試合直前。シュガーから送られた手紙に記された最後のステップは、優抜きで利毛に勝てというもの。だが、春香達はその最後のステップへ挑戦する様子を見せ………?
審判「これより、巫魔高校vs利毛高校の試合を始めます! 礼!」
春香達「よろしくお願いします!!」
そしていよいよ試合が開幕。スタメンは春香、積牙、光一、美矢、伊吹の5人。優の代わりに伊吹が入っただけで大きく変わりはしない。その様子を、コートの端からチームメイト達とみていた戦記と湯津。
湯津「おいおい、優くんは今日お休みか?」
湯津は優が出ない事を不思議がる様子を見せ、戦記は沈黙を続けながら試合を見ていた………
だが、この試合は会場にいる殆どの人間の予想を上回った。
利毛4番「くそっ………!!」
利毛の4番は、Cとして光一とマッチアップし、シュートを放とうとするが………
光一「遅せぇんだよ!!」
シュガーにコテンパンにされた為にレベルが上がっており、あっさりブロックした。零れ玉は積牙が拾い………
積牙「美矢さん!」
積牙から美矢にボールが渡る。
美矢「おっし!」
美矢はそこから素早いドリブルを展開。利毛の選手達をごぼう抜きしていく。
利毛5番「撃たせるか!!」
美矢の前に利毛の5番が立ちはだかった。しかし、美矢はスリーポイントラインの外に立っている春香へ素早いパスを送る。
春香「はあっ!」
すぐさま春香はスリーポイントシュートを放ち、利毛を突き放す。その光景を見ていた湯津は驚いていた。
湯津「おいおい、アイツら速くなってないか!? 1週間前にうちと戦った時より明らかにレベルアップしてるぞ………!?」
湯津が春香達のレベルアップを驚く中、戦記も口を開いた。
戦記「意外だな………巫魔と利毛なら、優が加わって僅かに巫魔が有利かと思っていたが………巫魔の監督はどんなトリックを使ったのか………最早巫魔からすれば、利毛など同等かそれ以下と言える強さだ………まだ全国を諦めている訳では無さそうだな」
戦記も意外そうな様子を見せた。だが同時に、巫魔が上がってくる可能性が再び浮上し、どこか楽しそうだった………
そして、試合はあっという間に進み、112vs66で巫魔が快勝した。途中、積牙がいつものように4ファールをやらかすも、巫魔が終始圧倒する形で勝利を掴んだ。
光一「いよっしゃあ!! まず1勝!!」
美矢「まだ巫魔は終わっちゃいねえ!!」
光一達は声をあげて喜んでいた。春香は優の元へ駆けつけると………
春香「まずは1勝ですね。まだ希望はありますね………!!」
優に対しそう声をかける。優は観客席の方に視線を向け………
優「………シュガーに感謝だな」
そう言って、シュガーへ感謝の気持ちを向ける。そして、観客席で試合を見ていたシュガーも………
シュガー「皆、大きく強くなった………私の特訓が無駄にならなくて………よかった」
そう呟き、嬉しそうな様子を見せるのだった………
シュガーの特訓を経て、遂に巫魔はリーグ戦を1勝する。だが、今日の試合はもう1つある。それは、守城と力豪の試合だった………
To Be Continued………
次回予告
決勝リーグ2日目の第2試合。試合は守城と力豪という、王者同士の熱い好カードだった。優達はシュガーと共に、観客席からその試合を見届ける事に………
次回「事実上の決勝戦だ」