幻想籠球録~低身長バスケ部の記録~   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
力豪相手に15点差のリードをつける巫魔。更に滝川が3ファールになった事で、優達は更なる策に動こうとしていた………


第133話 勝たせてもらう

巫魔のスローインで試合再開。ボールは美矢へ渡り………

 

美矢「速攻! まだまだ点を取っていこう!!」

 

美矢は速攻をかける。それを受けて優達も走る。

 

滝川「ここは何としても死守するぞ!」

 

これ以上点差を離されないよう、力豪も必死に応戦する。

 

美矢「レイ!」

 

美矢は自身より少し先を走るレイへ声をかける。

 

月宮「(そっちか………!)」

 

月宮はレイの方へ走り出す。しかし美矢は………

 

美矢「なーんてな!」

 

そう言って優へパスを出した。これにより、優と滝川の1vs1に。

 

優「行くぜ、滝川さん!!」

 

優はそう言うと、ボールを右手で掴んで勢いよく飛び上がった。

 

笹掛「(ダンク………!!)」

 

滝川を相手に強気の攻め。それを見た滝川は………

 

滝川「受けて立つ! うおおおおっ!!」

 

優のダンクに対してジャンプで対抗。しかし………

 

優「(不本意だけど………この方法で勝たせてもらう………!)」

 

優はここで滝川を締め出すつもりだった。実はこの時の優は、滝川の軌道を予測しながらジャンプをしていた。そして、優の予想は当たり………

 

滝川「………!? あっ!?」

 

優と滝川は接触。審判の笛が鳴る。優は体制を崩されながらもボールをゴールに向けて放り込んだ。優が放ったボールはゴールリングの中へと吸い込まれ………

 

審判「プッシング! 白4番! バスケットカウントワンスロー!!」

 

追加の2点にフリースロー。そして………

 

月宮「よ………4つ………!!」

 

滝川の4ファールが加わった。力豪にとっては最悪の事態だった。

 

美矢「よーし! ナイスだぜキャプテン!」

 

一方、巫魔にとってこれはとてつもない追い風。勝ち逃げをするにはこの上ない最高の状態だった。その直後………

 

審判「交代です!」

 

力豪は滝川を止む無く下げる事に。力豪は9番の安元というPFの選手を出すが………

 

戦記「バックアッププレイヤーを出すしかないのは明らかだが………PFは優。今の巫魔相手ではレベルが落ちてしまう事は明らかだ。ただでさえ17点差なのにこれは厳しいな………」

 

観客席の戦記がすぐに分かるくらいには力豪も絶望的盤面だった。しかし力豪監督の由乃は………

 

由乃「皆! 第3Qは残り1分! 勝つ為にはこれ以上の失点が許されないわ! 絶対に守って………そのうえで点を入れて!!」

 

力豪を勝たせる為にまだ諦める様子は見せない。

 

優「相手監督はまだ折れていれないか………」

 

と、由乃の諦めない様子を目にするのだった………

 

 

 

滝川を4ファールで下げる事に成功し、更に17点差プラスフリースロー1本の圧倒的な巫魔有利。しかし、まだこの時はコートの誰もが知らなかった。ここから波乱の展開が続く事を………

To Be Continued………




次回予告
優がフリースローを沈め18点差。力豪にとってこれ以上の失点は最早許されない。滝川が抜けた盤面の中、月宮と笹掛の3年生コンビが敗北に抗うプレイを続け………!?
次回「負けられねぇんだよ」
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