幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
力豪戦に向けて練習をする優達。そんな彼等を、優達のクラスメイトである赤薔薇達が応援団として駆けつけてくれて………?


第118話 久しぶり

練習後、優達は体育館の片付けを経て、各々家に帰る事に。

 

優「じゃあ、明日は力豪戦だ。各自、しっかり休んで明日に備える事! 解散!」

 

優の解散指示から、積牙達は帰る事に。

 

美矢「おーい、キャプテン。ちょっと………」

 

そんな中、美矢が優に用件がある様子を見せるが………

 

赤薔薇「優くん、春香ちゃん、バスケのルール教えてくれないかな? 応援するとは言ったけど、バスケのルールとかは全く分からなくて………!」

 

赤薔薇達応援団が先にゆう達へ声をかけた。それを見た美矢は………

 

美矢「………まあいっか」

 

赤薔薇達との会話を優先させてあげるかと、1人学校を後にした………

 

 

 

だがそんな彼女が向かったのは自宅では無く、明日香が入院している巫魔病院だった。彼女は明日香の病室へ足を運ぶ。そして、明日香の部屋の扉をノックして病室へ入った。

 

明日香「あっ、美矢! 久しぶり」

 

明日香はベッドの上でバスケ雑誌を読んでいた。怪我をしている右足にはまだ包帯が巻かれている。

 

美矢「久しぶり………右足はどうなんだ?」

 

美矢は真っ先に明日香の足を心配をしていた。

 

明日香「普通に歩けるくらいには回復したよ。今はまだ保険って事で包帯を巻いているけど骨はくっついたらしいから、そう遠くないうちにバスケ部に戻って来れると思う」

 

明日香はそう言ってベッドから降りて、美矢の方に歩いてくる。特に痛そうな様子は見せていない為、明日香の右足が殆ど回復している事は美矢でもすぐに分かった。

 

美矢「そうなったら………12番のユニフォームを返す日も近いかもな」

 

美矢はそう呟く。しかし明日香は………

 

明日香「いや、それは美矢のユニフォームだよ」

 

12番のユニフォームをそのまま美矢に譲るつもりだった。

 

美矢「でも………! これはアンタが必死に努力して掴み取ったユニフォームじゃないか! 私がそれを奪うような事になって本当にいいのか………!?」

 

美矢本人は、明日香の努力を考え、受け取る事を躊躇っていた………

 

明日香「私が譲るって言ってるんだからいいんだよ。私は美矢程上手くも無いし………それに、前に言ったじゃん。私はアンタのバスケが見たいって。中継だけど試合も見たし、イバラキの高校バスケ雑誌だって何回も見返した。その度に思うんだ。私の選択は間違ってなかった………ってさ」

 

しかし、明日香自身はユニフォームを譲った事に後悔を持ってはいなかった。

 

美矢「明日香………」

 

そんな彼女の言葉に、美矢は驚くと共に感心する様子を見せていた。

 

明日香「ほら、行った行った。明日も試合なんでしょ? 力豪戦、期待してるからね!」

 

明日香はそう言うと、美矢を暖かく見送る事に決めた。それを聞いた美矢は思わず泣きそうになるが………

 

美矢「………任せとけ! 絶対に巫魔高校を全国大会に連れて行ってやらあ!!」

 

明日香に対しそう意気込みを口にして病室を後にする。明日香は美矢を見送った後、バスケ雑誌を手に取り………

 

明日香「………頑張ってよ、皆………!」

 

優達に対し、密かにエールを送るのだった………

 

 

 

迫る力豪戦を前に、美矢は1人明日香の元を訪ね、明日香の元で全国大会出場を誓った。果たして、美矢の誓いは現実となるのか………!?

To Be Continued………




次回予告
優達が家へ帰ると、ミドレーユとして面識があった人物、椿が優達の住む家へやってきた。彼女は、優達を応援する為に東京からわざわざやってきたようで………?
次回「頑張ってください」
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