滝川と月宮のシュートを止めた優達巫魔は反撃。優の鋭いパスからの春香がスリーポイントシュートを決めて、更に点差を広げたのだった………
春香がフリースローを沈めた後、巫魔は次々と点を伸ばして行く。
滝川「ぐっ………! まだまだ!」
そんな中でも滝川は諦めずに勝負を挑むが………
審判「ホールディング! 白4番!」
懸命なディフェンスは虚しくも滝川のファールが積み重なるだけだった………
そして第3Q開始から8分。59vs44と巫魔と力豪は点差が15点差にまで開いた。
由乃「(まずい………巫魔との点差は15点。そればかりか………)」
力豪監督、由乃の不安は強まる。更にその直後………
審判「プッシング! 白4番!」
滝川が3つ目のファールを犯してしまう。
由乃「(………滝川くんのファールが増えるばかりね………)」
前日の滝川のファールトラブルが由乃の頭を更に悩ませた。一方、優は滝川のファールが3つになった事に目を向ける。
優「3つか………」
優がそう呟くと、美矢が近づいてきて………
美矢「どうしたんだ、キャプテン?」
優に対し声をかけた。
優「いやあさ、滝川さんがこれでファール3つじゃないか? これをモノに出来たらかなり大きいと思うんだよね」
優はこの場面で、滝川のファールトラブルが利用出来るのではと考えていた。
美矢「キャプテンにしては強かだな………まあいいか。確かに滝川の力を抑えられればこちらの有利になるのは確かだな。よし、じゃあ私がサポートする。今のキャプテンが滝川に負けるとは思えねぇしな」
美矢は優を信用し、優と滝川をとことんマッチアップさせる事に決めた………
そうとは知らず、滝川は………
滝川「皆! 15点離されたけど、まだ第3Qだぞ! 逆転を最後まで諦めちゃダメだ!!」
チームの鼓舞をしていた。月宮達はそれに頷く様子を見せる。しかし、笹掛は滝川に近づくと………
笹掛「逆転を狙うのは勿論だけど………アンタも気をつけなさいよ。もうファール3つなんだから」
滝川にファールを気をつけるよう警告をする。
滝川「ああ、気をつけるよ」
滝川は笹掛の警告を聞き入れる。しかし、笹掛の不安は晴れない。
笹掛「(………滝川を疑うわけじゃないけど………さっきから4番、白宮優くんがそれ以上の力を見せている………それが気がかりで恐ろしいのよね………)」
笹掛は優に対し、強烈な危機感を感じていた。そしてその危機感は事実となって現れる事を、この時の力豪選手達は誰1人知らなかったのだった………
最大15点差のリード。そして滝川が3ファールという、巫魔にとってとてつもないアドバンテージがあるこの状況。更に優は滝川のファールを利用しようとする。様子も見られる中、第3Qはどのような終わりを迎えるのか………?
To Be Continued………
次回予告
滝川とのマッチアップ。優は更なる得点を増やす為にダンクを狙う。これを打ち落とそうと滝川は勝負へ挑むが………!?
次回「勝たせてもらう」