幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
春香達の特訓は次のステップへ。それは、シュガーからボールをスティールする事。しかし、春香達が5人で挑んでもシュガーからボールは全くスティール出来ず………!?


第104話 そんな傾向かしら

それから2日程経ったが、春香達はシュガーからまるでボールを取れず、シュートされ続けるという苦しい状況が続いた。

 

光一「くそっ………! 全く取れねぇ………!」

 

そして、再び光一とシュガーがマッチアップ。シュガーはまたしてもシュートを放つ為にしゃがみこみ、ジャンプする。

 

光一「はあっ!!」

 

光一はシュートをディフェンスする為に大きくジャンプする。しかし、シュガーは最高点まで達してもジャンプせず、落下し始めたタイミングでボールをゴールへ放った。そしてシュートは綺麗に入った。

 

光一「またかよ!?」

 

光一はシュガーから1本もブロックができず、イライラを募らせていた。

 

積牙「シュガーさんのシュート、まるで読めませんね………」

 

積牙は春香に近づくと、シュガーのシュートが止められない事を呟く。

 

春香「そうね………それに、間髪入れずに相手を抜き続けるから、反応する間もないし………」

 

春香は、シュガーの迷いの無いドリブル連打に驚いていた………だが、その直後、彼女の頭の中で何かが引っかかる。

 

春香「(………シュガーちゃんはさっきからマッチアップした時にすぐドライブを行っている………そんな傾向かしら………これはよく言えば迷いの無い戦略だけど、逆に言えば無鉄砲すぎる………)」

 

春香はここまで見せたシュガーの動きについてそう考えた。

 

シュガー「じゃあ、もう1回」

 

シュガーはもう一度コートの端まで歩くと、そこから春香達の方へ走り出す。

 

美矢「こなくそおっ!!」

 

美矢はシュガーからボールをスティールしようとするが、シュガーは美矢の左側から抜いた………が、その直後、シュガーがバウンドするボールに手を伸ばす者が………

 

シュガー「っ………!!(………春香!)」

 

その手は春香のものだった。春香はシュガーが美矢をかわす事を読んだ上で、抜いた直後を狙ってスティールを狙う。

 

シュガー「………はっ!」

 

しかし、シュガーは咄嗟にボールを上に放り投げた。サッカーで言うヒールリフトのような、ボールを上にあげる事で相手をかわすという方法で、春香の真上にボールを通す。春香があっけに取られている隙に、シュガーは春香をかわし、ボールをキャッチ。このままドリブルするとダブルドリブルになってしまう為、シュガーはすぐさまシュートを放つ。積牙達がブロックしようとするが、ボールは思いっきり上がった後、突然ゴール下で落下して、ゴールの中へ入った。

 

シュガー「………危なかった」

 

だが、今回はシュガー側が危機感を感じていた。それを見た春香は………

 

春香「やっぱり………! 後は対策さえ見つけられれば………!!」

 

シュガーの第2のステップ攻略に希望を見出す春香。しかし、この日はその攻略法が見つけられず、残る日は1日となってしまうのだった………

 

 

 

苦戦続きの中、春香はシュガーの戦略を見抜き始めた。だが、試合に向けて練習出来るのは僅か1日。果たして、攻略方法は見つけられるのか………!?

To Be Continued………




次回予告
翌日に試合を控える巫魔。未だ第2ステップを攻略出来ない春香達だが、春香は積牙達4人に、捨て身の作戦を提案する………
次回「賭けに出ましょう」
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