基本は見切り発車であるのだ
だから更新も遅い。
異世界転生したしがないサラリーマンこと村山東志(むらやまとうじ)は異世界転生後もサラリーマンをしていた。
T3サービス株式会社
俺が勤める害獣駆除サービスを執り行う企業だ
企業規模はまあまあ大きいので海外にもいくつか拠点を持つ
害獣駆除だがこの世界においては非常に重要な役割を果たしている。
ここでいう害獣は体長は小さいものは2m、大きいものだと100mを超えるものも対象とする。
そんな奴らがこの世界には蔓延っており、日々農業プラントや家畜の放牧地を荒らしに来る。
それを駆除するのが我らT3サービス社員の役割である。
ICチップ付きの社員証をかざし、事務所へと入っていく。
すると背後からデカい手で臀部を触られた
「村山さぁん、今日も良いお尻してますねぇ」
「コジマさん…相変わらずですね。いい加減その挨拶やめません?」
村山の尻を撫で回すのは190cmのオーク種女性のコジマ・ビット
村山の上司であり教育担当をしていた人だ
教育担当だったときは村山が1人でやっていけるように厳しく指導を行っていた。
だが、村山が一人前となり社内で班長を務め始めるようになるとかつての姿が想像できないほどのセクハラ魔に変貌した
正直この人といるとなんとも言えない複雑怪奇な感情生まれて、心情がバグるんだよなぁ…
「やめませんよぉ。村山さんが私の旦那になるならやめますけど」
「旦那になったら余計やめないでしょ」
「バレましたかぁ」
「それに前にも言いましたよね。俺、お世話になった人をそんな目で見れないって」
「そのうち変わってきますから大丈夫ですよぉ。私はずっと村山さんのこと待ってますからねぇ」
クスクス笑いながら尻を撫で回し続ける
何が変わるから大丈夫、だよ。この感情が変化してたまるかい。
コジマさんはかなり美人だ。社内でもかなり人気があると風のうわさで聞いた。
この人のこんな側面を知らなければ、正直コロッと堕ちていた気もする。でも、今のこの感じでは到底受け入れられない。
そんなこんな思っているとコジマさんの後ろから声がかかった
「コジマさん元気なのはいいですが、班長も困ってますし、皆さんの通行の邪魔になってますよ。そろそろ離れてはいかがですか?」
「あらあらぁ、それはマズイですねぇ。では村山さんまた後で〜」
注意を受けてもいつも通りコジマさんはゆったりと離れていった
「助かったよ、サヤマくん」
「朝からお疲れ様です班長」
労ってくれるのは俺の班のメンバーであるサヤマ・ノイエ。
エルフで入社は俺より2年遅い。班の中では副班長を担っている。
「あの人も懲りませんね。この件、次長から注意されたらしいじゃないですか」
呆れながらコジマさんの後ろ姿を見ながら言う
「あの人は良くも悪くも自由奔放だからな。仕事ができるけど、最近のこの行動は目に余るよな」
「抵抗しない班長も班長だと思いますよ」
「そもそも腕力で振り払えないんだよ。しかも、あの人に恩義はあるから無碍にできないしさんて」
まあ、たかだか尻揉ませるぐらいで済むならそれでもいいかなとは思ってるのは内緒だ
「そういう態度だからつけ込まれるんですよ。そのうち取り返しがつかない事態になりますよ」
サヤマはすこし呆れた表情で言った
間違っちゃいないから反論できない
あー、もう少し拒否の姿勢を持つべきかなぁ
そんなことを考えながらサヤマと一緒にエレベーターで所属部署である駆除課のあるへ6階へと向かう。
T3サービス 駆除課
害獣駆除サービスを取り扱う弊社の中でも1番大きな部署だ
人が多いということは出世するのも一苦労。
そして、退職も多く殉職も多い部署でもある。
我ながらよく生きてるなぁと思う。
駆除課の自席につくとパソコンを起動し今日の仕事を確認する。
今は就業時間の45分前。班員で来てるのはサヤマだけ。
とりあえず他の班員が来るまで今日の仕事の事前準備と溜まった事務仕事を片付けておく。
30分後
「……おはようございます」
小さな声で挨拶が聞こえた。聞こえた先には見上げるほどの身長の女性鬼が立っていた。
「あぁ、おはよう登さん。今日も頼むよ」
「……わかりました」
そういってそそくさと自分の席へ行った鬼は登 遊子(のぼり ゆうこ)
サヤマと同期で班の機械操縦担当である。
彼女がいないと班の戦力がかなり削がれるたるため、俺としても彼女の体調管理を重要視してるのだが…
「登さん、ココのところ現場連続してるけど無理してないかい?」
「…!!…だ、大丈夫、で…です…。む、むり…して…な、ないです」
極度のあがり症のせいか言葉だけでは、体調不良の時が分からない。
以前、過労で彼女が倒れた時は本当に色々と大変だった。
なんとか、同じことは繰り返したくないんだが。
「ちょっとしたことでもいいから相談してね。時間は作るからさ」
「あ、あり…がと…ござい…ます」
「うん。話しかけてくれれば何かきっとできるはずだからね」
まあ、話しかけることに勇気がいるからこちらからも話しやすい環境を作らなきゃいけないけどね
そんなことを考えてると
「おっはようございまーーーす!!」
元気な声で挨拶がフロアに響く。
特徴的なアホ毛をピコピコさせながら青い肌をした小柄な子が歩いてくる。
「二四(ニシ)さん、おはよう」
「田中さんおはようございます!」
「おはよう、今日も元気ね」
「おはようございます!鈴木さんは今日もきれいですね!」
「うふふ嬉しいわ。二四さんも今日も可愛いわね」
「えへへ~、ありがとうございます!」
彼女が歩く通路の近くに座ってる人から全員挨拶されている。
二四(にし)コートニー
青肌種という青い肌をした亜人である。
人間の黒肌や白肌、黄色肌の系統の一種だ。
彼女は青肌種のドワーフであるから、アイスドワーフやブルードワーフとも呼ばれる。
「班長!サヤマさん!登さん!おはようございます!」
「二四さん、おはよう。」
「おはようございます」
「お、おはよう…ございます…」
彼女が俺の班の最後のメンバーであり、入社1年目の新入社員だ。
彼女は新入社員代表としていきなり実働班配属というイレギュラーであった。
配属当初はやめないか心配をしていたが、天性の才能なのか、元々駆除を経験していたと疑われても良いぐらい素晴らしい動きをしている。
今でも実力はメキメキと上達しており将来はかなり有望だ。
こんな優秀な後輩を預かる身である俺は彼らを使い潰すなんてことをしてはならない。
むしろ俺を抜いてもらう気持ちで教えないといけないのだ。
俺だって彼等を守るために決して気は抜けない。誰一人として死なせない。
「さて、全員揃った所で今日の案件について打ち合わせをするぞ」
さて、今日も仕事が始まる。
気が向いたら更新していくスタイルなので
更新はお察し