24vs36と12点差でリードを維持する力豪。だが守城は、力豪3年生組のプレイングを見抜き始め………!?
審判「第3Q、始めます!!」
インターバルを経て、試合は後半戦に突入。両チームの選手がコートに立つと、山野が戦記にボールをパスする事で試合が開幕する。戦記は落ち着いた様子でドリブルし、ハーフコートをあっと言う間に突破。
戦記「さて………まず手をどうするか………」
戦記が頭を回していると、力豪PGの山田が立ちはだかる。
滝川「よし、いいぞ山田!」
山田の懸命なプレイを褒める滝川。
戦記「いい? ………甘いな滝川………!」
戦記はそう呟くと、山田の隙を突いてスリーを放ち、綺麗にゴールへと沈めた。
笹掛「なっ!?」
戦記「俺を止めたいならもっとぶつかってくるんだな」
開始から10秒も経たぬ内に決まった戦記のシュートに圧倒される力豪。力豪監督の由乃も驚く中、守城の監督夢流は………
夢流「始まったわね………戦記くんによる攻略………!」
ここから戦記の反撃が始まる事を予感した………
それから少しして、力豪ボール。山田が月宮にボールを渡すと、月宮の前に湯津が立ちはだかる。
月宮「ぐっ!? くそっ!!」
ゴールが少し遠く、得意のフックシュートに持ち込むには距離が足らない。
滝川「月宮!」
戦記とマッチアップする滝川が声をかけた。滝川を信じた月宮は、滝川へ鋭いパスを送る。
滝川「1年振りのマッチアップだな。前回はお前にコテンパンにされたが………これならどうだ!!」
滝川は助走をつけた上で、{炎のダンク(バーニングダンク)}を狙おうとする。しかし、滝川がジャンプをした瞬間、先にジャンプしていた戦記が、滝川の手からボールを落とした。
滝川「な、何っ………!?」
これにはコートも衝撃を受ける。零れたボールは湯津が拾い………
戦記「速攻!!」
この場面で守城は珍しく速攻をかける。そしてそれを見た優は守城の状況に気づいた。
優「………!! 8番がもうハーフコートラインに………!!」
守城のSF、井間が既にハーフコートラインの位置にいた。
湯津「井間、頼むぜ!!」
湯津は、既に走り出していた井間にボールをパス。滝川と月宮の2人が井間から離れた距離にいる状態となってしまう。慌てて山田が井間をおいかけ、ボールをスティールしようとするが、井間は追いつかれないように逃げ切り、レイアップを決めて更に2点詰め寄る。だが、1番の衝撃は、滝川を戦記が止めた事だった。戦記は滝川に近づき………
戦記「{炎のダンク}は初動でゴールへ向けた踏み込みをする。その影響でその一瞬はボールに対する力が弱くなる。とどのつまり撃たせなければいい。簡単な事だ………」
戦記は滝川に対しそう言い放つ。それを聞いた滝川は自分の技を破られたばかりか、一瞬の隙を見破られた事に驚きを隠せず………
滝川「(………やはり手強い男だな………戦記良太………!!)」
戦記の恐ろしさをまた1つ感じ取るのだった………
戦記vs滝川という対決は、戦記が滝川の必殺を止めてしまった。あっという間に5点を奪う守城の反撃が、力豪に大きく突き刺さるのだった………
To Be Continued………
次回予告
守城の堅実なディフェンス。更に遅れながらも湯津の本領が発揮され始め、試合の流れは守城有利へと傾き始めた………!
次回「流れがひっくりかえった」