俺の激似姉妹はこんなに血迷うほど可愛いわけがない   作:騎士見習い

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高坂家にて

さて、ここで問題です。

俺は今、どこにいるでしょうか?

 

チクタクチクタクチクタクピピッ!

 

正解は高坂京介の家の二階桐乃ちゃんの部屋の窓の外にいます。

 

 

 

 

いつもと変わらない休日。

 

「今日あたし出かけるから」

 

ルンルンと小悪魔系の私服を着込んでいる加奈子ちゃん。

 

「誰ちゃんに行くの?」

 

「なんで女子に限定されてんの?まぁあってるけどさ」

 

ここで男と一緒とか言ったら俺は加奈子ちゃんに行かないで!って止めなきゃいけない。

土下座をして足で頭を踏まれながらね。←あっ、これはご褒美だね。

 

「誰ちゃんと?」

 

「それ剣兄にかんk…「ある!!」

 

おっと、俺としたことが妹の言葉を最後まで聞かないなんて兄失格だな、ハッハッハッ。

 

「ったく、桐乃ん家だよ。これでいいだろ」

 

すごくめんどくさそうに答える加奈子ちゃんに罪悪感を持ちつつ。

 

「なら、安心だね。いってらっしゃい」

 

「いってきます」

 

出かけたのを確認する。

 

「ふぅ〜。じゃあ始めますか」

 

「何を始めまるの剣兄?」

 

うおっ!?ビックリした彼方ちゃんかまた天使かと思ったよ。

にしても、寝起きの彼方ちゃんは最高だね。パジャマだし、寝癖ついてるし、眠そうだし、まさに早起きは三文の徳だね。14時だけど。

 

「ん〜と、スト…追跡かな」

 

「さらっと犯罪発言しない」

 

「これは犯罪ではなく………そう!見守ってるんだよ!あれだよ、初めてのおつかいのカメラマン役だよ!」

 

たまにバレそうになるけどねあれ。

 

「変わんないよ。加奈子ちゃんだって、もう初めてでもなんでもないし」

 

「彼方ちゃんにそこまで言われたらしょうがないな。今日は大人しく勉強するよ」

 

がんばれと彼方ちゃんのエールを背中で受け止めながらプライベートルームつまり俺の部屋に入る。

 

壁にはデカデカと貼られた加奈子ちゃん、彼方ちゃんの水着やら制服やら着物やらと多種多様の格好したポスターが貼ってある。

小学校とかのお兄ちゃんを題名にした作文や絵はちゃんと保存している。兄なら当然だね。

 

さて、勉強でもしますか……って言うわけないだろ〜が!!

 

ミッションインポッシブル顔負け(本当に顔は負けてるけどね)の脱出術で窓から音もなく外に出る。

 

「待っててね加奈子ちゃーーん」

 

着いたがいいがインターホンを押す勇気がでないです。はい。

 

こういうのって緊張するよな。初めて行く家だとなおさら。

 

ということで、昼間っから怪しい行動にでました。チャチャと屋根まで登って、加奈子ちゃんの声を目印に桐乃ちゃんの部屋であろう窓まで来た。

ていうか、どうしよ?

勢いで来たのはいいけどこのままじゃ俺、捕まるよ。

 

女子中学生らしい会話を盗み聞きしながら1時間ちょっと待機するとカーテンの隙間から部屋を見ると、さっき部屋から出た桐乃ちゃんが戻ってきたと思ったら高坂が大慌てで桐乃ちゃんの部屋のドアを勢いよく開ける。

出て行け!と高坂を部屋から追い出そうとするが高坂はサラッと避け、加奈子ちゃんが持ってたダンボールを取ろうとする。

 

「ねぇ、君それ返してくれないか?」

高坂はお願いするけど加奈子ちゃんはいじわるをする。羨ましいぞ高坂!

 

そして半ば強引にダンボールを取る。加奈子ちゃんがアン!と悲鳴を上げる。

 

「高坂てめぇ〜〜何回俺を怒らせれば気が済むんだよー!!!」

窓を開け、高坂を殴ろうふりかぶるが高坂は驚きつつも部屋から脱出する。

 

ちなみに窓は待機してから3分でピッキングしました。え?窓もピッキングできるのかって、そんなん感覚だ。

 

「ちょ!なんで剣兄がいるんだよ!?」

驚いている加奈子ちゃん。

 

「これが愛の力だよ」

 

加奈子ちゃんの友達がドン引きしていた。ついでに加奈子ちゃんも。

 

見てないふりをして高坂を追い詰める。間違えた追いかける。

階段を降りたら………。

 

スカートとシャツがはだけて下着が見える桐乃ちゃんに覆いかぶさっている高坂がいた。

俺にできないことを平然とやってのける高坂先輩、そこに痺れる憧れる〜〜!!

 

後から来た加奈子ちゃんたち。

「桐乃ってもしかして」

 

二ヒヒッと小悪魔的に笑う加奈子に俺は……

 

「あっ、俺も自分の欲望につまずいて〜〜」

 

劇団四季に入れるんじゃないかという名演技で加奈子ちゃんを押し倒す。ちゃんと痛くないように優しくするのを忘れない俺って紳士。

「剣兄何やってんだよ!?」

 

桐乃ちゃんと同じように服をはだけ下着が見える。

 

「加奈子ちゃんゴメン!つい」

 

妹を押し倒す兄二人。社会的に詰んでるね。

 

「「こ、こ、この変態!!!」」

 

パチーン!という心地よい音が二つ鳴り響いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「なぁ、高坂」

 

「んだよ?」

 

「俺……後悔はしてないよ」

 

本心だ。

 

「そうかよ」

 

ドアが開けられる。どうやらみんな帰るらしい。なぜか一人の女の子がこっちにやってくる。

 

新垣あやせという黒髪ロングの清純派の代表みたいな子が高坂のさっきの行動を読み間違えていた。

俺にはシスコンも大概にしてくださいと色彩の無い目で言われ蛇に蛙状態だった。

あやせちゃんが高坂と連絡先を交換する。一応と俺とも交換してくれた。

 

そして、リビングにはガラス越しに桐乃ちゃん、家の表札近くには加奈子ちゃんがシンクロしているように顔をクイッとこっちこいやみたいなオーラを出していた。

 

「剣一お互い鬱陶しい妹を持つと大変だな」

 

「それはお前だけだろ。うちの妹は天使だから」

 

 

俺と高坂はお互いの妹のところに戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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