幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
試合直前。シュガーから送られた手紙に記された最後のステップは、優抜きで利毛に勝てというもの。だが、春香達はその最後のステップへ挑戦する様子を見せ………?


第107話 意外だな

審判「これより、巫魔高校vs利毛高校の試合を始めます! 礼!」

 

春香達「よろしくお願いします!!」

 

そしていよいよ試合が開幕。スタメンは春香、積牙、光一、美矢、伊吹の5人。優の代わりに伊吹が入っただけで大きく変わりはしない。その様子を、コートの端からチームメイト達とみていた戦記と湯津。

 

湯津「おいおい、優くんは今日お休みか?」

 

湯津は優が出ない事を不思議がる様子を見せ、戦記は沈黙を続けながら試合を見ていた………

 

 

 

だが、この試合は会場にいる殆どの人間の予想を上回った。

 

利毛4番「くそっ………!!」

 

利毛の4番は、Cとして光一とマッチアップし、シュートを放とうとするが………

 

光一「遅せぇんだよ!!」

 

シュガーにコテンパンにされた為にレベルが上がっており、あっさりブロックした。零れ玉は積牙が拾い………

 

積牙「美矢さん!」

 

積牙から美矢にボールが渡る。

 

美矢「おっし!」

 

美矢はそこから素早いドリブルを展開。利毛の選手達をごぼう抜きしていく。

 

利毛5番「撃たせるか!!」

 

美矢の前に利毛の5番が立ちはだかった。しかし、美矢はスリーポイントラインの外に立っている春香へ素早いパスを送る。

 

春香「はあっ!」

 

すぐさま春香はスリーポイントシュートを放ち、利毛を突き放す。その光景を見ていた湯津は驚いていた。

 

湯津「おいおい、アイツら速くなってないか!? 1週間前にうちと戦った時より明らかにレベルアップしてるぞ………!?」

 

湯津が春香達のレベルアップを驚く中、戦記も口を開いた。

 

戦記「意外だな………巫魔と利毛なら、優が加わって僅かに巫魔が有利かと思っていたが………巫魔の監督はどんなトリックを使ったのか………最早巫魔からすれば、利毛など同等かそれ以下と言える強さだ………まだ全国を諦めている訳では無さそうだな」

 

戦記も意外そうな様子を見せた。だが同時に、巫魔が上がってくる可能性が再び浮上し、どこか楽しそうだった………

 

 

 

そして、試合はあっという間に進み、112vs66で巫魔が快勝した。途中、積牙がいつものように4ファールをやらかすも、巫魔が終始圧倒する形で勝利を掴んだ。

 

光一「いよっしゃあ!! まず1勝!!」

 

美矢「まだ巫魔は終わっちゃいねえ!!」

 

光一達は声をあげて喜んでいた。春香は優の元へ駆けつけると………

 

春香「まずは1勝ですね。まだ希望はありますね………!!」

 

優に対しそう声をかける。優は観客席の方に視線を向け………

 

優「………シュガーに感謝だな」

 

そう言って、シュガーへ感謝の気持ちを向ける。そして、観客席で試合を見ていたシュガーも………

 

シュガー「皆、大きく強くなった………私の特訓が無駄にならなくて………よかった」

 

そう呟き、嬉しそうな様子を見せるのだった………

 

 

 

シュガーの特訓を経て、遂に巫魔はリーグ戦を1勝する。だが、今日の試合はもう1つある。それは、守城と力豪の試合だった………

To Be Continued………




次回予告
決勝リーグ2日目の第2試合。試合は守城と力豪という、王者同士の熱い好カードだった。優達はシュガーと共に、観客席からその試合を見届ける事に………
次回「事実上の決勝戦だ」
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