幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
戦記が力豪の動きを見抜き始め、守城の反撃が始まった。更に戦記は、滝川の{炎のダンク(バーニングダンク)}すら止めてしまい………!?


第113話 流れがひっくりかえった

滝川「皆! まだ7点差がある! 落ち着いて攻めていこう!!」

 

力豪キャプテン滝川は、選手達が焦らないよう、声をかける事で落ち着かせる。そして、PG山田にボールが渡って試合が始まったが、すぐに戦記がマッチアップしてくる。

 

優真「速い………!!」

 

戦記の速すぎる対応に、山田は思わず月宮へパスを出す。

 

月宮「お、俺!?」

 

月宮はボールをキャッチすると共に、驚きを隠せないようだった。

 

笹掛「(い、今はまだ月宮にパスすべきじゃない………! 山田くん、はやったわね………!?)」

 

笹掛にとってもこのプレイは悪手に見えた。なんせ、月宮はスリーポイントラインの内側にいるものの、まだゴールまでは微妙に遠い。

 

月宮「(並の相手ならそのまま撃ってもなんら問題ねぇけど………湯津が相手じゃ話が全然ちげえ………!!)」

 

湯津という強力Cがいるチーム相手では、流石の月宮も攻めあぐねる。

 

滝川「(まずい、チームが焦り始めた………!)月宮! 回せ!!」

 

滝川はチームの焦りを感じ取ると、月宮へパスを要求。月宮は月宮に向けてボールを投げるも、そこへ駆けつけてきた戦記がパスコースへ手を伸ばしてボールをスティール。零れ玉を湯津が拾い………

 

湯津「戦記!」

 

すぐにボールを戦記へ戻した。

 

戦記「よし! ここでもう一本を取る!」

 

そして戦記は、攻撃の宣言をするのだった………

 

 

 

その様子を見ていた優達は、先程まで優勢だったはずの力豪の隙を突いた、戦記の手腕やゲームメイクに驚きを隠せなかった。

 

美矢「流れがひっくりかえった………やっぱり恐ろしい相手だな、戦記良太………!」

 

美矢がそう呟くと、優は………

 

優「そうだね………でもまだ………まだ戦記さんはこれだけじゃない気がする………」

 

戦記が真の意味で本気では無い事を予感した。

 

光一「おいおい、まだあの上があるってのか?」

 

光一は優の言葉に首を傾げる。

 

優「あの人は全国でも頂点クラスの選手だ。滝川さんも強いけど、戦記さんは別格が過ぎる。守城は5番湯津さんの目立ちやすいプレイが多いけど、湯津さんも戦記さんをキャプテンとして認めている………あの人が隠している力はいったいなんなのか………?」

 

はっきりと断定出来る事実はまだ何も無いが、優はその予感が真実だと考えていた。そして、試合は湯津の豪快なダンクが炸裂し、試合は5点差、31vs36へと詰め寄るのだった………

 

 

 

守城の反撃が始まる中、優は今の戦記の更に上を考えていた。果たして、優の予想は妄言なのか? それとも真実なのか………!?

To Be Continued………




次回予告
守城の反撃が止まらず、更に力豪側も焦りが見え始め、試合は遂に1点差に。だが、滝川は諦める様子を見せず、なんとか{炎のダンク(バーニングダンク)}を狙おうとするが………!?
次回「もうお前に撃たせるものか」
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