幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
優達が家に戻ると、彼等の家を椿が訪ねてきた。椿はゆう達の応援の為にわざわざ来たようで………!?


第八章 全国を掴め! vs力豪高校!
第120話 最後の試合だ


翌日、リーグ戦最終日。会場の体育館では既に守城と利毛が試合を行っていたが、その差は圧倒的で、64vs0と、守城の無失点で残り5秒。ボールは戦記が持っていた。

 

利毛4番「止めろ! なんとか戦記からボールを取れ!!」

 

利毛は最後のあがきとして、戦記からボールを奪おうとするが、戦記は軽々とディフェンスをかわし………

 

戦記「これで終わりだ………!」

 

戦記はスリーポイントシュートを放ち、これを見事に沈めた。同時にブザービーターが鳴り、試合は67vs0で終了。

 

観客「守城高校優勝だああ!!」

 

守城高校はリーグ戦を全勝で見事優勝。湯津達は喜ぶ様子を見せるが、戦記にとっては優勝などどうでも良かった。

 

湯津「おいおい、戦記。優勝だぜ! もっと喜べよー!!」

 

湯津は茶化すようにそう声をかける。

 

戦記「………俺達の優勝は今日の大会においては前座に過ぎん。むしろ本番はここから………巫魔と力豪。勝った方が全国へ行く事になる。俺の興味は既にそっちにあるさ………」

 

だが戦記の注目は、優達の試合だった。それを聞いた湯津は………

 

湯津「とことん自分の勝利は喜ばないな、お前は………」

 

やれやれという様子を見せながらも、彼らしいと納得するのだった………

 

 

 

それから数十分経ち、この日の本丸、巫魔vs力豪の試合が始まろうとしていた。巫魔のベンチでは、優達が最後のミーティングをしていた。

 

ゆうか「さて、今日の力豪戦の指示だけど………言うまでも無く、それぞれのポジションの選手を相手してもらうわ。優くんなら滝川くん、積牙くんなら月宮くんみたいにね」

 

ゆうかの指示は特に変哲の無いマンツーマン。しかし………

 

優「でも、勝ちたければ滝川さん達に勝つ事が絶対条件………ですよね?」

 

ただマンツーマンをやっていれば勝てる訳では無い。勝つ為には、滝川を始め、力豪の3年生メンバーを何とかしなければ巫魔に勝ち目はない。

 

ゆうか「そうね………前の練習試合ではある程度は渡り合えたからなんとかなったものの………あっちが私達との試合を経て、何も対策しないとは思えないわ………」

 

しかし、ゆうかは力豪が策を取ってくる事を予感していた………

 

 

 

その頃、力豪ベンチでは………

 

由乃「巫魔選手は、前と大幅にスタメンを変えてくるとは思うけど………間違いなく優くんは出してくる。滝川くん、月宮くん、今回の試合、如何に優くんを仕事させないか。それが影響してくると思うわ。そこで………」

 

力豪監督の由乃は巫魔を、特に優を警戒していた。だが、巫魔は強豪校相手には優を出さざるを得ない事を理解している由乃は、滝川と月宮に策を伝えるのだった………

 

 

 

そうして、両チームが大きな緊張感に包まれる中、審判が試合開始を宣言する。それを聞いた優は………

 

優「全国大会出場を賭けた最後の試合だ………必ず勝つぞ!!」

 

リーグ戦最後の試合にて、チームを鼓舞する。

 

春香達「おおー!!」

 

春香達は優の鼓舞に声を上げて気合を入れる………

 

 

 

滝川「行くぞ、皆! 今回も巫魔高校に勝って、全国へ行くぞ!!」

 

だが同時に滝川もチームを鼓舞する。

 

月宮達「おう!!」

 

そして月宮達も気合を入れる。両チームの気合いは誰が見ても十分なものだった………

 

 

 

遂に始まろうとする巫魔vs力豪。果たして、全国大会出場を賭けた最終ゲームの行方は………!?

To Be Continued………




次回予告
巫魔vs力豪の試合がいよいよ開幕。光一がジャンプボールを征するが、滝川と月宮の2人は初っ端から巫魔を抑える行動に出る………
次回「君を働かせはしないよ」
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