幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
チームに対し、本来のプレイをする事を宣言した優。そして始まる第3Q。優は再びダブルチームに阻まれるが、隠し続けた本来のシュート力を見せつけ、見事スリーポイントシュートを決めたのだった………


第129話 復活したんだ

観客「は………入ったー!?」

 

長きに渡る沈黙は、とある観客の声によって驚きの声へと変わった。

 

光一「ま、マジかよおい………!!」

 

積牙「キャプテンがスリーを………!?」

 

優本来のシュート力は、巫魔のメンバーに対し衝撃を与えた。

 

月宮「あ、有り得ねぇ………!」

 

滝川「今までの戦術が嘘のようなシュート力だ………!」

 

優はダンクしかできないと考えていた力豪も当然困惑。それだけでなく、観客も一喜一憂する様子を見せた。

 

赤薔薇達「ナイスシュート! 優くーん!!」

 

赤薔薇達応援団は素直に賞賛する様子を見せる。そして、湯津は驚きのあまり口が塞がらなかった。

 

修也「ミドレーユ………!!」

 

その一方で、修也達は驚きつつも、かつての優が復活した事を嬉しそうに見ていた。

 

戦記「ミドレーユ………優の事か?」

 

戦記は修也が思わず発したミドレーユというワードに反応する。

 

湯津「し、知ってるのか………?」

 

少しして我に返った湯津は、戦記に対しそう問いかける。

 

戦記「名前と噂はな。だが、まさか優がそうだったとは………」

 

戦記はミドレーユを個人的に知っていたようだが、それが優だと言うのは今知ったようだった。しかし、彼はどこか楽しそうな様子を見せ………

 

戦記「………ウチとの試合であのプレースタイルを出されていたら勝てなかったかもな」

 

と、もしもの話を口にしたのだった………

 

 

 

会場に衝撃が走った優のスリーポイントシュートだが、力豪は諦めずに食らいついていく。優は滝川をマークするが、パスを出させまいと必死にマークする。

 

笹掛「山田くん! 月宮にパスよ!」

 

笹掛のアドバイスから、ボールは山田から月宮に渡る。月宮はマッチアップ相手のレイをかわし、光一の前に立つと、フックシュートを放つ。光一は懸命に止めようとするが、ボールは光一の手が届かない高さに伸びた。

 

光一「くそっ………!!」

 

月宮「(もらった!!)」

 

月宮のフックシュートが決まる………そう思われた瞬間、光一の後ろから1人の右手が伸びる。

 

滝川「なっ!? 優くん………!?」

 

なんと優は、滝川のマークをやめ、月宮のフックシュートを止めに来た。優の手は月宮の放ったシュートを捉え、地面に向かって叩き落とした。

 

月宮「なんだと!?」

 

シュートを止められた月宮は驚きを隠せなかった。幸い、優がブロック時に弾いたボールはコートのラインを超えてバウンドした為………

 

審判「アウト・オブ・バウンズ! 白ボール!!」

 

力豪ボールでの再開に。しかし、前半とは打って変わって、優は試合の流れに乗り出していた。それを見た修也は………

 

修也「(ミドレーユ、遂に復活したんだ………本来持っていた広く正確なシュート力と、相手のシュートを止める迷い無き心を持って………!!)」

 

優の完全復活を心の中で喜ぶのだった………

 

 

 

本来のシュート力が明らかとなるばかりか、それに合わせて試合の流れを掴む優。このままリードを維持して逃げ切れるのか………!?

To Be Continued………




次回予告
まだ続く力豪の攻撃。滝川は{炎のダンク(バーニングダンク)}を狙い飛び上がる。しかし、優は{炎のダンク}へ真正面から挑戦し………!?
次回「破ってみせる」
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