幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
戦記と湯津が本領を発揮し、力豪への反撃を続けていく。更に力豪は、焦りを見せだし………!?


第114話 もうお前に撃たせるものか

戦記の策を前に、力豪は最早追い詰められていた。笹掛のスリーは、山野のせいであてに出来ず、インサイドは湯津が支配。そして司令塔の戦記もスティールや、無言の威圧で力豪の戦意を削ぎ落としていき、第3Q残り2分。気がついた時には、35vs36の1点差。

 

滝川「(まずい………守城がスローペースだからこそまだ逆転されていないけど………皆の戦意が崩れかけている………)」

 

滝川はチームが瓦解しかかっている問題に頭を悩ませる。今の力豪にとっては1点差の有利などあってないようなもの。

 

積牙「守城が完全に試合を支配していますね………これは完全に力豪の負け………でしょうか?」

 

これを見た積牙は、守城の勝利を嫌でも感じ取ってしまう。しかし優は、滝川の諦めない様子を目にする。

 

優「滝川さんが戦記さんに勝てるか………それで全てが決まるよ。無理なら………守城が勝ち、守城の優勝は確定するだろうね………」

 

力豪が勝てるかは、滝川が戦記を倒せるかに賭かっている。これが無理なら力豪は勝つ事など出来ない。

 

滝川「皆! 焦る気持ちは分かるがここはクールに行こう! 俺がこの状況を何とかする」

 

滝川もそれを分かっているのか、手を叩いてチームを鼓舞し、自分に注意を引きつける。

 

戦記「………賭けてきたな、滝川………!」

 

それを見た戦記は迷わず確信した。滝川はここで勝負を仕掛けるつもりだと。

 

山田「キャプテン!!」

 

そして、力豪ボール時に、山田が滝川に迷わずパスを送る。滝川はゴール下でボールを受け取るが、そこへ戦記が駆け込んでくる。

 

滝川「(絶対にここでゴールを決める!! 俺の{炎のダンク(バーニングダンク)}で、チームを鼓舞するんだ………!!)」

 

滝川は引こうとはしなかった。そして、迷わず飛び上がると………

 

滝川「行くぞ戦記! これが俺の………{炎のダンク}だ!!」

 

滝川は渾身の{炎のダンク}を放つ。しかし、滝川が飛んで間もなく、滝川は戦記と接触。戦記は地面に倒れた。

 

滝川「なっ!?」

 

湯津「戦記!?」

 

これには両チーム共に驚きを隠せなかった。そこへ審判が笛を鳴らし………

 

滝川「プッシング! 赤4番!!」

 

滝川のファールと取った。

 

滝川「なっ………!?」

 

つまりこのダンクは失敗に終わったばかりか、滝川のファールだけが増えた。戦記は少しして立ち上がると………

 

戦記「最後のダンクが封殺されてしまったな、滝川」

 

挑発するようにそう言い放つ。

 

滝川「最後………!? どういう意味なんだ、戦記!?」

 

戦記の挑発に首を傾げる滝川。

 

戦記「………簡単な事だ。もうお前に撃たせるものか………!!」

 

戦記はそんな彼に、挑発的な言葉を返したのだった………

 

 

 

滝川渾身の{炎のダンク}まで完璧に封殺され、更に戦記の宣言。勝負の流れが力豪不利と誰もが感じるのに、そう時間はかからない絶望的な状況なのだった………

To Be Continued………




次回予告
守城の超防御力によって、滝川にボールが渡らなくなってしまい敗北は免れない事態に。それでも滝川は諦める様子を見せず………!?
次回「まだだ」
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