にゃにゃにゃーんにゃー

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猫は「にゃー」と鳴くけど人間が言ったら変だよね?

 

 

向こうの方は霧が発生しているな..いっその事あの霧に紛れ込んで私の姿を周りから視認出来ない様にしてしまいたい、そう思い私は霧に向かって歩き始めるが一向に霧に紛れ込む気配がない..何故だ?

 

「じゃあまたねー」

「うんバイバーイ♪」

 

子ども達の声が聞こえ始め私は目を覚ました辺りを見渡すと夕暮れだった..私は巨大な木の下に居て上を見るとサワサワと木の葉が揺れる様子が見えた

 

(ふわぁ...さっきのは夢?..こんな所で寝てしまって居たのか..しかし今日も心地が良い陽気だなぁ)

 

私はあくびをした後に自分の小さく軽い体を起こし「んー...」っと軽く伸びをして散歩に出かけることにした

 

自分で言うのも変だけど私は美少女だと思っているいつも手入れを欠かさない灰色の髪はサラサラで私の自慢だった、心地よい風の中キラキラと髪を靡かせて優雅に歩いていると、いつも通りあの少女と出会った

 

「ミヤちゃんだ、おはよー今日も毛並みが綺麗だね♪」

 

毛並み?髪の間違いでは..?もしかして私を馬鹿にしている?..そう思ったが口にはしなかった、私の名前はミヤ彼女の名前はエリカ彼女は学校から帰る途中のようで夕方この場所に来るといつもばったりと鉢合わせになるのだエリカは無口な私に「唯一」話しかけてくる友人だ

 

「ミヤちゃんは今日も可愛いね♪なでなでー♪」

 

無邪気な笑顔でエリカは私の頭を撫でている..だけどエリカは私の事をなぜだか「見下す」というか小馬鹿にしているように感じる時がある、それとは真逆に私を「可愛い」と褒めてくれるので嬉しさもあった

 

「満足したー♪じゃあまたねミヤちゃん♪」

 

そう言うとエリカは私の前から去っていった彼女は容姿が整っていて後ろ姿も綺麗だった私はエリカよりも身長が低いので彼女を見えげて話をする為か首が痛くなる...が唯一の「友人」だ、又会いたいなー...っと思うのだった。

 

はぁー..エリカが居ない時は退屈だなぁ..早く明日にならないかなぁ..他の人とは会いたくないし..私はそう思いながらトボトボと歩いていると目の前に灰色のモフモフとした物体が現れた

(ん..?なんだ猫か..)そう思い私は立ち去ろうとしたが...

 

なんだこれ..?私の動きに連動している?目の前にあるこれは..ひょっとして鏡..?え?嘘..?という事は目の前に居るのは自分??

 

 

そうだっ..私は「猫」だったんだ...

 

 

私は取り乱した心を落ち着けるために自慢の灰色の髪ではなく「毛」を「手入れ」ではなく「毛づくろい」をしはじめた冷静になった所で考え始めた、私は自分が「猫」であることを認めたくないからエリカ以外の人間とは接触しようとしなかったんだ...

 

私は「客観的」にエリカとの会話を思い出してみた

 

「ミヤちゃんだ!おはよー今日も毛並みが綺麗だねー♪」

 

これは単にエリカが猫好きだから人語を話さない私にも声を掛けていたのだ「髪」では無く「毛並み」これもエリカからして見れば私は「猫」馬鹿にしている訳では無く当然のことだった

 

「ミヤちゃんは今日も可愛いね♪なでなでー♪」

 

エリカは私のこと可愛いと言っていたがそれは「人間の少女」としてではなく「動物の猫」としてだった、私は頭を撫でられながらエリカの顔を見ていたがこの際「見下されてる」と思ったのは私とエリカの身長差があり過ぎる為そう感じたのだろう、なにせ「猫」と「人間」だ

 

「満足したー♪じゃあまたねミヤちゃん♪」

 

私はエリカと「友人」だと思いたくて自分の姿を「客観視」する事を避けていた、私が無口なのもこれが原因、なにせ声を出せば「にゃー」と猫である事が証明されてしまうのだから...

 

(もう終わりだ...)

 

自分の事を「客観視」出来るようになった私は落胆した..もう自分のことを「人間の少女」とは思えなくなってしまいエリカと私は「友人」と言う幻影も消え去り絶望を抱えながら鏡の前で立ち尽くすのであった。

 

 

 

 

 

 

 


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