちゃん、加奈子ちゃんの二人が日によって順番が変わるが俺が最後に入ることになっている。

 

 

 

 

 

 

 

またしても朝。

 

「剣兄朝だよ」

 

「起きてよ」

 

またしてもこのシチュエーション。これがリアルだと俺は信じる!!!

 

その朝、俺は壁に向かって枕が大破するまでぶつけ続けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どうも騎士見習いです。
シスコンっぷりが書いてて清々しいです。
夢オチほど悲しいものはないと思っております。
では、あらためまして読んでくださってありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
(意見・感想・評価お待ちしてます)
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