苦戦を強いられる中、シュガーの戦略を見抜いた春香。だが、シュガーの機転を効かせた回避によって、攻略はならず………?
そして、いよいよ練習最終日。普段の巫魔は、試合前日ではあまり体力を使う練習はしない。しかし、この日の春香達は未だシュガー攻略に時間を費やしていた。
結衣「あ、あの………まだやるんですか?」
結衣はゆうかに対し、シュガー攻略をまだ続けるのかを問いかける。
ゆうか「………私がやめろと言ってもやめないわよ。皆、強くなりたいんだから」
ゆうかはそう呟く。事実、春香達は全くやめようとせず、シュガー攻略に時間を費やしていた。そして、日が進む度にシュガーの汗が落ちる時間は速くなっていた。
シュガー「(皆のレベルが上がっている………私に引っ掻き回され続けたからかな………?)」
シュガーは5人の成長を実感させられる。というより、優抜きでここまでやれている事に驚く。だが、未だシュガーのボールをスティール出来ていない事に、積牙達は焦りを見せる。
光一「はあっ、はあっ………シュートを止めるのは無理だ………パターン化出来ねぇ………」
光一は弱音を吐く。しかし、春香は諦めず………
春香「皆さん、賭けに出ましょう!」
何か作戦を思いついたのか、積牙達に作戦を説明する。
シュガー「何考えているんだろう………あ、ソフトクリームの雲………」
その間、シュガーは体育館の外の雲を見ていた………
春香「………作戦は決まりました。シュガーちゃん、もう一本お願いします!!」
それから数十分。春香は勝負再会を続行。シュガーはそれを耳にし………
シュガー「じゃあ、始めようか………」
シュガーはそう呟くと、素早い動きで走り出す。直後、優真と美矢の2人がダブルチームで走ってくる。
シュガー「(ダブルチーム………悪くないけど、小さい子の方は完全にスタミナ切れ………かわせる!)」
シュガーはスタミナ切れを起こしている優真を狙ってかわす。
優真「(私のスタミナなんてどうせとうの昔に切れています………だから………!)」
優真はそんな事などとうに想定していた。というか、分かっていた。
積牙「そこだ………!」
その為、すぐさまヘルプに入る。シュガーは、先日春香をかわしたスキルで避けようとするが、そうはさせまいと、光一がヘルプに入る。
シュガー「(………! 上にあげてかわせない………! だったら………!!)」
シュガーはボールにスピンをかけながら、積牙と光一の真横に放る。シュガーはボールと逆の方向に走ると、積牙達をかわす。そして、スピンがかかっていたボールは、シュガーの方にバウンド。一人ワンツーの応用で、2人まとめて抜こうというという作戦だった。
伊吹「ど、どんなかわし方だよ!?」
伊吹はシュガーのとんでもプレイに圧倒される。シュガーもこれでシュートへ繋げようとした………しかし………
春香「今です!!」
光一の陰に隠れていた春香が突如飛び出し、ボールをコートの外まで弾いた。
シュガー「………!?」
光一の陰に隠れていた春香。それを見落としていた事に、シュガーは驚いた。ボールはコードの外を出た後、体育館の壁に思いっきり直撃。その音に気づいた走り込み中の優は………
優「おおっ!? や、やったのかい………?」
優は靴を脱いで体育館の中へ入ると、春香が優の方を向いて、軽いガッツポーズを見せた。
優「………!! やったね、春香! 皆!!」
優は春香達が一本取れた事に喜んだ………だが、その直後、春香達5人は糸が切れたようにバタバタと倒れた。
優「ふえっ!? 春香!? 皆!? しっかりして!!」
優は大慌てで5人に駆け寄る。その光景を見たシュガーは………
シュガー「………第2ステップ………合格だよ」
優しい声でそう呟くのだった………
ようやくシュガーからボールをスティールし、春香達は第2のステップをクリア。だが、シュガーの様子からまだステップはある模様。果たして、それは………?
To Be Continued………
次回予告
試合当日。シュガーは手紙を使う形式で最後のステップを伝える。それは、優抜きで次の相手、利毛に勝つというもので………!?
次回「次が最後のステップだよ」