幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
復活した優のシュート力に、会場内で衝撃が走った。更に優は、光一を超える高さから月宮のフックシュートも止めてみせるのだった………!!


第130話 破ってみせる

だが、力豪のスローインで試合は再開。笹掛が山田にボールを回すが、美矢が山田の前につく。

 

山田「(本当は月宮さんに回したいが………またあの4番に止められるのはゴメンだ………! ならば………!!)」

 

山田は美矢をかわして滝川へパスした。

 

滝川「さっきのでよく分かったよ、今の君を倒すのに相応しいのは………このシュートだって事を!!」

 

滝川はそう言うと、軽い助走を挟んで勢いよくゴールへと飛んだ。

 

湯津「{炎のダンク(バーニングダンク)}………!!」

 

滝川のダンクに散々苦戦させられた湯津は、自分よりも小柄な優に対し心配する様子を見せる。だが………

 

優「(来た………!)………そのバーニングダンク、破ってみせる!!」

 

優はそう言ってジャンプ。1vs1の構図に持ち込む。しかし、この時の優は誰もが想像しない動きを見せた。

 

滝川「(………!! 右腕の位置が低い………!?)」

 

なんと、優は右腕を自身の頭くらいの高さにしか挙げていなかった。そして間もなく、滝川の持つボールを横から勢いよく叩いた。

 

滝川「なあっ!?」

 

これにより、滝川の持っていたボールはあっさりコートの外へ弾き飛び、バウンドした。

 

審判「アウト・オブ・バウンズ! 白ボール!」

 

またしても力豪側のスローインだが、優が{炎のダンク}を止めた事で、会場が沸きあがる。

 

赤薔薇「きゃー!! ナイスブロックよ、優くーん!!」

 

優を応援する赤薔薇達のテンションも最高潮だった。

 

修也「ミドレーユ………!!」

 

優のスーパーセーブは修也達や湯津を驚かせていた。 そして戦記は………

 

戦記「………成程、優はあのダンクの原理を見抜いたのか………!」

 

{炎のダンク}の原理に気づくと同時に、一足早くそれに気づいて見せた優に驚いていた。

 

湯津「原理? なんだそりゃ?」

 

湯津が原理について問いかける。

 

戦記「滝川のダンクはゴールに向けて力が加わっていたんだ。そして滝川のパワーはお前よりも強い。だから真正面からのブロックはまるで意味がなかったんだ。しかし、ゴールのある方へ力をかけすぎているせいで、真横は無防備だった。それに気づいた優は、真横からボールを叩き落とすという方法を選んだんだ」

 

どうやら、{炎のダンク}はゴールに向かって力がかかっているようだった。しかし、他の方向からの力はかなり脆い。だからシュートを防げたのだという。

 

戦記「………次は俺も真似するか………!」

 

優の咄嗟に生み出した攻略法に、戦記も思わず真似をしたがる様子を見せたのだった………

 

 

 

依然危機の続く展開の中、優は滝川の{炎のダンク}も止めてしまった。力豪の2大プレイヤーを止めてしまった巫魔は、このまま勢いを伸ばせるのか………!?

To Be Continued………




次回予告
優のスーパーセーブ2連発で、巫魔の勢いは最高潮に。更に、優のオールラウンダーとしての腕が本領発揮し始め………!?
次回「最早敵無しだな」
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